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1979年:西ドイツ/フランス 監督: フォルカー・シュレンドルフ 出演:ダーヴィット・ベネント、マリオ・アドルフ、アンゲラ・ヴィンクラー ポーランドのダンチッヒ(現在のグダニスク)を舞台に、3歳で自らの成長を止めた少年オスカルの視点で、1927年から1945年の激動の時代を描いた異色の大力作。ブリキの太鼓を叩き、奇声を発しガラスを割るという不思議な力も身につけたオスカル、従兄との不倫を続ける母、臆病者の父、画面は時代が産んだ奇異なキャラクターとグロテスクな描写に溢れ、その毒気たるや凄まじいばかりのものである。その中から、やがてナチスに呑み込まれていくポーランドの姿が浮かび上がってくる構成は素晴らしく、シュレンドルフの力強い演出もお見事。作品を象徴する主人公オスカルに扮した、D・ベネントの貢献度は計り知れない。<allcinema>
これは噂に違わず興味深い作品だった。グロテスクでありながら第二次世界大戦の ナチス台頭時、ドイツ人やユダヤ人、ポーランド人、ロシア人、カシュバイ人が 混在して住むダンチッヒの人々の様子が本物の映像も交えながら見られる。 ナチス側に付くのか対抗するのか人々は自分で見極めなければならない。 ポーランドの歴史ってものの勉強にもなるな。 自ら3歳で成長を止めブリキの太鼓を離さず、叩き続けるオスカル。 体は大きくならないのに年齢を重ね恋をしたり、SEXしたりと、 演じていたダーヴィット・ベネントの異様な感じと目力が凄かった。 ナチス党員が演説するためにやってくるシーンで行進曲がオスカルの太鼓でリズムを崩され みんながワルツを踊り始めて混乱するとか、馬の首でウナギ漁をしたり、 母親がムシャムシャと魚を食べまくり亡くなったり、サーカス団の小人達、等々 不思議ではあるんだけど惹きつけられた。 母亡き後、手伝いにやってきたいつも優しい初恋の相手マリアが父とSEXをしていて 中々イケないのでイライラしてオスカルに「気味悪い小人。精神病院に行ったら!」なんて 言い放ち、え!そんな本音言っちゃう!?と思いましたよ。 今ならかえって作れない作品かもしれないな。印象深い作品だ。 1980年:LA批評家協会賞(外国映画賞)
1979年: アカデミー賞(外国語映画賞) 1979年:カンヌ国際映画祭(パルム・ドール) |

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