全体表示

[ リスト ]

前回までの2回のブログで、パッシブデザインの日射遮蔽(軒の出、ルーバー雨戸)や蓄熱の効果について、温熱環境のシュミレーションを示しながら考え方をご説明しました。

シュミレーションでご説明した提案プランは、HPで紹介している<姶良の家2>のパッシブデザイン、プランに興味を持たれ、問合せ頂いたクライアント様へのファーストプレゼです。
今回は、その提案プランのモチーフになった「薩摩ひらやパッシブ」<姶良の家2>のパッシブデザインの内容、温熱環境をご紹介します。

断熱性能を確保し、それと同時に徹底した日射遮蔽と通風排熱のしやすい、平面断面検討を行っています。
南側の縁側的なスペースをコンクリート下地のタイル床とし、蓄熱性能を上げています。
熱容量120KJ/m2K、今回のプレゼ案と同程度です。
窓廻りには、ルーバー雨戸、ハニカムサーモスクリーン設置しています。
イメージ 3イメージ 1 イメージ 2

イメージ 4

省エネ地域区分 7地域 / パッシブ地域区分 に地域 / Q値 2.45W/㎡K / μ値 0.04

この建物を設計している時期は、蒸暑地域で、断熱性能をどこまで上げて良いのか。まだ、確信が持てない時期でした。出来るだけ、空調機を使わない生活を望まれるクライアント様だったので、日射遮蔽を徹底しながら、それまでの断熱仕様を上げて作った住宅です。この後、樹脂サッシ等の開発が進み、大開口を設けながらも、容易に断熱性能を上げることが出来るようになってきています。

前回のブログで紹介したシュミレーションのQ値は2.0を切っています。
日射遮蔽の検討は、徹底する必要がありますが、
郊外での空調機を使わない生活は、より快適で現実的な話になっていると思います。

イメージ 5
イメージ 6

今回掲載した薩摩ひらやパッシブの蓄熱解説、温熱環境のグラフ、コメントは、「パッシブデザイン講義」(野池政宏)p135に掲載されている記事です。薩摩ひらやパッシブが「パッシブデザインコンペ2013 優秀賞」を頂いたことで、その応募内容を解説本に掲載頂きました。

話しが少し横にそれますが、じねんもくのパッシブデザインは、野池氏との出会いが無ければ成立していません。また、この住宅の設計は、野池氏、野池氏とともにパッシブデザインの普及に努めている米谷氏、両氏に、実際プランを見て頂き、多くのご意見、ダメだしを頂きながら設計を進めたものです。
特に、米谷氏は、私が東京の現代計画研究所勤務時代の同僚(木造住宅については大先輩)ということもあって、率直なご意見を頂くことができました。本当に感謝しております。

薩摩ひらやパッシブ

<続き> 蓄熱タイルは床暖房ではありません。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事