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(文章の勝手イメージ)
【赤い髪の女ツネ嬢】 (34)
【物事の突き詰め方】
ツネ。暗い留置場でな。ツクヅク想ぉたそぅやネン。
「もぉぅ。ウチぃ。ドッカニ逝きたいはぁ。」 ット。
人一人がナンとか横になれるだけの、コンクリートの床に固定された鉄製の小さな寝台。
寝苦しさで少し動けば、狭い房内に金属の擦れる軋み音が響く。
堅い寝台の上で永い夜を過ごした犯罪者。未決囚達。
再び寝苦しい夜が明ければ、厳しい取り調べの繰り返し。
其れを想いながらの永い夜を眠れずに耐え忍ぶ。
寒い夜でも、己が犯した罪の重みに懊悩する犯罪者。
犯した罪に慄く心が、肌から滲み出させる汗を酷く厭な臭いにさせる。
幾人もの罪人の汗が沁み込んだ使い古した毛布。
ツネ。顎までコノ湿った毛布に包っていた。消灯された暗い房内で。
壁際で房内の者に背を見せ、キツク眼を瞑り身動きもせず眠っているフリをしていた。
ナニも考えないで眠ろうとしていた。考えてもドナイしよぅもなかったから。
だけど。聴こえてくる。聴きたくもない同房の者らの鼾や歯ぎしり。うわ言。
留置所檻の通路を挟んだ向こうの檻から、悪夢の中でナニかに追われてるのか。
見知らぬ囚人の脅えたような奇矯な呻き声。
すぐ隣の寝台からは、犯した罪の重さがさせるのだろう。
無意識に手足を足掻かせ藻がかせる音が聴こえてくる。
ウチぃ。ヤッパシぃ。本物にぃはぁ。 ット。
幽かな呟きやった。そして想わずに呟いた自分の言葉にな。驚いたそぅやネン。
ソノ無理な望みが叶えられないんやったらぁ。
舌ぁ噛んで自分でな。自分の始末。つけたかったそぅやねん。
ソヤケドぉ。出来もしないコトで。ケジメつけたかてなぁ。
ッテかぁ?
逢いたかったそぅやネン。ワイら。悪タレな連中と。
ヒトさん。独りやったら寂しいぃもんヤネン。
【赤い髪の女ツネ嬢】 (34)
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【紅い髪の女ツネ嬢】
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(勝手イメージ:突き詰めれば此処)
【赤い髪の女ツネ嬢】(33)
【戻れないコト】
「コラッ! ブッサイク(不器用)な。お前の絵ぇぉドイツ(誰)が喜ぶんや。」
ママぁ。店の扉の鍵ぉな。内側から掛ながらやった。
ワイ其れまで。ナンとか隙ぉみて。一目散に逃げるコトぉ考えてた。
だけど。もぉぅ。何処にも逃げるコトができなくなった。 ワイ。ナンも喋れんかった。
ナンぉ喋っても納得してもらえんやろぉと。腹の中で。
ママぁ。ウイスキィーぉガブ飲みした後ヤッタたけど。確かな足取りで戻ってきた。
スツールニ腰かけなおす前にカティの瓶ぉ掴んだ。
座ると勢いよく空のファッショングラス。ワイに向かって突き出した。
ワイ。ママぁが掴んでるカティの瓶を毟り取った。
グラスの八分目まで注ぐと言われた。
