Jimmyの明かり窓

今さらだけど、レスリーの映画評をHPから移し中

ブエノ的ゲイ映画評

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「ブエノスアイレス」的映画とは、つまり解かる人には解かるけど、ポルノでは無い、人間と人生が描かれているゲイを題材とした映画の事です。それと変り種映画とか印象深いものを取り上げていこうかな♪ 以前書いたHPからの抜粋がありますが、あしからず。
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             ジョニー・デップ似のスキート・ウールリッチ

この映画はゲイ中心の映画じゃないんだけど、話しの軸にゲイの人がいるので取り上げてみました。

話しの筋とは関係ないけど絵のモデルになっていたスキート・ウールリッチは
本当にジョニー・デップに似ている。あの時描いていた顔の角度はジョニーそのもののようで、
ジョニー好きの私は惹き付けられたわ。『スクリーム』とか出てたんですね。
でも今はスクリーンから消えているようですね。あまり似ていて「第二のジョニー・デップ」
なんて言われるのはやっぱり大成しないよな。「第二の加勢大周」みたいで・・・。

***   ***   ***   ***   ***   ***   ***   ***  

メルビン(ジャック・ニコルソン)はマンハッタンのアパートで暮らす独身の人気小説家だが、
実際の彼は、凄い潔癖症で神経質、そして人間嫌いでつい毒舌をはいてしまう嫌われ者。
彼は毎日通うレストランのウェイトレス、キャロル(ヘレン・ハント)に恋心を抱く。

隣人でゲイの画家サイモン(グレッグ・キニア)は街で拾ったモデルのヴィンセント
(スキート・ウールリッチ)の絵を描いているとき、ヴィンセントの仲間がサイモンの部屋を荒らして、
彼に重傷を負わせる。サイモンは入院する事になり、かれの愛犬ヴァーデルを
メルビンはあずかる羽目に。
しかし、メルビンは犬との生活に安らぎを覚える。

このメルビン、キャロルの恋模様とサイモンを加えた三人を軸に、人を信じる事とか、
心を開く事とか、自分をも含めて周りの世界を愛していけるかという物語なんです。


                 〈感想〉
もちろんジャック・ニコルソンは嫌な奴を演じているんだけど、程々の色気があって面白い。
でもこんな一言多い毒舌家というのはいるもので、私も気をつけよう。
 
全財産を無くして破産したサイモンの実家に行くために三人で旅行するんだけど、ゲイのサイモンに
メルビンが「その〜。女にも立つのか?」と聞いてる所なんか笑えた。
喘息の子供の世話に明け暮れていたキャロルがその不安が減ったとき、
ふと自分には愛してくれる男性がいないとヒステリーを起こす所なんて切ないね。
また人生最大のピンチで自殺をも考えていたサイモンと意気投合するところは素晴らしい。

キャロルの入浴シーンを見て美しいと思ったサイモンは絵への情熱をよみがえらせる。
サイモンのモデルになることで満たされるキャロル。それはSEXでは無く、
お互いの存在を認め合い、人生に前向きになれた瞬間。

毒舌家のメルビンにイライラしながらも、最後の方でキャロルはメルビンと一応付き合うことに
なって行くのだが私はキャロルの母親が言った、
「理想の恋人なんていないわよ!」に深くうなずいたのでした。でもどう考えても前途は多難!

1997年アカデミー賞:主演男優賞 (ジャック・ニコルソン)、主演女優賞 (ヘレン・ハント)
1997年 ゴールデン・グローブ賞:作品賞、男優賞、女優賞

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オスカー・ワイルドって人には前から興味があった。
1854年生まれ 「サロメ」などで有名な劇作家で結婚し子供もできて芝居も成功、
地位も名誉もお金も手にしつつあった。そして30歳過ぎてから同性愛に目覚め、
世間の目を気にしないでドンドン突っ走ってしまう。
運命の人ボジーと出会ってから、裁判ざたになり、2年服役その後落ち目になり、
惨めな後半生を送り1900年46歳で亡くなる。というプロフィールは一応知っていたのです。

この映画のオスカー・ワイルドをやっていたスティーヴン・フライは身体が大きくて、
それでいて繊細な感じ、35歳過ぎてでっぷりと太ってきてからの
実際のオスカー・ワイルドに似ている。
そして、幸か不幸か運命の人アルフレッド・ダグラス卿、愛称ボジーに37歳で出会う。

ボジーはジュード・ロウがやってるんだけど、この人も綺麗よねぇ。
「スターリングラード」ではカッコ良いスナイパーだったけど、
ここでは自分勝手で奔放で、オスカーを見つめて媚びるようにオネィの微笑み。
あぁ〜そりゃメロメロになるよなぁ。

