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・・・・木更津 金田屋リヒトミューレ・・・・
木更津の文化の象徴であった西側の市街地は、現在では人通りも少なく嘗ての賑やかさを
失ってしまいました。 近年映画館を始め古い建物が次々と解体され、街の景観も大きく
変わってしまい、時代の流れとは言え当時の華やかな木更津を知る者にとっては、思い出
その物が失われてしまうようで寂しいものです。
そんな木更津の本町通りに昭和7年に建築された金田屋洋品店が現在でも残っており、この
建物もいずれは解体されてしまうのではと危惧していましたが、昨年の11月におしゃれな
アンティークショップ「金田屋リヒトミューレ」として生まれ変わりました。
平成27年11月にオープンした金田屋リヒトミューレさん
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それでは、はじめに金田屋さんの歴史から見て行きましょう
こちらの画像は明治26年(1893年)に撮影されたものです。
日の丸や提灯飾り、屋根には「初宇利」の看板が見えることから正月に撮影された
ことが窺われます。2階の窓には洋風なバッグが掛けられ、店頭には沢山の洋服が
吊るされています。店先に写っている人物は、まだ幼さが残る丁稚奉公のようです。
金田屋洋品店は、木更津で江戸時代から続く薬局の雑貨店として明治時代に開業。
アルファベットで「KANEDAYA YOHINTEN」と書かれた看板建築は
周りの建物と比較してもハイカラな洋品店らしさを感じますねぇ
木更津は海運で栄えた街です。
現在のようなダンボールや発泡スチロールの無い時代、
物資は木箱や樽に詰められていました。
自動車が普及するまでは、物資の運搬は大八車でした。
こちらの画像は昭和時代の絵葉書で戦前に発行されたものです。
右側に写っているのが金田屋洋品店で、右の電信柱には金田屋の文字も確認出来ます。
左に写っている金田屋薬局には出入り口に庇のテントが設置され、着物姿の女性らしき
人物がこちらを見ています。
もしかしたら金田屋薬局の女将さんなのかもしれませんねぇ
奥に写っている洋風の建物は千葉銀行木更津支店です。
じのさん世代にはリアルに懐かしい本町通り
こちらは、平成24年撮影の旧金田屋洋品店
現存する建物は昭和7年の建築で、壁面をモルタルで覆い、欄間の緑色のダイヤガラスや
ギロチン窓、正面の特徴的なアーチ形の装飾は昭和初期のモダンな建築様式が窺えます。
以前より、カーテンに覆われた店内部は、どの様な作りになっているのか興味がありまし
たし、長年設置されていた「レディースサークルひまわり」の看板も雰囲気がありました。
アンティークショップとして生まれ変わった金田屋リヒトミューレ 平成28年2月7日撮影
庇の部分が綺麗に修繕され、藍染ののれんがレトロな外観とベストマッチですネ!
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それでは、店内の様子を見て行きましょう!
店名の由来やトレードマークにもなっている「リヒトミューレ」
太陽光が当たるとガラス球内にある4枚の羽根板が熱で暖められて回転します。
日本ではラジオメ―タ―と呼ばれていますが、ドイツ語でリヒトミューレと言うのだそう
ゆっくりと回転する様を見つめていると、時間までもがゆっくりと流れるようで、心和み
癒されます。 おしゃれで装飾性があるので、部屋のインテリアに良いと思いますョ!
店内の様子です
骨董店と言えば壺や掛け軸等を連想しがちですが、こちらは西洋風のアンティークショップ
と言ったイメージのお店です。
味のあるアンティーク家具が、ぬくもりのある空間を演出していますねぇ
こんな空間での生活に憧れてしまいます・・・
取扱商品は、ダンヒルのオイルライターや時計等で、オールドノリタケのフィギュリンに
も目を奪われます。
でも・・・私が一番気に入ったのは、このガラスケースなんです!
もちろん非売品ですが、こんな素敵なケースにコレクションを飾ってみたいですねぇ
時計類は、掛け時計・置時計・腕時計など種類も豊富です。
このベティーちゃんは目玉が左右に動くんですョ!
昭和なラジオもありました。
右のナショナル マジック・スーパーは、私のコレクションと同じ物です。
私のラジオには昭和30年6月29日求と墨書きされているので、60年程前の製品になります。
金田屋さんへの訪問当日、ご主人はご不在でしたが、気さくな奥様から
お店復活のエピソードなど、沢山のお話しをお聞きする事が出来ました。
一時は建物を取り壊す話しが持ち上がったという旧金田屋洋品店ですが、
趣きたっぷりのレトロ建築を生かして、見事に息吹が吹き込まれました!
