Jimmyの明かり窓

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2006年:アメリカ
監督   :クリント・イーストウッド
出演者  :渡辺健、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童
 
 戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本軍の最重要拠点である硫黄島に新たな指揮官、栗林忠道中将が降り立つ。アメリカ留学の経験を持つ栗林は、無意味な精神論が幅を利かせていた軍の体質を改め、合理的な体制を整えていく。上官の理不尽な体罰に苦しめられ絶望を感じていた西郷も、栗林の登場にかすかな希望を抱き始める。
 栗林の進歩的な言動に古参将校たちが反発を強める一方、ロサンゼルス・オリンピック馬術競技金メダリストの“バロン西”こと西竹一中佐のような理解者も増えていった。そんな中、圧倒的な戦力のアメリ
カ軍を迎え撃つため、栗林は島中を張り巡らせた地下要塞の構築を進めていく…。 (allcinemaより)

クリント・イーストウッド監督が「父親たちの星条旗」を撮っていて、
どんどん硫黄島における日本軍、またそれを指揮した栗林忠道という人物に
興味を持ち、日本側からの視点で描いた作品。

先日 BSでクリント・イーストウッド監督の生涯を描いた番組を
やっていてインタビューでそうおっしゃってました。
34歳だったかな、若い頃から監督になろうと会社をつくり努力されて
いたんだな。クリント・イーストウッドがジャズピアノを弾くところもあって
すごく上手でした。

さて映画ですがアメリカ側から見れば山にこもって姿が見えない日本兵も
それぞれ人間としての意志も情緒もあり(当たり前だけど)姿が見えてくる。

日本の戦争映画といえば、上官への絶対服従や理不尽な体罰がよく出てくるので
駐在武官としてアメリカに滞在した経験を持つ栗林忠道中将(渡辺健)や
馬術でオリンピックに出場して優勝したバロン西(伊原剛志)というような
合理的な考えの人がいたことに驚いた。
アメリカの事を良く知っている人達がいたんだねぇ。

栗林は硫黄島の地下に要塞を造ってアメリカ軍を射程内に引き付けながら
一ヶ月以上にわたる持久戦を指揮した。あっけらかんとして情があり、
指導力もある。そんな栗林に死を覚悟しながらも、何とか生き延びる
チャンスはないかと模索する一等兵の西郷(嵐、二宮君)は良かったねぇ。
二宮君は「青の炎」(2003年)でも暗く重いテーマを繊細に演じてて
この映画でもボヤキながらも底辺でもがく兵隊を上手く演じてた。

手榴弾で自決する時、あれは追い詰められて恐怖を感じる暇をわざと
作らず死んでいくのね。本当は誰も死にたくは無い。恐ろしいことだわ。

中村獅童は刀を振り舞わし栗林中将とは対極な役だ。
でも結局生き残る。皮肉なもんだねぇ。

緊張感を持ったまま最後まで興味深く観られました。

ナショナル・ボード・オブ・レビュー (NBR)…最優秀作品賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞…最優秀作品賞
アメリカ映画協会賞…作品賞トップ10
サウスイースタン映画批評家協会賞…作品賞第2位
ダラスフォートワース映画批評家協会賞…最優秀外国語映画賞 、作品賞第6位
サンディエゴ映画批評家協会賞…最優秀作品賞 、最優秀監督賞
ラスベガス映画批評家協会賞…作品賞トップ10
フェニックス映画批評家協会賞…最優秀外国語映画賞 、作品賞トップ10
シカゴ映画批評家協会賞…最優秀外国語映画賞
AFI(アメリカ映画協会)…特別賞
ユタ映画批評家協会賞…最優秀外国語映画賞
カンザスシティ映画批評家協会賞…最優秀外国語映画賞
全米映画批評家協会賞…作品賞第3位
ブロードキャスト映画批評家協会賞…最優秀外国語映画賞
ノーステキサス映画批評家協会賞…最優秀外国語映画賞
キネマ旬報ベスト・テン…外国映画第2位
ゴールデングローブ賞…最優秀外国語映画賞
アカデミー賞…音響編集賞 (作品賞・監督賞・脚本賞・音響編集賞にノミネート)
2006年日本インターネット映画大賞…外国映画作品賞、監督賞
第31回日本アカデミー賞…最優秀外国映画賞
(Wikipedia)から

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来ると思いましたよジミーさん(笑)
私は前に映画館で観ました。そしてBSシネマも録画しました。(後でゆっくり見るつもりです)
クリント・イーストウッドが、米国と日本、両方の立場から「硫黄島」を撮ったのは、「戦争には勝者も敗者もない、加害者も被害者もない」という信念からだと聞きました。
こういう映画が作れるのは米国のふところの深さですね。
それに比べて、栗林中将のような(賢明な)人物を犬死させてしまうような日本人の体質は嫌になってしまいますね。今でもそれが続いているのはもっと情けない。

2010/2/14(日) 午後 7:26 [ buryou2925 ]

ここ何年かのイーストウッドの映画作りの姿勢は素晴らしいです。
この2部作を観て、辛い作品だけれど、観なければいけない映画をちゃんと撮っている人だと感心しました。
特に敵国だった日本側からもきちんと描いてくれて。
「グラン・トリノ」では他民族への理解、「インビクタス」では白人と黒人の融合と、争いを越えて「赦す」ということまで語っていて、尊敬し感動しました。TBさせてくださいね。
二宮くんはいい俳優ですよね。一瞬の表情が観客の心を掴んでしまうような凄さが出せる人で、出てると観たくなる俳優です。

2010/2/15(月) 午後 4:11 かりおか

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はは、buryou2925さん、お見通しですね(笑)実は私もこの日本側のは前に観た事があったのですが、BSで初めてアメリカ側のを観て、またも日本側のをしっかりと観たくなったのです。クリント・イーストウッド監督、両方から描くなんて、それも客観的でしょ、凄いと思います。アメリカふところ深し!
本当に栗林中将勿体無いですねぇ。今の政治どうよ!

2010/2/15(月) 午後 9:52 Jimmy

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かりおかさん、まだ私は「グラン・トリノ」、「インビクタス」(反アパルトヘイトですね、これは観たいです)は観てい無いのですが、良いんでしょうね。でも「ミスティック・リバー」はそんなに面白いと思わなかったし「ミリオンダラー・ベイビー」はあんまり好きじゃないです(≧≦)
二宮くんはほんとに良いですねぇ。まだ嵐になっていないときも特別顔が良いわけじゃないけど、多数いるジュニアの中でも気になる存在でした。そうか一瞬の表情で心をつかまれていたのかな!? トラバありがとうございます♪

2010/2/15(月) 午後 9:53 Jimmy

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僕の母方の祖父は日本兵として戦い、沖縄の激戦地でマラリアにかかり命からがらのところを米軍の捕虜になったということを小さい頃から聞かされていました。壕に籠っている時の死の迫る緊張感など、リアルに自分の身に置き換えて観てしまったのでした。人種や言葉は違えど、敵味方なく同じ人間…という監督のキャラの描き方が素晴らしかったです。

2010/2/17(水) 午後 1:12 [ xie*ie_*ka*a ]

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へ〜okadaさんのお祖父様も米軍の捕虜になっていたんですか!?あの年代の人に聞いてみるとそれぞれ大変な経験をされていますねぇ。私達は平和な時代に暮らせて幸せです。
ほんとにクリント・イーストウッド監督素晴らしいですね!

2010/2/18(木) 午後 7:06 Jimmy

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