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(8/7日曜日 YouTubeの再設定、加筆を行いました。)
暑い日が続いていますね。明日の予想最高気温は34℃。この気温の中で、空調機を付けずに生活している御宅があります。昨年竣工した「姶良の家3」です。
日射遮蔽のための、ヨシズフレーム、アウターシェード、ルーバー雨戸などの設えをしっかりしてある家ですが、「室温を下げるために、日中、窓を閉め扇風機で過ごす。」じねんもくが勧めている、この使い方をまだ実行したことが無いとのコト。
先程電話で、
明け方、外気を入れて、太陽が出てくる前に窓を閉め、日射遮蔽の設えをすべて設置して、一日過ごしてみてください。日中、暑い時は、弱く扇風機をつけてみてください。
と、お願いしました。今日は、窓を開けて生活したそうです。
明日は、窓を閉めて生活を試していただきます。
データロガーは設置してあります。どのようなデータが取れるか、楽しみです。
本日のメールのやり取り、もうひとつ。やはり、日射遮蔽の話です。
じねんもくでは、問合せのお客様で、土地をお探しの方には、ご一緒に土地探しのお手伝いをさせて頂いていますが、そのお客様とのやり取り。
・・・・・・・・・・。
土地情報について、もう少し、補足させてください。
ご紹介しているこの土地の良さについてです。
先程の土地は、是非、購入をお勧めしたい土地です。
昨日の現況写真、Sun Seekerの写真でも解りますが、
1.南面道路で非常に日当たりの良い土地です。
2.東西隣地の駐車場が南側に計画されるので、
殆ど日影の影響を受けそうにありません。
3.土地の区画が大き目なので、隣地住宅との離隔距離が
しっかり取れており、風通しが良い。
4.区画の方位がほぼ南面している。
正確に言うと、道路境界線は、真南から8°程度東を向いています。
4.の真南を向いているということが、パッシブデザインを進める上で、
非常に重要なんです。
道路が30°、45°振れている土地はたくさんあります。
それがどのようにパッシブデザインに影響するか。
少し説明させてください。
今回の土地は、広さ的にも余裕があるので、8°程度の振れであれば、
敷地内で建物を回転して真南に向けることは可能だと思います。
少し長い説明になりますが、読んで頂けると嬉しいです。
パッシブデザインを進める上で、まず、基本的な性能として、断熱性能を上げます。
断熱性能を上げることで、「快適な目標室温」との温度差が小さくなります。
その小さな温度差を太陽熱などを利用して、さらに「目標室温」に近づけます。
断熱性能は、パッシブデザインの大切な条件なんですが、断熱性能を上げて、日射遮へいをしっかり行わないと、熱がこもり、夏、暑い家になってしまいます。
日射遮へいをしっかりして、断熱性能を上げれば、夏の暑い、外部の熱を室内に入れないので、涼しく過ごせます。
そのために、自然木では、「夏、窓面には日射を当てない。」を徹底するため、建物形状と外付けの日射遮蔽装置を時間をかけて検討しています。
先程、説明のためにYouTube動画をアップしました。
2年程前竣工した加世田津貫の家(passiveひらや)を設計する時に作成したGoogleSketch Up の動画です。
建物配置は、真南を向いて、軒の出を十分に出しています。
前半が8月30日の日影、後半が1月30日の日影です。
8/30は、7:00 9:00 12:00 15;00 リビング内部9:00
1/30は、9:00 12:00 16:00 リビング内部15:00
アニメーションは、夏冬、2回繰り返し同じ内容を表示します。
Googleの位置情報を元にした、月日、時刻の正確な日影です。
真南を向け軒の出を十分に取れば、南側開口部には、スダレ等を設置しなくても、
窓面に陽が当たらないことが解ります。
東西の開口は、陽の高さが低いので、軒の出で防ぐことはできません。
東の開口は、午前中。西の開口は、午後。すだれやルーバー雨戸を閉めることで対応します。
Passiveひらや (真南) https://youtu.be/691LV5msD4E
次の動画は、同じモデルを東へ25°回転させた時の日影です。
8/30は、真南と同時刻の日影ですが、早朝から10時過ぎまで南面の窓に陽が当たるコトが解ります。上下のスケッチアップパースを比較しても、8/30 8:00 同じ日、同じ時刻の日影ですが、25°東へ向けただけで、ここまで、日の当たり方が異なるコトが解ります。
25°向きを変えると、午後長時間、北面にも日射が当たり、対応が必要になります。
8/30 17:00 〜 18:30 までの北面の日影も表示します。
1/30 の時刻は同じです。午前中、日射が良く入り、午後は入りにくくなります。
こちらのアニメーションは、夏冬の順で一度だけ表示されます。
南開口部を真南に向けるのは、夏の日射遮へいを容易にするためです。
土地の形状、広さの条件から、建物を真南に向けることが出来ない敷地もあります。その場合は、南面にもスダレ・ヨシズを設置したり、南面のルーバー雨戸を日射対応で開け閉めします。
実際にやってみれば解りますが、南、東西、北、
すべての方位の対応を確実にやるのは、大変な作業です。
1,2年は頑張れますが、次第に徹底できなくなります。
しかし、窓から入ってくるエネルギー量は、想像以上に大きいんです。
一間巾の掃出し窓、一面から入るエネルギーは、1キロワット。
電気ストーブ一台と同じです。
軒の出やスダレ等の対応をしないで、窓面に陽を当てることは、
窓面に一台ずつ、電気ストーブを並べて生活していることと同じなんです。
真南に向けた配置を取って、充分な軒の出を確保する。
東西面の窓については、午前、午後と順番に開け閉めをすれば、
窓面に陽を絶対に当てない生活が容易に出来るんです。
鹿児島市内の比較的開けた場所で、真南を向けた配置は難しいことが多いのですが、
今回の土地は、その計画が出来る敷地です。しかも、通風も十分に確保出来そうです。
そういった意味で、とてもお勧めの土地です。
全体的な資金計画もあるので、そのバランスもありますが、
出来れば、このようなポテンシャルを持った土地で、
パッシブデザインを実現したいですね。・・・・・・・
こんなやり取りをさせて頂きました。
<ひらやパッシブ>配置・軒の出の検討1
<ひらやパッシブ>配置・軒の出の検討2
<ひらやパッシブ>加世田津貫の家
じねんもくパッシブデザイン 施工事例
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昨日、YouTubeの設定が良く無くて、表示されない時間帯があったようです。ご迷惑をおかけしました。今朝早朝、設定し直し、解りやすいい用加筆しました。
2016/8/7(日) 午前 8:18 [ じねんもく ]