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アベノミックスという言葉が、取りざたされている。この調子で行くと年末の流行語大賞になるんじゃないだろうか? 民主党政権では、超円高進行。自民党政権になる前から円安が進行して、今や80円前後だった米ドル為替は、95円前後と約20%もの下落している。 そもそも、80円前後でも細々と切り抜けていた日本企業は、20%ものアドバンテージをもらえば強いに決まっている。続々と決算の上方修正や労使交渉の満額回答が続く。 反面、ウォン高を受けて1997年アジア通貨危機以来、競争の論理が社会全体に浸透している韓国では、サムソン、現代自動車など財閥系の経済支配に対する中小企業への圧迫、財閥系企業に就職しなければエリートには絶対なれないので受験戦争が激化しているという報道は、超円高の時代からあった。 ここにきて、前大統領が任期終了前に言っていた「隣国日本から学ぶべきものはもう何もない。昔の力関係とは今はもう違う!」という「日本経済何するものぞ!」という発言から一転。ウォン高で財閥系企業も苦しみだした。 そういう意味では、為替って誰が考えたか。経済の根幹なんですね。思い知らされます。 そんな中、2013年3月24日(日曜日)の日経新聞 34p 社会面 世界いまを刻む 「自殺防げ ぬくもり橋」 13p 日曜を考える 地球回覧 「日韓企業のギブ&テーク」 10万人中の自殺者が30人超 OECD加盟国の中で最低 50〜54歳の男性 75〜79歳も他の年代の3倍あるらしいです。超競争社会で負けた理由を社会や他人に求めれば「犯罪」に向き、自分自身を責めた場合は「自殺」へと向かうとの事です。 自殺者が沢山でする社会が悪いのかどうかはわかりません。資本主義経済を標榜するなら当然経済的に勝ちと負けが出る。「自殺」と言う言葉だけを聞けば確かに悲惨であるが、勝った側の論理も意見も聞く必要がある。 韓国経済も1997年以降、事業再編やリストラ、世界中の国々へ社員を送り込み、ここでも生きるか死ぬかの勝負を繰り返し、ただ何もしないで勝ち抜いてきたわけではない。サムスンの社員になっても移動中の飛行機の中でも居眠り一つ出来ない程、仕事をしなければ生き残れない、出世できないところで生き抜いて勝ち残って来たのが実情で、その背景に追い風としてウォン安があったのは間違いない。 しかし、過去に日本が経験した様に通貨高による試練を今後乗り越えられるかどうかなんでしょうね。 ギブ&テークの記事の中には、日本の「おしとよしさ」と「したたかさ」が見えるが、日本的には目を吊りあがらして勝った負けたとやるよりも、「おしとよし」の様に見えて実は「したたか」に最終果実を少し多めにいただく様な立ち振る舞いがカッコいいかなと思いました。 |
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