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ダイ王子が組み合わせた両手に力を入れながら発言した。 「しかし、あまりにも禍々しい生き物にございますな。戦う者達が怯えてしまう事が心配ですね」 アミー国ウージー国王が即答で答えた。 「お言葉ですが、アミー国の兵士が恐怖で手足が石のように固まってしまう者等一人もございません。それは、私が保証致します。しかし、心配が一つだけございます。今回攻撃の主力となっております『カール弓』は、これまで非戦闘員でありましたカーペン国の若者が担当しております。日々の努力でカール弓を使う能力は間違い御座いませんが、気持ちの面を考えますと、不安はございます」 「しかし、今更兵を割くわけにもいかんだろう」 「接近戦を担当するわが国の兵士は、去年の戦いでその数を大きく減らしております。今回の戦略では、カール弓を使う若者たちを外す事は困難であります」 会場に重苦しい雰囲気が充満した。下を向くもの、椅子の手乗せを爪で叩くものと色々いたが、良作は浮かばなかった。時間だけが過ぎていった。 その沈黙の中、若いホーク王子が口を開いた。 「私は皆さんの中で、一番多く若者達の修練を見つめ、そして一番良く彼らを知っております。彼らなら大丈夫だと思います。若者は、新しい状況に先頭になって挑戦する者達です。恐怖という状況にも、きっと立ち向かってくれると信じております」 「信じると言ってもな・・・・・。残念ながら、彼らが出来るかどうかという結果論だけが欲しいのだからな」 「私が彼らの傍で直接指揮を執ります。彼らと一緒に戦いたいのです」 ダイ王子が慌てて制する。 「いかん、いかんぞ。貴殿が若者たちに全幅の信頼を置くことは十分に分かった。しかし、彼らの直ぐ横で指揮を執る必要も無いであろう。貴殿にもしもの事があれば、何とする」 「これは、ダイ王子のお言葉とも思えませぬ。外の者が指揮を執る事が良くて、私がダメと言う事は無いでしょう。何より、今回はメアーテ国の試練であります」 「貴殿の言うことはもちろんもっともなことであるが・・・」 ダイ王子の言葉を遮って、ホーク王子の父であるウージー国王が口をひらいた。ゆっくりと。 「ダイ王子。このホークは言い出したら聞きませぬ。私は、ホークにやりたいようにさせようと思います。そしてもし、ホークが敵に倒される事になりましたら、私が馬を飛ばし、指揮を引き継ぎます。私からもお願いします。この不肖の息子の申し出、了解いただけませんでしょうか?」 ウージー国は真っ直ぐにダイ王子の目を見つめて、一言一句はっきりと伝えた。言葉全てに、彼の強い意志があった。子を信じる気持ちと、カール弓を操る若い者達を信じる気持ちである。それから彼はゆっくりと頭を下げた。 当初父親の行動に少し驚いていたホーク王子だったが、さっと立ち上がり、父親以上に頭を下げて必死に頼み込んだ。 うーんと、ダイ王子が腕を組んで唸っていたが、いつまでも頭を上げない二人の男を見て、決断した。 「分かった。ホーク王子に任せよう」 「ありがとうございます」 父子は顔を上げ、改めてお礼を言った。 ==================================================================
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・担ぐ
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《説明》
⇒時は西暦二〇二五年。出生率の低下は政府の予想を大きく下回り、子供が産まれにくい時代が到来していた。
⇒時は西暦二〇二五年。出生率の低下は政府の予想を大きく下回り、子供が産まれにくい時代が到来していた。
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当然、馬が人間の言葉で答える事は無い。逆に、何だこいつはと途惑い始めた。自分を追いかける者に、このような人間はこれまでいなかったのだ。 「私は喉が渇いたよ」 ビリーが、じっと見つめる。 「どうだね、一緒に飲まないか?」 彼は話しつづける。 「美味いだろうな!」 「先に飲んでしまうぞ」 「どうだね、一緒に」 「毒など入っておらぬぞ」 まるで、人に話し掛けているようである。兵はそれを不思議な演劇でも見ているように思いながら眺めていた。 「よし、先に飲むぞ」 彼は瓶を抱え上げ、その注ぎ口に自分の口をつけ、直接のんだ。ごく、ごく。 水瓶を地面に置き、改めて尋ねる。 「どうだね、毒など入っていない。