ぼろぼろのデ・ローザ

アル中ローディ そろそろレース復帰したいなぁ( ・∀・)

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ここからはガマンの走り。
18km・25km・31kmのエイドをすべてスルー。
18kmではボトルを受けずに水を火照ったカラダに浴びせてもらった。

20kmの時点でちょうど1時間。
ランニングで言うところのキロ3分のペースだ。
「フルマラソンだったら世界記録に近いんじゃね?」なんて下らんコトを考えたりした。

補食は23−24kmでカーボショッツ1袋。
この時、カーボショッツを掴んだ指に何か紙が触れた。
「ん? 何だコレ??」
出してみて …アゼン(゜o゜)
ナゼ日の丸シール持ってんの? >オレ

ギャーッ! シマッタ!!
昨晩パンク修理で精一杯。
出発直前に「イケネェ〜 忘れるトコだった!」とポケットに内蔵しておいたんだった。
スタート前に貼り付けて気合を入れるぜ!
と思ってたのに、どうやら舞い上がって更に忘れてしまったらしい…。
うぅ… アホだ(゜o゜)
何のためにもらったんだ?
仕方ない、ポケットの中から応援してもらうことに。
零子さん、その他ニッポン人の皆さま、申し訳ねぇ…。

ビミョーにテンションの下がったこの辺では完全に単独走。
前も後ろも見えなくなった。
たまーに追い越すぐらい。
どんどん良くなる景色を眺めては、
「うっへぇ〜!」 とか 「ひゃあ〜!!」 とか
奇声を発しつつ(聞かれる心配ないし)、ジブンには
・愉しむんだ!
・がんばらないぞ!
・キープするんだ!
の3点を言い聞かせる。

次に考えたのは4thエイドでの受け取りのこと。
OGKのニッポンボトルにCCDを入れて預けてある。
(オリジナルの補食・補水を預けられるのは4thだけ)
クソ不味いアメリカのスポドリではなく、終盤の勝負処にはCCDが欲しかった。
コイツを無事に受け取れるかどうか?

予想より早くエイドが現れた。
40kmと聞いていたが実際にはおよそ38km地点。
小さい白人の女の子がNo.を見て後方の母親?に「ジャパン! ジャパン!!」って叫んでる。
狙い通りだ!
ニッポン人が少ないおかげで日の丸ボトルが目立っていた。
CCDゲット! これで闘える!!

この中盤、決してペースは保てていない。
ただひたすらファイナルギアで回して必死に耐えた。
今となっては距離や速度もおぼろげな記憶のみだ。
ただ速度は12−14km/hぐらいだった気がする。
そして気温が下がったせい? 指先がしびれ感覚が鈍い。

この頃、考えていたのは海抜6000ftとかの標示を見て、
「あ〜大台ケ原?八ヶ岳?? ここからHC1本分ってカンジかぁ〜」
コレ↑ 多分みんな考えると思う。

この苦しい区間、ずっと支えてくれたのは、
・今こそ試されているんだ!という覚悟
・美しさ&高さを増していく眺望
・何度も何度も追い越し、前に出ては「Go!Go!!」と応援してくれるアイさんのゲンキな声

そしてナショナルパークの料金所へ。
ゲートがあるとは聞いてたけど…。
クルマが3−4台並んで待ってる。
エェ!? コレってオレはスルーしていいんだよね??
何の案内もないけど。
なんかハラハラしながらクルマの脇をすり抜けて通過。

ここらで計算。
残り14kmぐらいで2時間半だったかな?
あと1時間として…。
ラスト5−6km、30分間のために補食だ。
ココはやっぱ必殺!「栗羊羹」でしょー♪
本日2回目の補食(補水はトータルでCCD1.5本だった)。

DYNAMOってチームかな?
背中に大きな赤い星ジャージの50代のオッサンにこの日初めて抜かれても気にしない。
ナゼなら必ず抜き返すからさ(^^)v ラスト5kmでね!