ボジーの父親が何とか2人を別れさせようとして、裁判ざたになって行くんだけど、
海外に逃げる事も出来たし、裁判を回避することも出来たのに、
不利を承知で裁判をして案の定、服役って事になる訳で、
私はどうしてそうなって行ったのかと、前から思っていた。
それは逃げないで戦うアイルランドの血って事もあるし、この人の母親も戦う人だったんだな。
もちろん同性愛に偏見を持つ社会に対する戦いでもあった訳だけど。
この頃のヨーロッパでは同性愛が分かると2年服役して、重労働を課せられるのが相場だったらしい。

実のところオスカー・ワイルドはポジーが大好きだったんでしょう。
だけどポジーはイマイチはっきりしないような感じ。
私としてはオスカー・ワイルドがアルコール依存になったり、どうしようもない
ドロドロの晩年の人生も描いてほしかった。

ポジーは本当は美しくなかったらしいのに、ジュード・ロウを使っているんだから、
オスカー・ワイルドのほうだけ、実物に似ているスティーヴン・フライを使わなくても、
映画なんだから、もう少し見ていて気持ちの良い人を使ってほしかったなぁ。

オスカー・ワイルドが幸せだったか、不幸だったのかは本人のみぞ知る だけど、
自分に正直に生きた人だなと思う。
同性愛に目覚めて作品は深みを増し、評価されていったのに、
服役しなければならないような社会の状況だったのが残念ですね。

◆「美少年の恋」◆

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ジゴロのジェット(スティーブン・フォン)は、ゲイバー「中南湾」で
男に体を売って暮らしていた。
ある日街で美しい青年サム(ダニエル・ウー)とカナ(スー・チー)を見かけ、サムに恋をする。
サムは警官でジェットと急速に仲良くなるが、ジェットはサムへの高まる想いを打ち明けられない。
スターを目指している歌手のKS(テレンス・イン)、ジェットの仲間のアチン(ジェイソン・ツァン)など
美少年ががからんで、織りなす恋物語。

これは大好きな映画だ。何より皆 可愛いし平気でからんじゃってます。
ダニエルはアメリカ生まれ、テレンスも小さい時からアメリカに行ってあちらの生活が長いので、
軽い乗りでからみ合ったとか。ドロドロしてなくて爽やかなんだな。
この世代が数年前に、海外から香港に帰ってきて活躍している。

ジェットのサムへの愛は純真でまったくもう 早く「好きだ」って言えないかなぁ。
そしてサム、分かってるくせに知らんぷりしないでジェット何とかしてあげてよ。
サムの家で二人はお互いの気持ちに気づき関係を持つんですが、
偶然にも帰ってきた父親にその姿を見られてしまい、
勝手に両親の信頼を裏切っていると思って悩んでいた。サムは・・・。
本当は愛と理解のあるご両親だったのに、あんな事しなくても、上手く行けたのに。
とても残念なんです。

本来役者じゃなく、ラジオ局のDJをしているアチン役のジェイソン・ツァンは
美少年とは思えないけど、案外良い味だしてます。
テレンス・インはこの映画ではジェームス・ディーン似ってことで出てましたが、
この映画の時より、他の映画や自然にしている時の方が良い感じで好き。
そういえば歌手KSはレスリーの事務所に誘われてるなんて言ってたな。(意味深)

この映画の中でダニエル・ウーは気品ある、静かな感じ。
スティーブン・フォンはヤクザなオヤジに散々もてあそばれた後、
身も心もボロボロの時、ダニエルに再会し、とろける様な笑顔、最高!
最後の方で自暴自棄になって酔っ払ってる姿も好きだわ〜。

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前回「ブエノスアイレス」を取り上げたので、今回は「ブエノスアイレス 摂氏零度゜」です。

これはウォン・カーウァイ監督が亡くなったレスリー・チャンのメモリアルとして
まとめ直したもので、「ブエノスアイレス」のメーキング並びにアルゼンチンで
いっぱい撮ってカットした部分が足してあります。

製作秘書のレティシア・イェの「ここに来ると撮影時のことが蘇って来る。」という
証言から始まって すぐに、レスリーのお誕生日パーティのシーンになる。
あぁなんて事!この時はあんなに皆と楽しそうに笑っているのに。
ケーキのロウソクを吹き消して、笑顔でやって来たトニー・レオンと肩を組み、
その他色んな人と写真を撮り、最後はみんなの集合写真。
レスリーって口をキュッと結んでチョッと首をかしげる。
そうそう その感じ、懐かしいレスリーがそこにいる。

私はレスリーの映画の中でも一番「ブエノスアイレス」が好きなんです。
レスリーがトニーとダンスの練習をしているシーン。
片手にタバコ、片手をトニーの肩に、なんて監督から指示がとぶ。
こんなふうにやってたのね。トニーとベッドに並んで写真を撮ってるシーン。
ここはカットだったなぁ。なんて思いながら見入ってしまった。
〜レスリー・チャンの女装〜これはもっと有るのかと期待してたけどあんまり無かった。

チャン・チェンがトニーの部屋に入ってレスリーの皮ジャンを着ている。
このシーンも無かった。その他カットになってしまった数々のシーン、
わざわざ女性陣も呼んできたのにすべてカットになっていたけど、成る程こんなシーンが有ったのね。

トニー・レオンが自殺してしまうという結末も撮られていたようだが、
しかし、いっぱい撮ったあのフィルムのつなげようではどうとでもなるわけだ。
映画は監督のものなんだなぁ。まぁ振り回される役者はたまったものではないでしょうが・・・。

ブエノスアイレスのあの空、雰囲気、イグアスの滝、甘く切ない。
私はあの「ブエノスアイレス」がやはり好き!