「ナンでケチるんや。モット注がんかいな。」
「ママぁ。まだぁ宵の口でっせぇ。」
「ウチの店でウチが勝手に吞んだらアカンのか?ナニぃ偉そうにぃ指図しとんねん。ボケッ!」
仕方なくやった。ファッションの淵から勿体ないけど琥珀の液体。溢れさせた。 「ママ。ワイな。ナンも絵ぇなんかぁ。コサエタ(創った)心算ぃナイがな。」
「ホンならナンで溝鼠ぃみたいにぃ。裏でコソコソやってるんや。」
ママぁ。グラス掴んだ手ぇが濡れても。ナンも感じてない様子やった。
「ナンもシテまへんがな。ワイにソナイな器量ナイン。ママぁがイッチャン(一番)知ってますやんかぁ!」
「オマエの。ナンも考えんドタマ(頭)が読めんサカイ。ドタマにきてるんやないかッ!」
「ヨッ。読めんッテ!ママッ。ワイのコトみんなお未透視とチャイますんか!」
ママぁ。ファッション呷った。
グラスの底に一オンスくらい呑み残しながらユックリ顎ぉ落し俯き加減に。
下からワイの眼ぇ覗きこんできた。唇にファッション咥えたままやった。
「オマエと縄澤。ナンぉ企てとんや?」
咥えたグラスのせいで籠もったよぅな抑えた喋り方やった。
喋るとき。グラスの内側が吐く息で白く曇った。
ワイが覚悟ぉ決める間。
ワイとママぁの間の狭い空間が。無言の重たさで満たされていた。
ママぁとワイのな。焼け糞な気分も辺りに充満してた。
「ママ。ツネのコト知っとるんやろ?」
ママぁ。右の眉毛ぉあげた。への字になってた。
少しぃ。顔が曇った。ワイ。ヤッパシなぁ!ット。
ワイな。ヒトさんの生きてるなぁ。イッパイなぁ。ヤヤッコシぃことが充満してるコノ世の中。
ヒトさんに勝手にぃ。弄りまわされたくない。ヒトさんの事情があるんやと想います。
ワイにもありますんやで。
其れこそなぁ。ドナタにも言えんことがぁ。
イッパイなぁ~!。
【赤い髪の女ツネ嬢】(33) |
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(イメージ:流しカウンター)
赤い髪の女ツネ嬢】(32)
【流され逃亡未遂】
街に夕暮れが迫るコロ。
トトマチ(魚町)通りの舗道にチャリ(自転車)乗り上げ停止するまえに降りた。
某倶楽部がある地下に向かって、灯りの燈らない薄暗い階段。駆け降りた。
ソノ勢いで店の重たい漆塗りの扉。右肩で押し開けようとした。
厚い扉の向こうから怒鳴り声が漏れ聴こえた。
ワイ気持ちが怯んだ。扉に押し当てた右肩の力が抜けた。
真鍮製細身のドアハンドル掴んだ手からも。
「ッチ!」 自然とでた。
ケド。怯んで躊躇した己の心の弱さが恨めしかった。
ママぁ。入口正面カウンター前でコッチに背を向け、仁王立ちしてる。
和服の右袖から二の腕キッチリ横に剥き出し、握り締めた受話器に喚いてた。
ワイ。ドアの陰から首だけ伸ばし、固唾ぉ無理ヤリ呑み込み眺めてた。
ママぁ。バックボード向いたまま、左手ぉワイの方に伸ばし手招きし。
隣のスツール席の背当てぉバンバン叩く。
ワイ。諦めた。(クソババァ。地獄眼ぇしとる!)