気付いたら森林限界を越えてて辺りは灌木と溶岩ばかりになった。
ウワサのNENE(高山にいるヤンバルクイナみたいなヤツ)はまだ現れないなぁ〜
カンバンだけは見たんだけど…。

誰かが「火星に来たかのような…」って表現してたけど、実際には全く異なった。
むしろ思い出したのは美ヶ原や乗鞍のラストだ。
特にコースは上も下も(前も後ろも?)見通せる所が多い。
見通しは乗鞍の10倍だ。

後で思い返せば…だけど、5−6km手前ではすでにゴールが見えていた気がする。
なんか丸いタンクが2つ並んでた。


さて、いよいよ51km地点。
残り約6kmだ。
もう完走はヨユーだ。
100−300mぐらい前には‘星のオッサン’を含めて3人見える。

出し尽くす!
ギアは2枚上げ、70rpm半ば。
いつものトルク走りにスイッチ。
見る見る近づく。
1kmで50−150m、2kmでまずは1人を喰う。
間もなくもう1人。
‘星’はオレを見て逃げている。
明らかに意識しているようだ。
そりゃ〜抜き返されるのはイヤだろ〜
そうこうしている内にさらに2人が落ちてきた。
「Summit 2miles」の表示を見て1人をかわし、前の2人に肉薄しつつ駐車場に到着。
だがゴールがどこか分からない!!

距離は? 仕掛け処は??
ちょうどいいタイミングでアイさん現る!
彼女は天使か!

「ゴールは!?」
「上! アレだよ!!」

まだ見上げる程に‘上’だ。
でももう目の前!!
つまり激坂なのだ。
ここで20代の若造と並走。
そして5m引き離して安心してしまった。
‘星’には悔しいが届きそうもない。
彼は何度も何度も振り返る。

ここでレースを終えた。
順位も決まった…。

と、あと10m。
ゴールライン上にいるギャラリーが叫ぶ。
「後ろだ!!」

しまった! 若造がいたんだった!!
しかし一度切れてしまった集中力は戻らず、体のチカラが抜けたまま先行を許し、即アキラメた。

そのままゴールへなだれ込む。
周りのみんなが「Good Job!!!」と叫んでくれている。
そんな中、渾身のガッツポーズ。
思わず叫んだのは「ヨッシャー!」

抜き返した若造には、オレからも「Good Job!」と賞賛。
正直なトコ、「このヤロー!!」だったけど。
逆に‘星のオッサン’らしき人からは後で散々話しかけられ、コーフンしててなかなか解放してくれなかった。
言ってたコトはビタイチ判らんかった。

すぐにクールダウン。
肉体的にはかなり余裕が残った。
出し切った感と充実感はあるけど。
しばらくしたら自力下山もできそうだ。

またまたいろんなヒトが声をかけてくれる。
選手・その家族・スタッフ・ギャラリーそして観光客…。
なんかイロイロ言ってる。
ほぼ判らんなりに「よくやった!」って言われてるっぽい。
こればっかりはドコのゴール地点も一緒だな〜
今回は格別にウレシイぜ!

でも… イチバンうれしかったのは、何人かがオレを指差して
「Vino! Vino!!」
「His wear is very stylish!!」
とか言ってんのが聞こえたコトだったりする\(^o^)/

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5時過ぎ、ホテルを出た。
まだ真っ暗、ライトを用意しておいて正解だったな。
出るとき若いアンチャンに声をかけられた。
同じく参加者だったらしく、クリフバー食ってる。
コンディションは?って聞くから「ソーソー(まぁまぁ)」と答えたら、彼は「コールド! コールド!!」って言いながら悔しそうな顔をする。
よく見るとクリフバーを握る手がブルブル震えているのが分かる。
カゼかな??
おいおい(゜o゜) 大丈夫かよぉ〜

ハナハイウェイをひたすら東へ。
ガラスを踏まないかめっちゃ不安…。
ここまできてのトラブルはあり得んでしょ〜
アップという程でもなく100−110bpmぐらいの心拍でプラプラ進んでいると、ようやく薄明りが広がってきた。

…驚いた。

その中には初めて見る山の全容があったんだ。
まだ真黒いシルエットのみだったからか?
ちょっと怖い。
そして… 信じられないくらいデカイ
富士山とかのイメージではない。
山っていうか… チョー巨大な丘??

