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お勧め度;★★
暇つぶしには、十分な読み物です。基本的には池上氏の物の見方は基本的には中立なので、情報として使うには便利だと思います。
私が重要だと感じた箇所の抜粋です。
●PM2・5の「PM」とは微粒子のこと、直径が二・五マイクロメートル以下の粒子状の物質の総称です。特定の物質ではなく、大きさだけを指します。
これだけ小さいと、人間の鼻毛や粘膜、気管に引っかかることなく肺の細胞内にまで入り込み、呼吸器の病気や肺がんになる危険性が高まるので、問題になったのです。
中国国内で2010年に大気汚染で健康を損なって死亡した人は123万4000人に及び、中国全体の死者の約15%を占めたという研究結果が、2013年4月2日付の中国の新聞「21世紀経済報」に掲載されました。
P.146〜
●今回再びイスラエルとパレスチナを取材して感じたことは、両者の抜がたい不信感です。
パレスチナ自治区の中に、イスラエル政府は新たな入植地の建設を進めています。パレスチナ人の土地にユダヤ人がやってきて住み着き、これをイスラエル軍兵士が警備する。これでは対立が深まるばかりです。ユダヤ人たちが爆弾テロに脅えながら暮らす生活は続きます。P.238〜
●イギリスの病院で治療中の彼女の写真は世界も魅了しました。勇気ある美女を、邪悪な男たちが殺害しようとした。こういう構図になります。彼女が、それほど美人でなかったら、果たしてこれほどまでに有名になったかどうか疑問に思ってしまうのですが、世の中って、えてしてこういうものですよね。P.261〜
池上彰氏にしては、本質をつくご指摘に少々驚きましたが、僕はこの意見に賛成です。
以下が私が知らなかった単語及び重要だと思った単語の抜粋です。
◎「デマンドブルインフレ」
「需要が高まり、値段が高くても売れるようになり、価格が上昇すること」です。いわゆる「良いインフレ」です。
商品がどんどん売れるので、企業は社員の給料を引き上げます。給料が上がれば、社員やその家族は消費を増やしますから、賞品がますます売れ、景気はよくなっていきます。
アベノミクスが目指しているのは、このパターンです。
◎「コストプッシュインフレ」
需要が伸びたわけではなく、原材料などのコストが上がったことで物価が上昇することです。いわゆる「悪いインフレ」です。
この場合、物価上昇に対して、人々は自衛のために消費を抑えたり、安い賞品を買ったりしますので、需要は増えません。需要が増えないと企業の業績は向上しませんから、社員の給料は上がるどころか低下。人々の生活は苦しくなるばかり、ということになってしまいます。 P.57〜
◎「原発」
原発を再稼働させれば、今後も大量の使用済み核燃料が出てきます。これをどこで処分すればいいのか。日本国内では、いまだに場所が決まっていません。原発が「トイレのないマンション」といわれる所以です。
「核のゴミ」をどこに捨てるかは、日本のみならず世界中が頭を痛めている問題です。P.86〜
◎「アラブの春」
「アラブの春という表現は、寒い地方に住む欧米の人の発想だよ」と、知人のトルコ人が私に教えてくれました。「欧米では、これからいい季節を迎えるというのが春のイメージだろう。でも中東では、春の後には過酷な夏が来るんだよ。春は、これから嫌な季節が始まると
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