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〈自然が元来備えている「局在性」と「並列性」に着目。これに対して、なるべく分解せずにスーパーコンピュータの動作に変換できればよいと考え、もともとの方程式が表す自然現象を一気にシミュレーションできるスーパーコンピュータがあると仮定し、方程式が表す対象をその仮想スーパーコンピュータのプログラムに翻訳するという方式を考案した〉そうだ。

すごいな。何言ってるか全然分からないけど。

と思ったら、理研のプレスリリースの一部をコピペしているだけだった。


この記事を書いた人もたぶん分かっていないのだろう。

娯楽としての正義

お詫びと訂正

 当サイトに掲載した8月25日付記事『NHK特集、「貧困の子」がネット上に高額購入品&札束の写真をアップ』における以下記述について、事実誤認であることが発覚しましたので、次のとおり訂正してお詫びします。

Business Journal 2016.08.31


醜悪な騒動だった。
全体として見れば明らかに経済的な不自由を強いられている未成年の個人について、たまの贅沢の誇示や高額品の所有など局所的な側面に関する個人情報を集約・拡散しようとする匿名の人々の群れ。彼らが弄ぶのは、それを追求することによってなんら社会的価値を生まない、正義ヅラをした娯楽である。

これに加担して政治の責任を回避しようとする片山さつき。彼女に象徴される権力側にとって、彼らは重宝な存在だ。
ところが、その根拠となる事実が誤っていたというのである。だが、彼らの誰一人として責任を取ろうとする者はいないだろう。


たとえばこのところのTVのワイドショーやスポーツ紙は、二世タレントによる性的暴行事件に関して母親の会見については延々と取り上げ、被害者の年齢や容姿に関する情報まで報じる一方で、被害者側の視点に基づいた報道はほとんど行わない。
まさに正義ヅラで娯楽を楽しめることが、これらの報道の「商品価値」だからだ。
イメージ 1まだ半分ほど読んだところだが、科学者と哲学者が互いの領域を超えてここまで真剣対話した本は他に読んだことがなく、非常に面白い。
 
たとえば「時間」や「空間」は科学と哲学の双方にとって重要なテーマとして有史以来研究されてきたにもかかわらず、殊に近代以降は科学(物理学)における時間・空間と哲学におけるそれらとは、あたかも全く別の概念であるかのごとく互いに無関係に研究が発展してきた。
アインシュタインの相対性理論が提唱された20世紀には、時間と空間は本質的には同じもので、物体の運動する速さによって時間も空間も伸び縮みする、違った運動をする者同士では「同時」を共有できない――などという有史以来の人類の時間観を覆す大転換があった。にもかかわらず哲学業界ではそうした成果が全く無視されたまま、相も変わらず「『現在』とは何か?」「『過去』はどこへ行ったのか?」「そもそも時間は存在するのか?」などといった“哲学的”議論が戦わされている。
 
かのリチャード・ファインマンは「科学哲学は科学者の役に立っている。鳥類学者が鳥の役に立つ程度には」という意味の皮肉を述べているが、それほど哲学は科学の側から相手にされてこなかったのが現実だろう。それに対して哲学の側も、ひたすら近代科学の成果を無視することで自らの存在意義を守ってきたように見える。
こうした問題の責任の多くは、科学よりも哲学の側にあるのではないかという気がする。
それを極端な形で暴露したのが、本書でも俎上に上っているソーカル事件であるといえるだろう。

本書では物理学者の須藤靖氏の容赦ない科学的ツッコミに、科学哲学者の伊勢田哲治氏が哲学の立場から弁明する形で議論が進む。
そもそも立脚する枠組みが違うので議論も微妙にかみ合っていないのだが、そこがまた問題の本質をよく表していて面白いのである。
それでも、議論に臨む姿勢は双方ともイデオロギーに囚われることなく極めて誠実で、読んでいて心地よい。あらゆる議論は、本来こうあるべきだろう。
 
 
イメージ 1人間原理を扱った啓蒙本はあまり多くないので見つけるとすぐ買うのだが、これは本当に面白い。古代から人類の宇宙に対する認識がどう変遷してきたかから説き起こし、いかにして人間原理の発見というパラダイム転換に至ったかが平易に興味深く描かれている。
 
「なぜ人類はこの宇宙に生まれることができたのか」という問いは難問に思えるが、そもそも人類がこの宇宙に存在しなければ、そんな疑問を持つ主体も存在しない。「宇宙を認識するわれわれ人類が現に存在しているので、この宇宙がそのようにできているのは必然だ」という当たり前の大前提から出発するのが人間原理である。デカルトの「我思う、故に我あり」の考え方とも似た構造だろう。
 
 
 

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