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シューベルト/セレナーデ。 曲との出会いは忘れましたが、この美しいメロディは心に深く刻まれています。 「セレナーデ」とは、愛する人の家の窓の下に佇み、夜に奏でるロマンチックな歌や楽器の演奏を言いますが、これがイタリアであったなら全く違う曲調になることでしょう。 さて、この曲は歌曲集「白鳥の歌」に入っており、シューベルトが亡くなった年に作曲されました。 この「白鳥の歌」というタイトルも、「死を目前にした白鳥が最も美しい声で鳴く」という言い伝えから付けられたもの。この曲を聴くだけでも、シューベルトという人の感性が分かります。 シューベルトはベートーヴェンと同時期に生きました。しかし、その音楽性は全く違います。 ベートーヴェンは、どちらかと言うとメロディーメーカーとしての才能はありません。短いテーマを展開させながら曲を進めて行きます。 そして一方のシューベルトは稀代のメロディーメーカー。次々に美しいメロディが繋がって行きます。しかし、交響曲などを書かせると、それが災いしてしまいます。 例えばベートーヴェンの場合、何でもない一つのテーマを和声とヴァリエーションで劇的に展開しますが、シューベルトはそのメロディーが災いして対位法による展開を邪魔してしまいます。ですから、長丁場の交響曲より美しいメロディーが命となる「歌曲」を得意とするのは当然のことなのでしょう。 では演奏です。 もはやポピュラーと言っても良い曲ですので、様々なアレンジが出ています。 その中から3つ選びました。皆さんの好みに合うのはどの演奏でしょう。 |

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