むしろ、美味しぞ」 大きな瓶になみなみと水を注ぎ、自分はまた瓶から直接水をのむ。 「うーん、美味いぞ」 彼がにっこりと笑うと、ビリーに変化が起こった。ぶるぶると首を三回ほど振った後、彼の所に歩き始めた。ゆっくりと、一歩ずつ歩みより、彼の前に立った。 彼は座っているので、ビリーを見上げる形となった。 「大きな体だな。おまえ。そして綺麗だ」 彼は、のん気に感想を述べた。 ぶふーっと吐いた鼻息が、彼の所に届いた。 「まあ、飲めよ。喉乾いただろう?」 奇跡は起きた。兵の誰もが憧れ、そして恐れるビリーが人が与えた水を飲んだのだ。「おおおーーー」という兵士の驚きの声が広場に広がった。それでもなお、ビリーは水を飲みつづけ、ラグー隊長は微笑んでいた。椀の水が無くなり、ビリーが顔を上げる。 「どうだ、美味いだろう」 彼は空になった椀に、もう一度水を注いだ。ビリーは、改めてその水を飲み干した。更にもう一度注ぎ、ビリーはそれも飲み干した。ラグー隊長は水を注ごうとしたが、瓶の中は空で引っくり返しても何も出てこなかった。 「もう、終ってしまった」 そう言って、彼はわらった。はっはっはーと、大きな声で笑った。後ろに手をつき、両足を投げ出して大声で笑った。ビリーは、ただ見下ろすばかりだった。彼は、ビリーの体から殺気が無くなったのを感じ取って、ゆっくりと立ち上がった。徐に近づき、逞しい首を軽く触った。ビリーは逃げなかった。更に三度程、軽く叩いた。 「どうだね、私の馬になってくれんかね」 ビリーは首を大きく縦に振った。 ==================================================================
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現象が分かれば、対策をどうするかである。 協議の結果、幾つかのプランが出た。とにかく、一個ずつ実行する事にした。 まず、胸像から殴られないよう、胸像の手を、あらかじめグライム王子が抱え込み、その隙にダイ王子が馬の口の中に手を入れることにした。力技である。 細心の注意をもって、グライム王子が胸像の左奥に回りこむ。両の手で、胸像の右手を抱え込んだ。今の所、胸像が動く気配は無かった。冷たい石の感じが、グライム王子の手のひらに伝わっていった。その感触は、石以外の何者でもない。 ダイ王子は、グライム王子が抱え込んでいる右手の方向から回りこみ、ゆっくりと手を伸ばした。口に近づいたその瞬間、やはり馬の目が開き、その後、手が動いた。あっという間も無かった。 グライム王子の体重など、胸像にとっては問題外だった。腕一本だけで、簡単に、グライム王子をぶら下げたまま腕を回したのだ。 ダイ王子は警戒していたので、素早く後ろに飛んで、その攻撃をかわす事が出来た。とにかく、胸像の力が、半端でない強さである事は分かった。 つまり、グライム王子一人の力では、胸像の動きを止めることは不可能であった。一瞬、ダイ王子の脳裏に見届人であるJに助けを求めようと思ったが、それは恥ずかしい事だと思い、止めた。 二本の手を、後ろ手で括れないかと考えたが、丁度良い紐が無く、諦めた。もしあったとしても、よほど丈夫でない限り、簡単に引きちぎられると思った。 力技の後は、素早さで挑戦だった。 ダイ王子は、自分のスピードにかける事とした。胸像の真正面に立ち、両足をしっかりとふんばる。ボクシングのような構えをして、一直線に右手を繰り出した。拳は口の中に一部入ったのだが、その瞬間目がまた開いて、なんと両手がダイ王子を挟み込むように飛んで来たのだ。 ダイ王子は、反射的に後ろに跳んだ。「バン」というもの凄い音がした。胸像の両手が、ちょうど拍手する瞬間が見えたが、次の瞬間、元の位置に戻っていた。 ダイ王子の背中に、二筋の汗が伝った。とても嫌な汗だった。一瞬飛びのくのが遅れていたら、あの硬い石の手に挟まれて、どうなっていたか、想像もしたくなかった。 二人の王子は、胸像を前にして、次の一手を考えているが、何も浮かばない。 松明の灯が揺れる暗がりの中、時間だけは過ぎていく。 ==================================================================
