ここから本文です

書庫Jazzとその周辺

記事検索
検索

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]

919

桑原あい、自身の新トリオを中心としたニューアルバムのリリース&全国ツアー開催決定


いま最も勢いのあるジャズピアニストが、桑原あいだろう。
「ポスト上原ひろみ」などという言われ方もしているようだが、自分としては桑原のほうが断然いい。

間もなく発売の新アルバムに収録されている「919」という意味深なタイトルの曲は、安保関連法案が強行採決された3年前の9月19日を表しているのだという。

「あの時に湧いた憤りや違和感を音楽で表現しました。可決から1週間経たずに書いたのですが、個性の強い楽曲なので、CDに入れるつもりはなかったんです。でも、今回のアルバムなら自然な形で収められると思ったし、このメンバーとだったらカッコよく演奏できるかなって」(JAZZLIFE誌9月号より)

個人的には、吉田沙良(ものんくる)の参加もかなり興味深い。

今年のジャズ界はコルトレーンの幻の録音発売の話題で席巻されていた感があるが、このニュースがジャズ界にとどまらず一般メディアでも取り上げられていことからも、ジャズ文化の裾野の広がりを感じさせる。

ジャズ界の内輪だけでの評価争奪戦を脱して、
リアルな社会的事象への態度を作品に取り込みながら自然に発信できる新しい世代の台頭に期待する。


アトミック・ベイシー


そういえばカウント・ベイシー楽団のわりと有名なアルバムで、その名も「アトミック・ベイシー」(1957年録音)という作品がある。

イメージ 1


ジャケットもご覧の通りキノコ雲の写真をどーんと無邪気にあしらったデザインにもかかわらず、「不謹慎」とか「無神経」だとかの批判は聞いたことがない。

アメリカにしてみれば今も昔もそんな感覚なのかもしれないが、日本でもそのままのジャケットで普通に販売されているのが不思議といえば不思議である。

だがよく考えたら、ジャケットには「E=mc2…」云々と原爆を連想させる式は書かれていても、どこにも「ATOMIC」の文字はない。原題は単に「BASIE」のようだ。わざわざ「アトミック・ベイシー」という物騒なタイトルで売り出したのは、日本のレコード会社なのではないか(あくまでも推測なので間違っているかもしれない)。

イメージ 2


Amazonに掲載されている商品説明でも「人気と実力を兼ね備えたメンバーに囲まれて、ここではベイシーがいつも以上にスインギーな演奏を現出してみせる。これはまさに“原爆級”のベイシー・サウンドだ」などとかなり危険な文句が書かれていて大丈夫なのかと思うが、まあ大丈夫なんだろう。


カープへのヤジには明らかに悪意が込められているから、同列には語れないと思うが。
アート・ブレイキーの長すぎるドラムソロは6:40あたりから。



ブレイキー御大なら3往復くらい見舞われても叩き続けそうだけどな。




女優でもあり、TV出演も多かったジュリー・ロンドン。同時代の歌手の中でも映像が多く残っているのはファンとして嬉しい。


八代亜紀の歌うジャズはどれも“舟唄臭”がきつくて時に鼻につくが、このセントルイス・ブルースはそれが良い方向に作用した名唱ではないか。

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事