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くっついたり、離れたりのゲイカップル、レスリー・チャンとトニー・レオンが
南米ブエノスアイレスで激しく愛し合ってはまた傷つけ合う、微妙にすれ違う恋物語。
この映画は好きな人と、バラバラしててどこが良いの?って人に
別れるんじゃないかな。私は大好きです。もう何十回、見ただろう。
私は「ブエノスアイレス」と「さらば、わが愛 覇王別姫」は何度見ても飽きる事がないのです。

    ***    ***    ***    ***    ***    ***    ***

まさかレスリーとのSEXシーンがあるとは知らないで、ブエノスアイレスまで来てしまった
トニー・レオンはだまされたと言って苦笑いで怒ってました。
ウォン・カーワァイ監督らしく、ストーリーはコロコロ変わるは、時間はかかるは、
レスリーはアメーバー赤痢にもかかるし ワールドツアーのコンサートの予定もあったのでイライラ。
いつまでたっても終わらないので、レスリーはコンサートの為 途中で抜けてしまいます。

急きょ、台湾からチャン・チェンを呼んで来て、話を繋げるなんて、
あまりにもあまりとは言え、この年のカンヌ映画祭で最優秀監督賞を受賞し、
世界的な名作にしてしまうんだからウォン・カーワァイは凄い。

ファイはドアマンをしたり、厨房で皿洗いをしたり、自分で稼いでちゃんと
地に足付いた生活をしてるけど、ウィンは一回も働いている所は無い。
ファイと暮らしているときはファイに寄生してるし、別れている時はパトロンと一緒だったり、
町で相手を拾ってる、その日暮らしなんだなぁ。

そんなファイもウィンと上手くいかなくなると、町をうろついて刹那的な相手を探す。
「俺は違うと思っても結局孤独な人間は皆同じだ。」と自分を情けなく思いながら。

ウィンからの電話。ファイは「案の定ウィンからパスポートを返せと電話が・・・。
返すのはいいが、会うのが怖い。‘やり直す’ことになるから。」ぎりぎりだよね。
ずるずる関係を続けるか、新しい1歩を始めるか。会ったら別れられない・・・という微妙な思い。

同性愛を描いているけど、これは男女でも女同士でも普遍的な愛の物語だと思う。
レスリー演じるウィンの勝手気ままさ、退廃的な雰囲気、くず折れる時の体の動き 
驚くほど美しいし、全てに上手いです。(顔はアメーバ赤痢のせいか痩せこけてますけど)
余りに上手くて、最初はレスリーとウィンが重なっていたけど、全然違うんだよねぇ。
それでないと、唐さんと18年も暮らせないよねぇ。

クリストファー・ドイルの映像も素晴らしいし、フランク・ザッパの音楽も良い。
アストラ・ビアソラはアルゼンチンタンゴをモダンにしたらしいが、物悲しくて、はまっていた。
 
    ***    ***    ***    ***    ***    ***    ***

で、ここではチョッと違った見方を
色んな投稿を見ていて、ある男の人が指摘していたこと
「素晴らしい。あそこまで描いているとは。よくぞやってくれました。」
って何がかというと始めのSEXシーンでトニー・レオンが手に唾をつけて下へ持っていったから。

もう大人のあなたはわかりまね。男同士であの体勢ではつまり潤滑油的なもの
唾がいるってわけなんです。(ドキドキ)

これはよそにも書いてありましたが、私もすぐに気付いた事。
トニーとチャン・チェンが別れの抱擁をする所、
トニーは始め腕時計をしているのにカットが変わると腕時計なくなってるよ〜。
いったいあのカットの間にどれ位の時間があったのだろうか?ってか色々撮ったんだろうけど。

トニーは台湾のニュートラムに乗って最後のシーンを撮った時、本当にこの仕事から
解放されるのだと思うと、自然に笑みがこぼれてしまったんだって。

ファイの方が未来を見据えた所で映画は終わっているけど、いまだにブエノスアイレスには
ウィンとファイがもめながらも、生きているような気がしてならないんです。

レスリー追悼の映画館で見た時には何故か始めてトニーの方に感情移入して見た。
すると何だか今までの切ない気持ちより、未来に向かうスカットした映画に見えたのです。
不思議でした。どっちにしても見た後、さざ波のように気持ちがザワツキ忘れられない映画です。

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