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宮殿の馬小屋に到着した。 テリを馬小屋の主に預ける。 「テリ、最後だ」 両の手でテリの両頬を挟みこみ、その長い顔を見て、私は話し掛けた。 「短いつきあいだったが、世話になった。今日が最後なんだ。私は、今日消滅する。いなくなるんだ」 私を見つめる黒々とした二つの目が、潤んだように見えた。いや、潤んで見えたのは、私の目に溜まった涙のせいかもしれない。 目の前にあるテリの顔が伸びてきて、私の右頬に、彼の首を押し当ててきた。私は両手で首を抱き、 「さよなら。さよならなんだ」 と叫んだ。多分、私に言葉で語り掛ける事の無い、人間じゃない愛馬だからか、私は初めて、さよならと言ったと思う。 「さよなら・・」 私は、テリの目を見ることが出来なかった。くるりと踵を返して、手綱を持った男に、「頼む」とだけ告げ、走り去った。 宮殿内での披露宴はとても煌びやかで、参加しているだけで、幸せに取り込まれそうな雰囲気だった。そこには、ただ純粋に二人を祝う思いだけが溢れ返っていた。 何人かの者に声をかけられたが、会場の端に移動していた私の周りには、比較的静かな時が流れていた。 バケッティアの王族の皆さんは、いつも以上に素晴らしいお姿で、日頃話なれたご家族のそれではない威厳に溢れていた。 特に、今回結婚の選に漏れた二人の姉の美しさは、これだけ着飾れた人達の中にあって、群を抜いていた。 会場の男達が、「皇子は迷われたであろうな。あれだけ美しい三人の姫の中かお一人を選ばれたのだから」と言った内容の話をしているのを、何度も聞いた。 思いがけず、バケッティア国王夫人が私を見つけになり、進み寄ってこられた。周りの者が、その気品さに圧倒され、私の前まで自然に道が出来た。 「本日は、おめでとう御座います」 ありがちな言葉だったが、それは私の本心から出た言葉だった。 「ありがとう、ヨハネ殿。今日のこの婚儀も、ヨハネ殿によるところが大きいと思っております。本当にありがとう。アンジェラも、国王も大変感謝しております。もちろん、私も。あなたが、私達の絵師でいらした事、感謝の気持ちでいっぱいでございます」 普段、おしゃべりなる事の少ない夫人が、饒舌に話されている。私は、それに先ず驚いてしまった。 そしてなんと、軽くではあるが、はっきりと私に頭を下げられたのだ。まわりで「おおーー」と言うざわめきが起こった。王国の方で、しかも国王の夫人が、ただ一人の者にお辞儀をしているのだ。常識では考えられない事である。 「その様な事をされますと、王様の、引いてはバケッティア国の威厳に関わります。もう、頭を上げて下さい」 私は、慌てた。 国王夫人はゆっくりと頭をお上げになってから、にっこりと微笑まれた。 「国王夫人であると同時に、娘の母でもあるのです。その感謝の気持ちを示したまで。母の感謝の気持ちです。構いませぬ」 「真に恐縮で御座います」 「そして、今日がお目にかかる最後と聞いております。向こうでも、ご健勝で」 その言葉を残して、元の場所に戻っていかれた。私は、最敬礼で見送った。 母ほどの年齢である国王夫人から、直接の感謝の気持ちを頂いた。心の底が、ぶるっと、震えたのが分かった。 その後、周りの目が、明らかに変わったのが分かった。話しが聞こえていた者も、少なからずいただろう。母として感謝されたのであるが、やはり国王夫人から頭を下げられたという事実は、凄まじい反響を呼んだ。会場の私の周りにいた者達を中心に、次から次と挨拶をされた。途中から誰に何を話しているのか分からぬくらいになってしまった。 こうして、披露宴は感傷に浸る間も無く、あっという間にお開きの時間となった。 ==================================================================
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そんな時である、不意に幸成が尋ねた。 「なあ、親父」 「なんだ?」 孝之はゆったりと応えた。 「ここだけの話なんだけどさ」 「あら、私もいるのよ?」 一緒に座っていた絹子が、おどけて尋ねた。 「だから、ここだけの話さ。正直に答えてね。 えっとね、親父は今、僕みたいな子供を持って幸せだと思っているかい?」 「どういう意味だ?」 孝之が不審そうな顔をして尋ねた。 「いや、総合的に考えてさ。どうかなって思って」 「秀美ちゃんとの事を言っているのか?」 孝之は、あえて口に出すのを控えていた女性の名前を出し、厳しく尋ねた。 「秀美ちゃんとの事もひっくるめてさ。全部と言う意味で、総合的にどうかなって思って」 「そうだな」 孝之はそう応えてから、暫く黙って考え込んでいた。だが、はっきりと応えた。 「お前は自慢の息子だよ」 「本当に?」 「ああ、本当だ。真面目すぎる所もあるが、お前は対したものだ。俺が同じ立場だとしても、同じように振舞えたとは思えん」 「ありがとう」 幸成は、ちょっと照れくさそうに応えていた。