Jimmyの明かり窓

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日本、アジア系映画

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2004年   日本
   監督   緒方明

大場美奈子(田中裕子)は親兄弟もなく、生まれ故郷で朝の牛乳配達と
スーパーマッケットでのレジ仕事をして、おばさんの家で暮らす50歳の独身女性。
夜には大好きな本を読んで暮らす日々。

高梨槐多(岸辺一徳)は市役所に勤めながら、末期がんの妻容子(仁科亜季子)を
家で介護する日々。美奈子と槐多(カイタ)は高校時代に付き合っていたが
ある事故をきっかけに疎遠になってしまっていた。

しかし美奈子は心密かに槐多への思いをつのらせていた。牛乳を飲まない夫槐多が
牛乳を取り続ける理由を容子は知り、美奈子に会って夫と暮らすように頼む。


****************************************

う〜ん、この映画のことを「大人の恋愛」っていうけど、私はこの二人があまりにも
不器用すぎて・・・ま、だから映画にもなるんだけど。
通勤時にすれ違っても、美奈子のいるスーパーに槐多が買い物に行っても、
決して目と目を合わさず、でも心でお互いを確認するような、秘めた関係、
それをまたお互いなかなか本音を語らない・・・。

17歳で別れた男を30年以上も心に秘めて愛するか!?と私なら思う。
しかし世の中にはそんな人もいるのでしょうね。私は何か滑稽にすら感じる。
人生って一度しかないのに、何て狭くて小さな世界なんだろうかと・・・。
いや別に美奈子はその事を後悔も情けなくも思ってなくて、毎日を一生懸命生きている。
長崎の坂の多い町を精一杯強さすら感じさせて。
だけど死期がせまって本音で二人に迫る仁科明子の方が正直で素直で現実味があるな。

優しいがつかみ所が無くてよくわからない夫、その心の底を死期も迫った頃にわかるなんて、
それも切ない気がする。これが自分の夫ならやっぱり嫌だわ。いくら優しく介護されていても、
30数年にわたって夫は心の底で別の女性を愛していたなんて・・・。

奥さんに「私が死んだら夫と暮らして」と言われて、美奈子も「ああそうですか、
それじゃ任して下さいね。」とも言いにくいし、どうなんだろう。
あれは奥さんの最後の嫌味なのだろうか?違うか、ただ素直に二人を結び付けたいと
思ったのか?いやしかし、自分が死んだら、この二人くっつくなと思い、
先を見越して夫が愛する女に会ったのか!?考え過ぎかな?

児童虐待、福祉、認知症などの、話も出てきて、結構飽きなかった。
英文学者の夫、皆川真男(上田耕一)のボケた世界を彼の内面から描いていて、
とても面白かった。それを介護する妻敏子(渡辺美佐子)も良かった。
田中裕子はいつも凛として好きな女優さんだ。

2005年日本映画プロフェッショナル大賞:作品賞、主演女優賞(田中裕子)

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2001年 日本
   監督 中田秀夫

松原淑美(黒木瞳)は5歳の娘、郁子の親権をめぐって、夫と離婚調停をしている。
淑美は郁子と二人暮しをするため、古ぼけたマンションに引っ越してきた。
しかし、天井のしみは大きくなり、ポタポタと水が落ちてきたり、子供の影を感じたり、
徐々に不気味さを覚える。

そんな中、淑美は2年前に行方不明となった郁子と同じ幼稚園に通っていた
美津子という少女の存在を知る。屋上に上がる郁子を目撃したり、
子供用の赤いバッグを見つけたり、屋上の高架水槽に不信を感じていく・・・。

***   ***   ***   ***   ***   ***   ***   ***

「リング」などの鈴木光司の原作をちょうど読んだ後にケーブルでやっていたので、見ました。
原作の「仄暗い水の底から」は「水」を共通のテーマにした7つの短編集で、
映画はこの中の「浮遊する水 」を膨らませたものです。

きっとホラー好きの人には頼りなかっただろうな。私は怖がりでホラーは見ないように
してるんだけど、どのように映画にしたんだろうという興味で観ました。
怖いというより、母性愛が中心の切ないお話になってましたね。