受話器ぉ齧りそうな勢いで、口汚く喚きマクッてた。
掴んだ受話器。憎らしげに見つめると電話機に叩きつけた。
ユックリト受話器から手を放しながら、ワイの方を向く。
「アンタ。ナンぉしでかしたんやッ!」
真横に居るワイにはママぁの視線。ホンマモンの上から目線やった。
ワイ。返事もせんとスツールに浅く腰かけ、カウンター向こぉの硝子拵えの棚ぉ眺めてた。
ライトに照らされた色つきボトルの中で妖しく輝く、ヒトの酔いぉ強烈に求める液体。
瞬きもせんと眺めるしかなかった。
ママぁの厳しく険しいぃ視線。ワイの横顔をな。一分の揺るぎもなく刺し貫くのぉ感じてた。
ワイ、タダタダ修行僧の無言の行してました。ママぁもダンマリ付き合いしよった。
互いに押し黙りの我慢会やった。
ママぁが動いた。ワイ動けんかった。前ぉ向いたままやった。
壁際の控えボトル棚に幾つも並んだ小さな扉がな、忙しく開け閉めされる音。
絨毯の上で和草履が擦れる足音。ワイの背中に近づいてくる。
突然!ワイの眼の前ぉボトルの首ぃ掴まれたカティサークが翳めた。
黄金色ジュラルミン製カウンター天板壊れる勢いで無理ヤリ着地。
「コラ! 呑まな言えんのか!」
喋りながらボトルの首ぃ掴んで揺する。ジュラルミンと硝子瓶が軋んで擦れあう厭な音。
「ナンもしてませんはぁ~!」
「言えへんコトがぁ~!あるんかぁ~!」
「ワテにぃ嘘ぉ吐くな!ボケっガぁ!」
ワイ。黙ってスツールから離れ、カウンターの中に入った。
久しぶりにカウンター内ぉ眼にした。自分の縄張り(仕事場)が懐かしかった。
ママぁ。仕事中でも仕込みの時でも、ワイがカウンターの中に居る限りはな。
絶対にぃ無茶なコトは言わへんかった。
硝子棚に並んだグラスの中から、ファッショングラスぉユックリ探した。
「逃げるな!」
「逃げてまへん。」
「コッチ座れ!」 掴んで揺するボトルの底が割れそぉな勢いやった。
この時。馴染みの酒屋の若いモンがドア開け、ビールケース抱えて入ってきた。
「済まんけど、取り込み中やねん。後にしてくれるかぁ。」
若いモン。場の雰囲気ぉ察し直ぐに出ていった。
ファッション二つ掴んで表に出た。スツールに坐り直した。
ママぁがキツク握り締めたカティぉ獲りあげボトルの封ぉ切った。
自分のファッションに半分まで注いだ。
「タランやろ。モット注がんかい!」
「ワイ酔わせてナニしますのん?ママぁ。」
ット。言いながらグラス。口に運んだら後頭部ぉ。
オモイックソ怒突かれた。女とは思えんクソ力やった。
前歯の先がグラスの縁に当たったら、グラスの縁が少し毀れた。
舌先にぃ、細かい尖がった硝子の欠片が刺さった。
「ナニぃしますのぉ。座ったらよろしいやんかぁ。」 血ぃの味ぉ嘗めながらな。
「夜中にぃ。縄澤が電話してきたで。」
(クソデカがぁ~!。ナニぃ企んでるんや?クソボケダボぉ~!クソァホシネクタバレ・・・・キッチリ型に嵌めたるイッパイ踏んだるぅ~!) アラン限りの悪態爆弾がな。ワイの脳裏で全面核戦争状態やった。 「なんでぇ?」 ヤットの思いでやった。
舌先の血の味。ウィスキーで喉の奥にと流し込んだ。
グラス。カウンターに打ち付け置いた。
「フンッ!ダボが。」 ママぁが鼻で嗤いよった。
ボトルの注ぎ口ぃファッションの縁に打ち当てユックリ注いだ。
グラスの縁。山盛り状態まで注いだ。
少し零れたケド無視した。
零れたグラスを掴んだら指が濡れた。
再びグラス。呷ろぉとしたらママぁがワイの耳元に囁いた。
「アンタな。ユウベ(昨夜)花火ぃ挙げたんやてな。」
「誰がぁ?」
ママぁ。ワイの訊き返しに返事もせんと。ワイのマナコぉ(眼ぉ)覗きながらやった。
自分の手元も視んと自分のファッションにカティぉ注ぎはじめた。
片手でボトルの首ぉ掴む注ぎ方やった。
グラスの縁からな。キッチリ1オンス少なく琥珀の液体注いだ。
ワイの眼ン玉ぁ覗きこんだままやった。
ファッションぉ口に運んだ。息も吐かんとイッパツで゙呑みこんだ。
(マズイ!マッ、ママぁ本気やでぇ!)
