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この曲は、ソプラノまたはテノールのための「14の歌曲集」作品34の終曲として、1912年に出版され、ソプラノ歌手「アントニーナ・ネジダーノヴァ」に献呈されました。 “ヴォカリーズ”の性質上歌詞は無く、母音の「AH〜」だけで歌われる旋律が美しい曲です。 また、色々な編成による器楽曲としても広く演奏されおり、それぞれに魅力的な色を見せてくれます。今回は「ソプラノ」と「ピアノ」、「ヴァイオリン」と「チェロ」、最後にオーケストラでの演奏をご紹介いたしましょう。 それぞれに素晴らしいのですが、特に私の感情に一番訴えるのは人の声、中でも「アンナ・モッフォ」です。 ベートーヴェンが最後に「この世で最高の楽器は人の声である」と9番で合唱を入れたのは有名な話ですが、感情をダイレクトに伝えるのはやはり人の声以上のものは無い、私はそう思います。 続いてはピアノです。 ピアノはビブラートが無い分、客観的に迫って来ます。 ヴァイオリンの演奏です。 ヴァイオリンは繊細に響きます。まるで心の内が透けて見えそうな、そんな気持ちになります。 続いてチェロの演奏。 チェロは人の声に一番近いと言われていますので、そういう意味ではこの曲にふさわしい独奏楽器と言えるのかもしれません。 しっとりと、深く心に響きます。 最後はオーケストラ。 室内楽とは違い、一歩引いた感じがまた染み入ります。 |

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