原作の怖さと言うのはキャ〜というような恐怖の怖さじゃなく、気味が悪いって感じなんですよ。
それを音楽と映像で、雨の日、ぬかるみ、天井から滴る水、ドバドバ落ちる水、
お風呂に溢れる泥水、洪水のような水、子供の霊などで恐怖にしてるんだなぁ。

淑美が絶対夫に子供を取られたくない思いから神経質になっていってるのと、
そこに超常現象が加わっていくという作りで、そこら辺は上手かったような。
結局母は自己犠牲で子供を守るってわけです。
10年後の付け足しは、安心はするけれどいらなかったような気もします。

原作の中の「海に沈む森」は出口のない地底湖で死を覚悟した父親が
3歳の息子に宛てた手紙を何とか届けたいと願う話でエピローグにもつながる、
悲しいけれど、感動的な物語で好きですねぇ。

◆「愛を乞うひと」◆

1998年   日本
  監督    平山秀幸

実の母親の豊子(原田美枝子)から凄まじい虐待を受けて育った照恵(原田美枝子)は
母を捨て、嫌な記憶を心の奥にしまいながら生きてきた。
母になった照恵は娘も大きくなり、幼い頃に死んでしまった台湾人で優しかった父親、
陳文雄(中井貴一)の遺骨を探そうとする。その中で過去の壮絶な記憶が蘇る。

***   ***   ***   ***   ***   ***   ***  ***

何だか嫌な感じの映画だっていう先入観があったけど、観ているとそうでもないんだな。
それに観終わってから、けっこうスッキリした気分なんですよ。
母親豊子の虐待は凄まじくて叩いたり、蹴飛ばしたり、自分の手が痛くなると、
その辺のはたきや棒で殴る、蹴る、髪をひっぱり、柱にぶつけ、吐いたら、
その上に顔をこすり付けると、めちゃくちゃです。
それが幼児の時だけじゃなく、成長していっても傍若無人な振る舞いなんです。
最近の虐待されてる子供などもこんな目にあってたり、食事を与えられていなかったりと
本当に可哀相ですね。

ああまで豊子が虐待するには何か訳があるんだろうし、きっと豊子も親に愛されないで
育ったんだろうなとさっしはつくけど・・・。
でもこの照恵は自分の娘を虐待しなかったようなので良かった。
こういうのは連鎖するって聞くからね。この現代的な娘がいるから全体的に明るくなってるんだな。

原田美枝子の二役は上手くて、ほんと別人の様な感じがする。中井貴一も大らかで優しく、
故郷、台湾のサトウキビ畑に思いをはせるお父さんを好演してます。

台湾に訪ねて行って、昔お世話になった王さん夫婦に会った頃から何だか、
みんなの戦後の苦労や人生を考えると泣けてきた。

どんな母親でも子供はやはり母が好きで、ちょっとほめられた事を心にとめて暮らしているんだなぁ。
「愛」を探して旅する照恵は母から本当の意味で卒業して強くなっていくのです。
うん、スカッとしてた。



1998年日本アカデミー賞:作品賞 、主演女優賞、監督賞、脚本賞撮影賞、照明賞、美術賞、
               編集賞、新人俳優賞 (野波麻帆)
1998年ブルーリボン賞 :主演女優賞 (原田美枝子)

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2003年  日本/中国
   監督  当摩寿史

上海支社に赴任して来た自動車メーカー勤務の早瀬(渡部篤郎)は半年前に恋人を失い
失意の中にいた。ホテルで自殺するがフロント係のミン(シュー・ジンレイ)に助けられる。
退院した早瀬は会社の命令で中国語を習うことになるが、その教師は偶然ミンの妹の
リン(ドン・ジェ)だった。リンは早瀬に恋心を抱くが早瀬は姉のミンが好きになっていく。
しかしミンは重い病に冒されていた。この姉妹とのふれあいの中、早瀬は生きようと思い始める。

