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クオリティーの高いアコースティックギター
最近、私の元に新しいギターが持ち込まれ、もう少し弾きやすくとか弦高を下げて・・・など新品なのにどうして?と、経年劣化(変化)によるメンテナンスとは明らかに異なる調整の依頼があります。
楽器店で手に取るギターは未調整なギターがたくさんあります。不特定多数のプレーヤーをお客様にしているので、やむを得ないのかもしれません。
殆どはサドルの高さ調整のみで弾きやすくなりますが、中にはナットも高すぎたり、ネックの順ぞり、オクターブ調整のなされていないサドル、フレットエッジが指に引っかかったりなど・・・このまま売るの?と疑いたくなります。
そんな時に、ピックアップの取り付けとギターのチェックのために私のところに届いたギターはAyers Guitars A-07ex-NHです。
NHとはNewHillの略で、日本語では「新岡」、この名前にピンときた人はギターオタクですね。新岡大さんが監修をして、日本の総代理店になっているメイドインベトナムのギターです。
オーディトリアムのボディにシトカスプルースのトップとインディアンローズウッドの組み合わせでボディ厚も114mmあります。
ボディコンターも素晴らしいですね。
ローズにしては軽く感じ、ミドルレンジが濃厚で反応の良いギターです。
しかし、この完成度は半端ではありませんね。
ライン生産のマーチンやギブソン、ヤイリやタカミネを遙かに超えています。ベトナム人は器用なんですね。
チェックしながら細部を見てみましょう。
先ずはナットです。もちろん牛骨製です。
ギター弦は外れない程度にナットに乗っていけばいいのです。弦が沈んでいるようでは弦振動を阻害してしまいます。
弦高もペグへの進入角度も文句なしですね。
次にサドルです。これも牛骨製です。最近は人工象牙などが多いようですが、やはり音のシャープさが違うように感じます。
サドルの底辺も、そしてテンション調整とオクターブ調整もしっかりとなされています。
そして、当初から気にしていたフレットエッジの処理です。
弾きやすさの要は弦高とテンションとフレット移動のスムーズ度ですね。
これなら1弦も弦落ちすることもなく違和感もないですね。
その他にもブリッジピンの長さやブリッジからサドルまでの導入角なども手工品としての精度も素晴らしいですね。
クオリティーの高いAyers Guitars NewHillシリーズは間違えなくコストパフォーマンスNo.1のギターだと思います。今後益々機種も増えて、選択に迷うかもしれませんね。
今回マウントしたピックアップはスカイソニックのNew903です。マグネットピックアップとコンデンサーマイクをミックスするタイプです。マグネットの各弦の音量調整をチェック、修正して完了です。
そして、クリーニングをして旅立ちです。
参考サイト
ギターのメンテナンス賜ります。
ホームページのContactからどうぞ。 Ayers Guitars のご注文も承ります。
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aNueNueミニギターのカスタマイズ
楽器店で初めてこのギターを見たときには、ホールの位置が変わっていて、ちょっとだけ興味を抱きましたが、所詮ミニギターだからとバカにしていました。
ひょんなことから、aNueNueアヌエヌエのBird M2ギターの初期調整とピックアップの取り付けを行うこととなりました。
36”(91.44cm)のマホガニー合板ギターです。冥土院チャイナで、定価25000円(税別)ですが、とてもミニギターとは思えない音量と音質バランスです。 例えば、サウンドホールの切り口やフレットエンド、ナット仕上げなどは粗く、サドルはオクターブ調整されてはいるものの、弦高調整も不十分です。しっかりと手を入れ、ピックガードも製作。
ピックアップはコンタクトピエゾをメインにあとはコンデンサーマイクかアンダーサドルピエゾかと迷ったところです。
実際にいくつか試したのですが、よくよく考えてみると、手軽に持ち運びができるミニギターにはプリアンプ内蔵のモノラルピックアップの方が取り回しも良いと感じ、このギターメーカーでも採用されているFishman Sonitone (ソニトーン)にしました。
機能はボリューム、トーンコントロールのみですがPA直結でもなんとか使えます。
アンダーサドルピエゾはソフトタイプで直径約1.8mmですので、圧縮時の厚みを考慮して新規にサドルを製作しました。ピエゾを外した場合のことを考えて1本は保管します。
あなどるなかれ。そんな感じのaNueNueになりました。
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