流通の歴史と未来のブログ

食品流通は凄く面白い世界です。昔・今・未来を語りたい

工場の哲学

 随分、昔の本なのですが、ずっと取っておいたもので、たまたま読むものが無かったので、手にとって時代の変化を強く感じました。

 何が違うかというと問題の設定です。未来論が流行していたのでしょう。1960年代も初めの頃です。話はオートメーションであったりします。労働、当然のように工場労働なのですが、それが問題設定になっています。

 時代は大量生産大量消費であり、共産主義では無いので疎外論ではありませんが、それにしても制御技術について延々と書かれていたりします。工程の分割とか分業とか組織とか、そんな話があり、ある意味では懐かしいのですが、何かひどく仰々しく、「哲学」として語ろうという気負いが痛々しく感じられるところもあります。

 こんなことを語る人は今では学者でもいないでしょう。マルクス主義をやっている人でも、もはや語りようもないものになってしまっています。

 真面目に議論することは、今でもいろいろな分野でありますが、例えばAIとか、ロボットとか、生命に絡む話、あるいは医療とか介護とか、そういうものが時として、現実から離れて観念だけで議論される場合に、何かもっともらしい、あるいは危機感を煽るような、そんなものが数年を経ずにして、まったく何の意味もないものになってしまう。

 この本も長く本棚に眠っていたものですが、感銘することがあったらこそ、棚に収まっていたのでしょうが、時代は容赦なく無意味化して行くことに、ある種の感慨を覚えないではありません。
 

この記事に

大企業

 先日、大手メーカーの展示会に行ってきました。最近、物流分野に進出したらしく、講演会もセットになっていたので、最近、物流フェアに行き損ねていたので、参加しました。

  B to Bに慣れていないからなんでしょうが、講演会の半分以上が、よく知っている業界の現状について消費されました。何でこんな話を長々と聞かされなくちゃならないのか、そんな感じでした。
 そして結局のところは、搬送ロボットの性能しか、残るものはありませんでした。最近、ここらの評価は聞いてないので、何とも言えませんが、まぁまぁのものなんじゃないかと思いました。

 それにしても苦しいというか、脱皮するのが大変なんだろうなぁ、という印象の濃いもので、大企業なるが故の苦しさに満ちていたように思えました。
 こういう場でも、若い者を演壇に立たせないところも、あるいは外部からの新しい血を入れることも、日本の古くからの大企業だと難しいのだろうと思わないではありません。

 はっきり言って、つまらない会でした。やはり一企業の、しかも消費者相手のメーカーでは、それが如何に大手でもフェアとして成り立ち難い。
 本人達にとってみれば先端なのかもしれませんが、世の中的にはちっとも先端では無いところが見えないのでしょうか。こんなリタイアして久しい爺にこんな風にしか見えないのでは大いに問題でしょう。

この記事に

開く コメント(0)

しばらくお休みか?

 母親の病状の進行などで、頭がいっぱいいっぱいになって、流通の話を書けなくなっています。ですので更新はかなり頻度が落ちてきており、今後も続くと思われます。申し訳ありません。

 世の中的にも、この分野にかかわる一般の人達の関心は大きく下がっているようで、外食も、スーパーもトピックがありません。料理の世界も有名シェフの話も立ち消えに近い感じがしますし、生産側の話も減っています。

 食い物に対する関心も、表面的なものが多く、素人がインスタ映えする絵に集中していて、実際の味わいなりについては、美味しいを連呼するばかりで、信頼性の低い話が多すぎます。

 リアル店舗の時代では無いといえば、それまでになってしまうのですが、どういう形になって行くのか、これまたよく感がて行かないとは思ってはいるのですが・・・。

 まぁ、こんな調子なんで、よろしくお願いいたします。

この記事に

開く コメント(0)

[ すべて表示 ]


.


みんなの更新記事