ママぁ。呑み終わると息も吐かず着物の袖内ぉ弄り。袂落とし取り出した。
ソノ小さな袋からな。豪華な紙製の化粧箱。独逸煙草ゲルベゾルテ。
赤い口紅差した唇。ほくそ笑むように薄っすら開いた。
「アンタ。お前な。自分で絵ぇ描いてる心算なんか?」
囁くように喋る唇。動かんかった。
ペッタンコな両切りタバコ。ユックリ咥えながらやった。
「喋れ。」
「ナンぉですんか?」
「アト何丁ぉぅ。抱えとるんや。」
ワイ。嘘ナ言い訳しよぉとしたら店の扉が突然。開いた。
「オハヨォゴザイマスゥ」 出勤してきた店の妓(ホステス)だった。
「❍○チャン。今日は店はオヤスミしますんよぉ。」
ママぁ。猫撫で声やった。
クソ狸ぃババァ。ガァ~!
【赤い髪の女ツネ嬢】(32)
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(イメージ)
赤い髪の女ツネ嬢】(31)
【暗闇遊び】
ワイと❍○サンの若い衆が逃げ込んだ村はずれの鎮守の森。
真夏のコロには、鬱蒼と生い茂る樹木で覆われる。
明るい日差しの昼間でも薄暗い。
互いに絡み合う樹木の枝の葉影で隙間なく覆い尽くす。
葉の影は、天に瞬く綺麗な星空を隠す。
枝の隙間の空間に浮かぶ星明かり。寸で輝き音もなく瞬いてた。
黒影の大鳥居ぉ抜けると、石畳の境内までの細い参道。
闇夜に幻想かとな灰色浮かび。
慄く心ぉ恐ろしさナダメにて、怯む心の奥隠しで暗闇覗き。
恐怖に負けるカモと、意地でカット見開きたる眼ぉ透かし眺める。
参道。物の怪幽霊ドモが、闊達に揺らぎ歩く路のような気がした。
黒闇の中に浮かんだ道だった。
ワイ。気味悪かった。 参拝者専用の玉砂利が敷き詰められた駐車場。
星の瞬き輝きはたよりなく儚げだった。
停めてたアメ車。本殿横の社務所建屋の影の中に溶け込んでた。
タダの鉄塊影。
広いアメ車のフロント硝子、小さな星々の影を映してた。
手探りでアメ車の重たい助手席ドア取っ手ぉ掴み、少し引いた。
車内灯が点いた。
「ッチ!」 ワイ、咄嗟に舌打ち。
「スイッチ切るん忘れてました。」 若い衆が鼻詰まりの囁きで謝る。
若い衆。慌てて運転席にもぐりこむ。室内灯が消えた。
辺りに暗闇が戻ったけど、ワイの眼の前では灯りの残像が輝いてる。
ドアを大きく開く。
ケツから乗り込もうとしたら聴きたくもない声がした。
ワイの背中に訊き間違いのない問いかけ言葉。
「ドナイなんや?」
声の主は直ぐに判った。
ワイ。ユックリと闇に向かって振り返る。
神社の本殿の黒い影を背負う男の影がたっていた。
「ドナイって?」
「雷が三回鳴ってたやろ?」
「雷ぃ?」
「アッチの方で稲妻が三回光って落ちたやろ?」
ワイ。声に向き合いながら車のドアぉ背中で押し閉めた。
ワイの背中で運転席のドアが開く音が幽かにした。
運転席の下の玉砂利の上辺りで金属の擦れる音。
「ソナイなモン。キッチリ持って帰らんかい。」 妙に優しすぎる声やった。
若い衆が黙りながら玉砂利からトカレフぉ拾い上げた音。
トカレフを腰のベルトに差すとき、ズボンの生地と革のバンドが擦れる音。
暗闇の静かさの中では、アンガイ大きく聴こえるもんです。
「火ぃ。かせや。」
ワイ。ジッポの火打ちを親指で弾きながら、さしだした。
ジッポの黄色い光に照らされた、視たくもないモンが闇に浮き上がった。
縄澤の俯き加減の顔が。
上目づかいの眼ん球。黄色な白目やった。
厄病神かぁ〜!
