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南房総に受け継がれる匠の技
毎日暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
8月という事で夏らしい記事をと、
今回は、じのコレクションより房州うちわの紹介です。
「日本三大うちわ」といわれているのが、
京都の「差し柄うちわ」と、四国は丸亀の「平柄うちわ」
そして房州の「丸柄うちわ」になります。
房州うちわの特徴は、優れた素材のシノダケを用いた
丸柄の技法にあるといわれています。
明治10年に、館山の那古町正木の竹問屋岩城惣五郎・庄七父子が
竹材商からうちわ製造業に転じて、東京から職人を招き
手作業と協業で製作を始めたが房州うちわの始まりです。
房州うちわづくりは、竹の選別から始まり、
割竹、弓削、貼りなど、21もの工程で仕上げられます。
すべてが手作業で、熟練した職人たちの伝統の技が生きています。
うちわ職人は、冬期に山に入り
房州では「ダイミョウ」と呼ばれるシノダケを伐ります。
竹は一定の寸法に切られた後
日本剃刀によって1本の竹が、太は64本、細は34本の穂先に割かれます。
うちわづくりは、農閉期の主婦たちによる手間賃稼ぎの内職となりました。
さて、それではじのコレクションの房州うちわを見てみましょう!
皆さんも気付かれていると思いますが
このうちわに描かれている人物は
昭和の歌謡界の女王「美空ひばり」さんです。
マダイ・カツオ・イセエビでしょうか
若かりし頃のひばりさんが、鮮魚と書かれた法被に鉢巻き姿・・・
カワイイカワイイ魚屋さん♪の曲が聞こえて来そうですねぇ
その訳は・・・
小宮商店という鮮魚も扱うお店で配られた
暑中見舞いの粗品だったようです。
記載されている電話と有線の番号から
昭和30年代に製作されたと思われますが
当時は無版権で、この様なグッズが多種つくられていたようです。
安房郡江見町・・・
なんと江見気分さんのお近くじゃあないですか!(^^;
現在でも商売されているんでしょうかねぇ?
江戸うちわの流れを汲み、
100年余も生き続けてきた房州うちわ
扇風機、エアコンなどの電化製品が普及し
実用品としてのうちわは使われなくなってきましたが
現在では、贈答品やインテリアとして年間30万本の
房州うちわが生産されているそうです。
こうした中、平成15年に千葉県では唯一の
経済産業大臣指定伝統的工芸品として認定されました。
房州うちわは、今、新しい魅力に置きかえられようとしています。
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