衰退の一途をたどっている木更津の旧市街地に一筋の光が差し込んだようで
木更津を愛する者のひとりとして、とても嬉しく感じています!
アンティークショップと言うと敷居が高いと感じる方もおられると思いますが
お店を眺めているだけでも充分に楽しめますし、もしかしたらアンティークな
逸品との運命的な出会いがあるかもしれません。
是非木更津に足を運んで頂き、昭和の思いを馳せてみては如何でしょうか・・・
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木更津本町
金田屋
リヒトミューレ
木更津市中央2丁目1番16号
TEL0438−38−3538
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昭和39年発行 木更津市動態地図より
旧金田屋洋品店に核当する場所は、浜田屋呉服店で記載されています。
当時は浜田屋さんが経営されていたのでしょうか、もう少し調べてみたいと思います。
当記事の記載において間違いがありましたら、コメント欄にてご一報下さい。
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こんにちは。
良いですね!!
私的にはカフェなんか併設してくれればうれしいですね。
私はマツダ?の真空管ラジオを持ってますが、いつ頃のでしょうね^^。
2016/2/13(土) 午後 2:48
ココ!必ず行きます・・・
ナイスな情報ありがとうございます!
2016/2/13(土) 午後 9:14
リヒトミューレという物があったのですね。
よくロシアあたりの超能力者が手を触れずに動かすのに使っているのをテレビでみてましたが!
熱をかければ回る仕組みがあったとは▪▪▪
[ 工作員 ]
2016/2/14(日) 午前 5:58
なおさん
こちらにもご訪問頂き、ありがとうございます。
そうですね、コーヒーでも飲みながらリヒトミューレを眺めたら、落ち着いた時間を過ごせるでしょうねぇ
[ じのさん ]
2016/2/15(月) 午後 9:54
江見気分さん
こちらにもご訪問頂き、ありがとうございます。
わぁ〜嬉しいです!是非行ってみて下さい!!
江見さんのお宅にも、リヒトミューレはベストマッチすると思いますョ〜
因みに、招き猫は居ないです・・・(^^;
[ じのさん ]
2016/2/15(月) 午後 9:59
工作員さん
こちらにもご訪問頂き、ありがとうございます。
えっ、ロシアの超能力者インチキじゃないですか〜(^^
実は私も初めて知って、お洒落だし欲しくなりました〜
お子さんの科学の教材に良いかもです・・・
[ じのさん ]
2016/2/15(月) 午後 10:12
7月3日にこのお店に初めて入りました。
オーナーの長谷川さんが気さくな方で、お話が楽しかったです。
本町通りに面したお店はシャッターが閉まったものばかりですが、実はそのお店のオーナーは皆さんお金持ちで、郊外に大きな邸宅をお持ちの方ばかりと聞き、昭和の時代に皆さん一杯稼いだのですねって長谷川さんと笑いました。
長谷川さんとは再訪を約束したので夏にまた行きます。
[ カルトグラファー ]
2016/7/12(火) 午後 0:49
カルトグラファーさん
そうですか、木更津に来られていたんですねぇ
ちょっと見ない間に、古い家屋がどんどん消えて行ってますねぇ
当時木更津随一の高さを誇った、温泉ホテルも更地になってしまい違和感を感じています。
本町通りのあの立派なビルも閉めてますが、確か息子さんはお医者さんだとか・・・
再訪とは、何かお気に入りの品がありましたか?
[ じのさん ]
2016/7/13(水) 午前 1:55
こんにちは。
実は、このお店の古い掛け時計が気に入ってしまい、こちらで買い求めようかと思っていますが、ちょっとお値段が。冷静にならないといけないので、ちょっとお時間をかけて思案中です。
それにしても、木更津旧市街は櫛の歯が欠けるように、古い建物(=自分にとってはそこに建っていて欲しいもの)が徐々に取り壊され更地になっていますね。
先日も、八剱八幡神社の裏手のみまち通に面した角地のお店が解体中でした。ヤスムロも更地だし、散歩していて違和感がぬぐえません。
最後の砦は、海岸にある”富士見亭”かも。あそこの焼きそばは45年間変わりませんね。
[ カルトグラファー ]
2016/7/15(金) 午後 0:55