思いがけなく尋ねた質問だったが、父は幸成が思う以上に真剣に応えてくれたからだ。 「お袋はどう思う?」 「幸成は、私達の期待以上に成長してくれたと思っているわよ」 「親父もお袋もどうしたの? 何だか二人して、僕の事を持ち上げている気がするよ。予想外に、二人目の内孫が出来たから、僕に対する点数が甘くなっているんじゃないの?」 少しおどけた口調で、幸成はまぜっかえした。しかし絹子は以外に冷静で、淡々と応えた。 「秀美さんとの事は、今となってはだけれどね・・・」 絹子が、そう言って語りだした。 「私も少し軽率だったと反省している所もあるの。お前の事を第一に考えずに、兄弟というか対面や世間体ばかりを考えて、反対するという選択肢が最初から無かったようなきがするの。その結果、無責任に賛成してしまった様な気がして・・・・。結果そうなったけれど、私ね、今となってはそれはそれで良かったんじゃないかなと思い始めているの」 「本当に? へーそうなんだ」 感心して幸成は母の言葉の続きを聞いた。 「栄子伯母さんも、口には出さないけれど、彼女なりに思う事や悩む事もあったと思うの。私は娘を持っていないからそのあたりの苦労は分からないけれど、私の息子は結婚もしてくれたし子供だって残してくれた。しかも二人もね。その逆を考えれば、おのずとどれだけ彼女が苦労していたかが想像できるしね」 「でもやっぱり、次の世代の子孫がいると言う事は、現時点生きている親族としてどうなの?」 「そうね。私達が子供の頃は、二親がいて子供がいるという事が当たり前だったからね。それがここ数十 年の間に、社会の構造がごっそり変わってしまってね。色々驚く事も多いわ。 でもそれだけよ。私達にとってあなたが可愛いのと同じように、香織ちゃんや葉子ちゃんが可愛いのよ。今、秀美ちゃんの事はちょっと感情的に話しているけれど、例えばの話、事故か何かで栄子さん夫婦と秀美ちゃんが同時に亡くなったとするでしょう。その場合、私は迷う事無く吾郎ちゃんを引き取る為に手を上げるわよ。だって何だかんだ言っても、あなたの子ですもの。少なくとも、私はそう思っているわ」 「そうなんだ、ありがとう」 言い終えてから、親子の縁と言う繋がりについて考え始めたのだが、考えれば考えるほど面白いなと思った。結局今日も昨夜に続き、ゆっくりと飲んだ幸成だった。 翌朝。 幸成は、長崎の自分の家へ向けて出発した。 その後しおりは、葉子が生まれてから二ヵ月間を、実家のある大分で過ごした。 その間、葉子はぐんぐんと大きく成長していた。僅か二ヶ月の間だったが、香織もすっかりお姉ちゃんに変わっていった。 幸成は、家族を迎える為に、車でしおりの実家に来ていて、長崎の我が家に向けて出発する所だった。 「義父さん、義母さん、本当に色々とありがとうございいました。落着いたら、是非長崎のほうにも遊びにいらして下さい」 「幸成さんも、またいつでもいらして下さいね」 一応、生真面目に挨拶の受け答えをしてから、幸成ファミリーは大分のしおりの実家を後にした。 「うちに帰ったらお母さんいなけれど、大丈夫か?」 「大丈夫。それに香織の時の経験があるから」 「そうだな」 幸成は、しおりが出産前に比べて、母として体を通る精神的な線が太くしっかりと変わった気がして、心強く思っていた。月並みだが、(母は強しだなぁ)と考えていた。 「僕も出来る事はちゃんとお手伝いするからな!」 「ありがとう、幸成さん」 助手席で、しおりは落ち着き払った声で答えていた。この二ヶ月間で一番変わったのは、実はしおりではないかと言う気がしている幸成だった。母は強いなと、本日感心しきりなのである。 「なあ、しおり」 「なあに? 幸成さん」 「色々あったけれど、間違いないのは、やっぱりこの家族こそが僕の家族だって事だと思うんだ。だから、これからも宜しく頼むよ」 しおりは、夫のこう言った真面目な申し出を、茶化して応える事をしない妻だった。 「私の方こそ、宜しく御願いします」 「御願いしゅま---しゅ」 香織が、言葉の意味も分からずに、しおりの真似をして二人の間に入ってきて、自ら笑っていた。その仕草と表情を見ていると、つられるようにして、幸成としおりも笑い始めた。 ハンドルを握りながら、幸成は思った。 (これから色々あると思うが、なーに、家族で乗り越えていくさ!) と。 前方の信号が赤だったので、すこし手前から減速を初めていたのだが、幸成達を乗せた車がそこに行く前に、ぱっ、と信号が青に変わった。 幸成は、ぐっとアクセルを踏み込んで、家族を乗せた車を加速させた。 前方に広がる空は、ぐっと晴れていた。 〔担ぐ。 終了〕
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