寝るは命の洗濯よ

2013年もよろしくお願いします!一生懸命に、一休み一休みZzz・・・

ネギま!オリジナル小説

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「ダメか」


学校からの帰り道、私は歩きながらつぶやいた。
時刻はもう午後8時を過ぎた。
満月が明るく、そして街灯が灯っているものの夜は夜だ。
道端の落とし物を探すにはすこぶる不向きである。
そういえば夕飯を食べていないんだった。
お腹がすいてきた。


視聴覚室を出た後に教室に向かったが、結局探し物は見つからなかった。
万が一、通学路に落としているかもしれないという可能性もある。
それに賭けて道すがら注意深く観察しているが・・・。
もう見つからないだろう。
別にたいしたものじゃないから構わないと思えばそれまでだ。
しかし・・・。


そんな時、耳障りな声が聞こえた。
「長谷川さーん」
また・・・。
ネギ先生がこちらに向かって走ってきた
道路を挟んだ向こうの歩道にエヴァンジェリンの姿も見える。
おいおい、子供がこんな時間に外をうろつくんじゃねーよ。
それにしてもこいつらまだ二人でいるのかよ。
デートか? 本当にデートなのか?
神楽坂はどうした? あのロボは?
私なんかに構う前に保護者に保護されてとっとと家に帰るんだな。
そう思って無視しようとした私にネギ先生は話しかけてくる。
「長谷川さん、探し物は見つかりましたか?」
「いえ・・・」
やっぱり。
一緒に探してくれるつもりかもしんねーけどな、逆に迷惑なんだよ。
「長谷川さんの探し物って、何なんですか?」
・・・おせっかいもココまで来ると国宝級だぜ。
オメーに話したところで解決しねーんだよ。


でも・・・。
こいつ、なんでこんなにアタシに構うんだ?


「・・・パソコン用品です」
思わず話し始めていた。
「え? パソコン用品、ですか?」
「そうです。もっとも最近ではもっぱらキーホルダーとして使用していましたが。」
「キーホルダー! じゃあ・・・」
「確か先生はパソコンに詳しくないんでしたよね。じゃあ先生にお話しても無駄です」
「いえ、それは・・・」
「設立当事に使っていたものなんです」
「え?」
思わず、話さなくていいことまで話し始めていた。


「HP設立時に購入したものです。いわば、記念の一品です。でもいまどき128MBじゃ
あまり役には経ちません。ましてや画像の多い私のHPです。使わなくなるのも仕方なかった
かもしれません。ケチケチせずに最初から大きい物を買うべきでした。」
「長谷川さん・・・?」


夜の通学路にネギ先生と私。
かなり離れたところでこちらを見ているエヴァンジェリン。
なんだこのありえないシチュエーションは。
とっとと切り上げるのが得策・・・のはずだったが。
珍しくベラベラしゃべってしまった私。
そんな私に対して驚いた表情を見せるネギ先生。


正直に言おう、私自身も自分の行動に驚きを隠せない。
しかし、なぜだろう、思いが止まらない。


行くことも退くこともできず、私はただ佇む。
気まずい沈黙があたりを支配する。
チ、なんだってこんな話をしちまったんだ。
理解できない自分の行動に戸惑いつつ、しかし胸のつかえが取れたような、少し落ち着いた
気分でいる自分に、また戸惑う。
ネギ先生はそんな私をじっと見ているのであった。




〜続く〜

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