自分の症状が、主治医からの説明ほど楽観できる状況ではないと分かり始めた頃、不安や恐怖もより一層募りましたが、一方でこんな思いも持っていました。
例え99%の確率だろうと1%の確率だろうと、どちらかになるのであれば自分にとっては五分5分だ!五分五分だったら、絶対にこの病気に勝つ!!
また、99%大丈夫だと言われてもそうではない場合もあるし、1%の望みしかないと言われても大丈夫な場合もあります。
だとしたら、はやり自分にとってはどちらかなので、可能性を求めて今出来ることをやり抜こうとも思いました。
亡くなった妹とは、癌治療に対する考え方の違いから、一時期はすれ違い状態になりました。
妹は、2回目の乳癌が発症した時(1回目とは反対の胸)、医者とは距離を置き始め、手術や抗癌剤の治療を拒みました。
その気持ちは、「とにかく、外科医はすぐに切りたがる!」と言う妹の言葉にも顕れていたように思います。
妹は、自分で仕事をしていたこともあり、手術の後遺症や抗癌剤の副作用で仕事が出来なくなることを嫌がっていました。
1回目の手術の後遺症で片方の腕にしびれが出ていたので、2回目の手術で両腕に支障が出るのは致命的だと言うことだったのです。
「目の前のことよりも、その先のことを考えるべきだ!今やれることは、やるべきだ!!」とも言いいましたが、残念ながら説得は出来ませんでした。
義弟も、「○○は、言い出したら聞かないから…。今は、あいつの思い通りにさせて上げたい。」と言っていましたが、妹が亡くなった時は後悔の念で一杯の顔をしていました。
と同時に、私も「もっと強く、妹を説得すれば良かった!」と悔やみ、その後悔は今も続いています。
私は、抗癌剤の副作用が激しく泣いてばかりだった頃、「もう、いい。」と思ったこともありましたが、
「あの時、止めなければ良かった。」と後悔はしたくなかったので、半ば意地で薬を服用し続けました。
意地だけでは挫折していたかもしれませんが、手術半年後から2年間お世話になった第2の主治医に言われた言葉が支えになりました。
「今は辛いかもしれませんが、10年後、20年後に『良かった!』と言えるように、今やれることを頑張ってやりましょう!」
私は、幸いにも余命半年の状況から脱することが出来ましたので、こんなことを言えるのかもしれませんが、
やっぱり、強い想いを持って今出来ることを頑張っていれば、それが叶う可能性は高くなるし、例え叶わなくとも周囲も含めて後悔はしないと思うのです。