流通の歴史と未来のブログ

食品流通は凄く面白い世界です。昔・今・未来を語りたい

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

 近代化論が終わってさて、何を書こうかと思って、前に書いたものを見直して、修行の爆発的発展という江戸から明治にかけては頓挫したものの、昭和20年以降はどうだったのかを少し書いてみようかと。また、途中で頓挫しそうですが、次に書くものが見当たらないので。

 終戦というか、敗戦というかはともかくとして、大都市のほとんどが焼け野原の状態で、飢餓が蔓延するような事態の中で、都市部で闇市が始まります。詳しくは私の作ったHPを参照してください。

 戦争が終わった後というのは、こういう闇市が登場するものであるかというと、そうでもない場合の方が多いようです。多分、最も比較できる対象は同じ敗戦を経験したドイツであろうと思いますが、資料も何も無いので分からないのですが、我が国と同じようではないようです。我が国ほど無秩序ではなかったように見えます。
 まして他の国々では社会的混乱の中で闇市的なものが登場するかというと、規模の小さいものはともかくとして、これだけの規模で発生するのは、無いのじゃないかと思います。むしろ経済成長で農村から都市部に大量の人々が流入してスラムを作るような場所で発生する小商いの方がよく似ているところがありそうです。

 無秩序の中で力のある者、力を背景とする者達が闇市を運営し支配します。暴力団であったり、戦前まで差別を受けていた朝鮮人、中国人がGHQの力を背景に日本人を脅すことで大都市中心部を不法占拠して闇市での営業を行ったのです。

 これが日本の戦後の商業発展の基礎となったことは間違いありません。戦前の流通チャネルも、それ以前から続いていた問屋や小売も、完全に滅んだ訳ではありませんが、大きな変容を強いられた事は間違いありません。
 闇市の大きな特徴は、小規模、小資本であり、専門知識もないド素人が才覚によって、如何にして金儲けをするかでした。不正は蔓延していたし、それこそ暴力的な無秩序、何でもアリであり、それゆえの開放感なり、自由を意識できるものでした。食品衛生法も消防法もへったくれもない、運営する暴力団の親分から了解とショバ代を払えば、どういう商売でも可能だったことです。

この記事に

全1ページ

[1]


.


みんなの更新記事