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鹿野山の虎騒動
この事件は、今から37年前の1979年(昭和54年)8月2日に起こりました。
千葉県君津市鹿野山の神野寺で飼育されていた虎が檻から脱走し、近隣住民が
大パ二ックに陥ったのです。そのもようは、テレビのワイドショーで連日放送
されていたので、記憶に残っている方も多いでしょう。
脱走後、27日目に発見され射殺された虎
逃げた虎は、神野寺境内にある「十二支園」という小動物園で飼われていた生後
1年の「ベンガルトラ」のオスとメスの2頭。
まだ子どもの虎とはいえ、すでに体長1.5m体重90㎏にもなっており、千葉県警
が殺人事件並みの捜査本部を木更津署に設置し、地元の猟友会200人を導入して
連日山狩りが行われました。
神野寺境内「十二支園」跡地に残る檻
檻の中には、なんと12頭ものベンガルトラが飼育されていた。
なぜ虎が檻から脱走したのか、詳しい原因は不明なのですが、警察では
何かの拍子に、虎が内掛鍵を跳ね上げ扉が開いたのではないかと推測。
しかし、寺が警察に通報したのは虎脱走発覚から6時間後だったという。
神野寺境内「十二支園」跡地に残るベンガルトラの檻
事件発生時、寺には研修のため高校生が宿泊。
神野寺周辺には、80世帯の民家と300人以上の住民。
また夏休み期間中という事もあって、マザー牧場キャンプ場に56人
国民宿舎には家族連れの120人、寺の講堂に高校生67人
その他施設に中学生等117人が付近を訪れていました。
神野寺境内「十二支園」跡地に残るニホンサルの檻
鹿野山一帯には直ちに交通規制が布かれ、住民たちは戸締りを厳重するなどの
対策を取った。
夏休み中の子どもたちも外には一歩も出られず、退屈に耐えねばならなかった。
神野寺境内「十二支園」跡地に残る檻
8月4日午前10時、1頭目の虎を4発の銃弾にて射殺。
脱走14日目の8月16日、寺から2km離れた住宅街の民家の庭に2頭目の虎が出没。
脱走26日目の8月28日、飼い犬が虎に食い殺される事件が発生。
同午後0時20分寺から約4km離れた山中で2頭目の虎が射殺される。
神野寺境内「十二支園」跡地
捜査日数26日
延べ動員数
警察官4800人 猟友会1100人 消防団1500人
計7400人
幼少の頃から、幾度となく訪れていた神野寺の「十二支園」
孔雀の羽根を広げた美しさに魅了されたのを覚えている。
檻の中に落ちている孔雀の羽根を何とか取れないものかと思案した事も・・・
中でも虎は「十二支園」の中でも目玉的な動物で、12頭も飼われていた。
12頭もの虎が飼育されていた背景には、繁殖による販売が目的だったという
地元の噂もあったり・・・ この事件を切っ掛けに全国で条例の制定が相次ぎ、猛獣を飼育する際には
特別な許可が必要となったそうです。
クモザルと遊ぶ、当時の山口住職
館山城山公園下にある孔雀園
孔雀の美しさに少年時代のじのさんは魅了されました。
孔雀園には、ほのぼのとした昭和な雰囲気が今でも残っています。
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2016年08月31日
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