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「歌劇」は「総合芸術」と呼ばれます。 オーケストラに歌手、舞台装置もありますから、それだけアクシデントも多いもの。 例えば人気の歌劇、プッチーニの「トスカ」では、最後にヒロインが「身投げ」します。 ここでグッと悲劇が盛り上がるのですが、意に反して世紀の「大喜劇」となりました。 ヒロインがセットの一番高いところから塀の向こうに飛び降りたのですが、下に用意してあった「トランポリン」が弾みすぎて「ポーン、ポーン」と何度も塀の上に体が出てきてしまい、その度にホールは大爆笑。その姿を想像するだけで笑えますよね(笑)。 一説にはヒロインが生意気なので「意地悪」されたとも言われていますが、まさかお金を頂いての公演で「そこまでやるか」と思います。真偽のほどは分かりませんが。 ヴェルディの「椿姫」も面白い話しが残っています。 事もあろうに「初演」でのこと。 「結核」で儚くも死んでしまうヒロイン。これも悲劇の物語です。 ところがその役を演じたのが「超健康体」の肉感溢れる女優。 日ごとやつれていく場面で客は笑い転げ、最後の臨終シーンではやはりホールが爆笑の渦に巻き込まれたとか・・・。 「マリア・カラス」がデビューした時に「やっと牛より痩せているカルメンが見られる」と言われたものでした。 つまり、それまでは痩せた女優はいなかったということなのでしょう。 日本にも伝説があります。 「カルメン」の舞台でテノール歌手が「カルメ〜ン。君の名は?」と歌ってしまいました。 流れの中で誤魔化せるでしょうが、それに気づいた人はおかしくて堪らなかったでしょうね。 私も昔は舞台をよく見たものですが、思わぬアクシデントなどは楽しみの一つでもありました。
演じている方は「冷や汗」ものでしょうが、鑑賞している側は結構楽しめるものです。 |

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