流通の歴史と未来のブログ

食品流通は凄く面白い世界です。昔・今・未来を語りたい

現代商業 12

 エンタテイメント性がリアル店舗には欠かせない条件であるという説を唱えているのですが、会話というのも、エンタテイメントの一つであると考えています。

 その際にも、一方ではオタク的な、あるいはプロ級の知識を要求する購入者と、まったく知識が乏しく、どうやって使ったら良いのか、分かっていない購入者とでは、当然のように違う対応が必要です。その振り分けをどのように行うかも、店が持続できるかどうかの分かれ道になるでしょう。
 当然のごとく、会話の内容も違えば、お客をどのように誘導していくのか、お客も店も年月とともに変わっていくことを前提に組み上げていく必要があるからです。

 接客というシーンをどのように演出して行くかがあり、より高度な接客ステップを用意する必要があり、これらは小売店舗が開発するものというより、供給者である問屋が提供できるものでしょう。

 流通業全体から見た時に、マスマーケットである大量販売が可能なのは、購入者がある程度の知識を持っていることが必須条件であるセルフ販売であり、多様な商品を同時購入するスーパーマーケット・タイプが今後ともに大きな役割を果たすのでしょう。
 それでも品目は益々多様になる中で、特定ブランド、特定産地の商品のみのターゲットだけを欲するお客は、時間の節約が可能な通販に流れていくのは抑える事はできないでしょう。

 問題はリアル店舗が生き残れるジャンルは何であり、それもどのくらいの規模の店舗が、マーケットの中に存在できるのかが、まだ、見えて来ない。

この記事に

築地

 この間、久しぶりに築地に。移転は目の前、多分、営業している築地市場を見るのは最後であると思います。感想を含めて。

 場外は完全に観光地と化していました。もはや飲食や小売業者の仕入れ場所ではなく、押し寄せる観光客相手がすべてです。中国人が多そうでした。知っている店が何軒も、既にありません。観光客向けの鮨屋に取って代わった形です。もはや見るべきものは何もありません。

 仲卸が場外にモールを作っていましたが、はっきり言って失敗です。周辺の賑わいからも外れていました。仲卸らしさが全然なく、店員の呼び込みも場外の連中に比べれば、大人しいもので、いったい何をしたいのか全然、分かりませんでした。

 場内は大規模化が進んだというか、かなり整理が進んだのは、移転の前に店じまいするところが多かったのでしょう。市場の中のチラシには仲卸の大量閉店の記事があり、今なお、移転を止めろという悲鳴がありました。

 さて売り場を見回しても、私の知り合いが見当たりません。知り合いには年上の人が多かったですから、もう80代ばかりでしょうから、リタイアしたかなぁ・・・そんな感じです。

 新市場には果たして見学通路以外の現場まで足が伸ばせるか、微妙な話になってきました。移転にあまりにも長い時間がかかったからなぁ・・・・。さてさて市場はどのようになっていくのやら。

この記事に

開く コメント(0)

現代商業 11

 世界の産業をリードするGAFA、Google、Apple、Facebook、amazonとは何であるのか。IT産業と分類はされてはいますが、流通にも深く関与する事業者群です。かつての雄であったMaicroSoftがこの中に入らないというのも、凄い時代の変化であり、あらゆる物品のサービスなり、販売にITが浸透していることの証左でもあるのでしょう。
 そして10年先に、これらの企業群がどのようになっているのか、時代をリードする主役でいられるかは、多分、無理ではないかと思われるくらいの変化です。

 また、これらの企業のすべてがアメリカ企業であるという事も、果たして10年先もそうであるのかは分からない。商品流通という人間に不可欠で、膨大な人々がなりわいとする職業が、どのような形になろうとも、人は毎日、食料、自然が作り出したものを摂取しなければ、命を維持できない。

 保存の技術は進歩していても、鮮度とか、品質にこだわる人々が必ず一定以上存在します。大量生産大量流通がすべてではない世界が一定以上あり、それが食をリードし続けているという現実があります。

 独占と多様性が併存するが故に、事業者の方も大手と零細は互いに補いながら、共存し続けることになる。

 先週は一回も更新できませんでしたが、気を取り直して、頑張りたいと思います。

この記事に

開く コメント(0)

[ すべて表示 ]


.


みんなの更新記事