5時50分 パイアに到着。
アンソニーズカフェだっけ?
開いてたので「本日のコーヒー」だったスマトラをスモールで。
のんびり飲みながらスタート地点へ歩いた。

すっかり明るくなっていて、ハレアカラもその姿を見せている。
印象は… やっぱり‘山’じゃない。
雄大で美しく、そして優しい丘だった。
河村さん夫妻とも合流し、受付&荷物預けを済ませる。
トライアスロンとかみたいにマジックでNo.を書かれる。
左足にはゼッケンNo. 右足には年齢(またはカテゴリ)だ。

これでもう後はスタート(7時)を待つだけ。
参加者が少ないせい?
それとも海外のHCがこういうもんなのか??
みんなとてもリラックスしてるし、なによりアットホームな雰囲気が漂う。
とにかくよく話しかけられて、
やれ「調子は?」 とか 「チップはちゃんと付けたか?」 なんてカンジ。
昨日の心境の変化もあって、こんなのが心地良い(^_^)

5分前ぐらいだったかな?
突然、日本語が耳に入った。
あ〜! 出走者リストにあった鎌倉のミヤザキさん(かっぱさん)だ。
ご家族から「お父さんガンバって!」の声。
いいね! 世界一の坂にチャレンジするお父さんへの応援。
きっと他の何よりチカラになるんだろうな。
ちょっと憧れ♪

さぁ、そろそろ時間だ。
キモチのまま自然に並んだのはほぼ最後尾
これでいい。
他の誰かだったり、pinaさんのタイム(2年前)を相手にする気には全くならない。
ただ、純粋に「最後まで自分のチカラで登り切りたい!」
そう思った。

この日のレースコンディション:快晴・ほぼ無風 つまり絶好だ\(^o^)/

「みんな、ガンバローぜ!」
自分でもオドロクほど汚れないキモチでカウントダウンを聞き、いよいよスタート。
よく見えないが20−30人が飛び出したのか?
10−20秒ほど遅れて駐車場からコースに出た時には先頭はもうずいぶん遠かった。

女性や年配の方を追い越しながら「マイペース」ってヤツを探す。
しばらくで心拍140bpm台、ケイデンス95rpm、 速度18−22km/h あたりと判断。
全くガンバってる感じがしないぐらい。
「抑えて入るか…」とも考えていたけど、これはちょっとサボりすぎかな?
未知の距離だけに見当もつかない。
なんとなく「4時間ぐらいのペースじゃないかな?」と予測はしてみる。

ウン! それで充分だ。 キープしていこう!
この頃、走行距離3km …まだ1/19!? ゲゲェ〜ッ(ToT)/~~~


ずっと緩斜面を進み続ける。
どんどん前を追い越すが誰も後ろにはついてこない。
大体みんな5−6人の集団で走ってるみたい。
ムリせず協力している様子。
事前に作戦は立てていなかったが、唯一決めていたのが
「ただジブンの走りたいよーに走る!!」 これだけだった。
あとはスタートしてから考えることにしていた。

そして走りながら決めた作戦
1.とにかくマイペース
2.後ろにはつかせても、後ろにはつかない
3.ラスト5kmでペースアップ

特に2.
こんなに挑み甲斐のある山に誰かのチカラを借りて… なんてもったいないマネができるか!!

マカワオ(11km)をすぎ、クラ(18km)のあたりへ。
ナイス眺望!
カフルイやキヘイの街、両サイドの海。
それらが絶妙に美しく視界におさまる。
どんどんチカラが湧いてくる。
疲れは全く感じない。

なんだろう?
今、オレは自分の敵わないかもしれないモノにチャレンジしている。
未だかつて感じたことのない高揚感。
コレってまさか脳内麻薬か??
信じられないくらいに愉しい!
ちょうどこの頃、クルマでサポートしてくれてるアイさんがやってきて「調子はどう?」って。
思わず答えたのは「このレース、メチャクチャ愉しいよ!!」

このまま延々とレースが続けばいいのに。
とすら思えた。
およそレース中の感想じゃないよね。

でも調子が良かったのはここまで。
ハレアカラハイウェイに左折して22km地点過ぎから傾斜が変わった。
緩斜面には変わりないけど、(体感)2%だけキツクなったってカンジ?
心拍は150bpm前後でキープするが、ケイデンス・速度は落ち込む。
34×27で80rpm前半がやっとだ。
このレースで初めて「ツライ…」と思い始めた。

と、同時に。
「今だ! 今まさにオレは試されているんだ!! ガンバレ、オレ!!!」
思わずカラダが震えた。

う〜ん…。
書いてる今(帰りのヒコーキの中)、考えるとビックリのハイテンションだなぁ〜

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