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全部撮影は上海で、新しいビルがどんどん建っている途中なんだろうな。
この映画が出来てから3年程経つのでもっと変わっているんだと思う。
内容的にはありきたりの話しでどうって事もないんだけど。

ただ早瀬が自殺するするほど鬱になっているのは日本に居たときの亡くなってしまった恋人と
もう一人の男性とのいざこざがあったからなんだけど、そこがボンヤリしていて、
何があったのかよくわからなかった。始めは恋人と友達が心中したのかと思ったけど、
交通事故みたいだし・・・。

中国の姉妹との三角関係も何か子供のけんかみたいだし、姉との恋愛も
淡すぎてフワァ〜としてたなぁ。景色は綺麗なんだ。コンサート会場の周りも綺麗だったし、
リンと腕を組んで散歩した道も素敵だった、田舎の広〜い道もあんな所に行ってみたい。

ミンが「私にはもう時間がない、恋には終わりがあるけど、私には終わりがない。」って言ったら
早瀬が「これから始まるんだよ。」って言ってた。あんなこと言われたらグッときちゃうな。

気になったのは、私がもし妹なら、姉から病気のことを秘密にされるのは嫌だわ。
一緒に心から繋がって最後までの大切な時間を共有したい。

この妹リンのボーイフレンド役ははチェン・ボーリンで何かで見たな〜と思っていたら
「藍色夏恋」の男の子だ。あのときも自転車をやたら漕いでたけど、今度はバイクに乗ってるなぁ。
京劇役者の呉汝俊 (ウー・ルーチン)もどこでみたんかなぁ。多分NHK教育の
中国語講座のゲストで見たんだろうか?
最後の最後までフワ〜っとしたままで、甘ったるく終わってしまいました。

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2002年    日本
監督      市川準
原作脚色   三谷幸喜

坂本竜馬が暗殺されてから13年が経った。竜馬の元の同志たちは、それぞれに
政府や軍の幹部に出世していた。新政府の役人である菅野覚兵衛(中井貴一)は、
竜馬の十三回忌に龍馬の元妻で覚兵衛の義理姉にあたるおりょう(鈴木京香)に
出席してもらおうと、おりょうを訪ねる。

おりょうはテキ屋の松兵衛(木梨憲武)と再婚して横須賀の長屋で貧乏な生活を送っていた。
実はおりょうは松兵衛との生活にすっかり嫌気がさして、龍馬そっくりの愛人
虎蔵(江口洋介)と駆け落ちしようとしていた。覚兵衛は元同士におりょうが十三回忌に
出席しないで龍馬の名をこれ以上汚すなら斬るようにと命令されていたのだ。

*******************************************

どう考えたって坂本龍馬だし、奔放な元妻おりょうだし、三谷幸喜の原作脚本で
面白くならないはずが無い、と思えるのにぜんぜん面白くない。
‘亡き竜馬をめぐって4人の男女が繰り広げる一大騒動を可笑しくもペーソスたっぷりに描いた
ラブ・コメディ'なんて書いてあったけどイヤイヤまったくコメディになってないと思うんだけど。

主役が木梨憲武ってのがどうかと思うなぁ、コントみたいだし。鈴木京香色っぽいし、
中井貴一も江口洋介も良いのに何だかから回りしていて、笑えない。
セリフも面白くしてあるんだけど、ここで笑って!ここで泣いて!って言われてるような気がする。
何故なんだろう?監督が悪い?もう少し、スキッ、カラッとしていたら良いんだろうけどねぇ。

明治初期の長屋や人々の暮らしのシーンはなかなか良かったんだけど・・・。
おりょうが龍馬の死後、この西村松兵衛と結婚して横須賀で66歳で亡くなったのは
事実なんだから、想像しただけで面白い。
どんな人生だったんだろう?龍馬のことどう思ってたんだろう?
明治になった世の中をどんな風に考えながら暮らしていたんだろう?
亡くなる頃何を思っていたんだろう?
龍馬も自由な発想の人だったけど、このおりょうも面白そうな人。
もっと誰か作り直してくれないものか。

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