煙タぉ大きく胸を反らして吸いこんでた。
吐き出された煙タの白い煙の靄影が、天に向かって噴きあげられてた。
「お前らも吸わんかい。仕事の後の一服ぉな。」
「ワイ。禁煙中ですは。」
「コラ。お前は吸わんのか?」 ❍○サンの若い衆に投げつけ言葉で。
❍○サンの若い衆。無視やった。
隠し事しながら夜ぉ覗きますとな。
夜が物事ぉヤヤッコシクしてくれますんや。
赤い髪の女ツネ嬢】(31)
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(トッパツイメージ)
【赤い髪の女ツネ嬢】(30) 【脅し:クリカエシ】
ワイの若いコロは今の浮世のような便利なモン、無かった。
真夜中に、緊急の揉め事なんかが突発し、直ぐに駆け付けられる近場のモン(者)に報告しようとするやろ。
早速な。ドッカに公衆電話ボックスがないかと、アッチコッチと街中(マチナカ)ぉ探しまわるしかなかった。
他の連絡のとりようは、郵便局の電報。
真夜中でも受け付けてくれてましたさかいな。
ソヤケドな。電報の文面が難しぃんですは。
片田舎のシガナい郵便局でもな。当たり障りのない文面にしなかったらな。
郵便局を出ると、眠気眼のマッポ(警官)が局の表でお待ちかね。
ソヤサカイ、ワイな。イロイロ考えます。
チチッキトク ハハナク イシャカカルケドオサマラズ
(用事は済んだ ケド巧くいかん 逃げられた)
まぁ。隠語の文言なんやけどな。
電報ぉ受け取るモンの頭ん中の裁量で、ドナイでも判断するしかないんですは。
携帯電話。便利ですは。
アン時ぃ。ケイタイがぁ。
あったらなぁ~!
ッテ。
昔ぃに戻れないコトが今じゃぁもどかしいほどなンデッセ。
今の時代の便利さが恨めしくなったりしますねん。
【突発:ドサクサマギレ】
窓硝子が蜘蛛の巣状に割れ、内側に飛び散った。
三発の団栗で。
硝子が割れる音、銃口からの発射の轟音で聴こえんかった。
輝く発砲炎が眩しくて、眼が眩みかけた。
家の中から悲鳴と怒声が迸ったような気がした。
銃把ぉキツク握り締めてたけど、上に向かって高速で銃が跳ねた。
眼の隅に、発砲の光で輝く薬莢が、弾かれたように弧を描いて飛んでいくのが視えた。
四発めを弾(ハジ)こうとしたら右肘を掴まれた。
「カッキョン!」 若い衆が怒鳴った。
其れから全速力でワイと若い衆。駆けましたは。
星明りで白く浮き上がる細い田圃の畦道。
アメ車ぉ停めてる村はずれの鎮守の森まで走るあいだ。
❍○サンの若い衆。笑い声ぉ暗い夜の中で暗い向こう側に向かって迸らせてた。
浅く息ぉ弾ませて神社の石の鳥居ぉ潜る時。若い衆がワイの背中にホザキよった。
「チィフハン。兄弟にぃ!」
ワイ。暗さに躓きかけながら振り返りざま。暗い顔面に拳ぉ叩きつけた。
「あしぃ洗わんかいッ!」 怒鳴った。
暫くは若い衆が鼻血ぉ啜る音がしてました。
「弾きぃ預かります。」
ワイ。黙って銃ぉ闇に向かって差し出しました。
古い記憶は記憶ですがな。
ケド。朧に心を哀しめます。
【赤い髪の女ツネ嬢】(30)
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