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2月誕生日お祝い小説「探し物はなんですか?」はいかがだったでしょうか? その月に誕生日を迎えるキャラしか登場しないというコンセプトの本小説ですが、 「長谷川一人じゃとてももたない!」ということで誕生日が公表されていないネギくんと エヴァ様にも登場願いました。 ちなみに8月はパル一人じゃもたないのでさよが登場予定。 10月は村上一人でももつけどコタロー登場予定。 今回の「探し物はなんですか?」は、「2月誕生日〜」と銘打っておきながら 更新が3月後半までズレにズレ込んだことが一番の反省点です。 その要因はどうしても日常が忙しかったことと、脱稿後しばらく間を空けて読み返して みたら書き直したくなっちゃったってことですね。 特に『L'oiseau Bleu(ロワゾブルー)』が出てくる前辺りです。 推敲のおかげでまあまあの仕上がりになりましたが、間を空けて読み返しちゃイカンね。 完成まで余計な時間がかかるわ(^ワ^;) さてお次は3月です! そして本日は3月21日DEATH! ・・・( ̄_ ̄;) 3月に誕生日を迎えますのは出席番号11番 釘宮円(3日)、出席番号7番 佐々木まき絵(7日)、 出席番号12番 古菲(16日)、出席番号31番 ザジ・レニーデイ(17日)、 出席番号13番 近衛木乃香(183)の5人、敬称略。 おぉぅ、全員過ぎている・・・。 果たしてあと十日で掲載を終えられるのか!? ・・・無理だ(^ワ^;) みんな、誕生日おめでとう♪ |
ネギま!オリジナル小説
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駅へと歩く私の背後をネギ先生とエヴァンジェリンは見送ってくれていた。 ・・・そういやあの二人、本当にデートだったのか? 「うまくいきましたね」 「フン、直接手渡せばいいものの。面倒なことをさせるな」 「すみません、でもこうでもしないと受け取ってくれないかと思って」 「だからといってこんなに回りくどいやり方でいいのか?」 「いいんです。少しずつでも歩み寄ることができれば」 「フン・・・」 「それにこれでも就任当時よりは仲良くなっているんですよ」 「知るか、そんなこと。それにしてももっと早く気付かなかったのか?あのキーホルダー」 「あれは、相坂さんが教室に落ちていたのを見つけてくれたんです。僕も相坂さんも てっきりキーホルダーだと思っていたのですが、まさかパソコン用品とは」 「お前と相坂さよじゃそう思うのも仕方ないな。もっともハイテクに疎いという点では 私もお前らと同類かもしれんが」 「師匠もパソコンは苦手なんですか?」 「私には茶々丸がいる。ハイテクは茶々丸の分野さ」 「なるほど・・・。でも師匠が手伝ってくれて本当に助かりましたよ。青い鳥の話も見事な例えでした」 「・・・『L'oiseau Bleu(ロワゾブルー)』のラストでは、結局青い鳥は逃げていってしまうんだ」 「え? そうなんですか?」 「ああ、解釈は様々だが、幸せってものは独り占めしておくものではなく、他人に分け与えるものだ、 ということらしいな」 「なるほど、身近にある幸せを他人に分け与える、ですか」 「そういうワケでお前も私に幸せを与えろ。寄り道にさんざん付き合ったんだ。今日の修行は よりハードだからな。もちろん報酬も・・・フフフ」 「ええ、そんな〜」 ・ ・ ・ みんな、こんばんにゃりーん♪ 今日の更新が遅くなってごめんね。 もうこんなに遅い時間・・・ちうタン、ちょっぴりおネムだぴょん☆ でもでも、夜更かしってちょっと楽Cーね♪ って思うちうはイケナイ娘?? みんなは早く寝なきゃダメだぞ☆ さてさて、今日のちうは大変だったの。 実は学校で大切なモノを失くしちゃったんだー。 ちうのバカバカ、うっかりさん! でもね、ちうの担任とクラスの友達が捜すのを手伝ってくれたんだ。 おかげですぐに見つかったの♪ こんなこと面と向かって言うのは恥ずかしいけど・・・。 一緒に探してくれてアリガト♪ ちう、本当はすっごく心強かったんだ。 え? 探し物は何だったかって? ぶ〜、教えてあげな〜い。 これはちうと先生と友達の、三人だけのヒミツにするの♪ でもそのうちダイアリーにアップしちゃうかもしれないから、これからも注目しててね☆ ・ ・ ・ こんなもん、か。 自宅に帰った私はパソコンを前にしてそうつぶやく。 ありがとな。 さて、更新、と。 (ピッ) 〜End〜
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「…では、失礼します」 沈黙を破って私はそう答える。 ここでこうしていても事態は好転しない。 やはりとっとと切り上げるのが得策だ。 大切なものを失くしてしまったショックを見せないように、なるべく平静を装ってその場を立ち去ろうとする。 パターンからするとここでネギ先生が「待ってください、長谷川さん!」とか言ってくるはず。 しかしそれは無視だ。 無視してズンズン歩くことにしよう。 チッ、この子供教師の前だとなぜだか自分の弱い部分をさらけ出してしまう気がするぜ。 「待っ・・・」 「待て、長谷川千雨」 「え!?」 予想外の声の主に思わず振り返ってしまう。 ネギ先生の隣にエヴァンジェリンが立っていた。 バカな! オメーはさっきまで道路の向こう側にいたじゃねーか!? 走ってきたのか? それにしちゃ息が切れている様子もないが・・・? 「メーテルリンクの『L'oiseau Bleu(ロワゾブルー)』という話を知っているか?」 「ロワゾブルー・・・? 『幸せの青い鳥』か?」 「ほぅ、正解だ。なかなか博識じゃないか?」 なめんな、こちとらネット界No.1アイドルだぞ。 カワイイだけじゃその地位には辿り着けねーんだよ しかし一体何を言い出すんだコイツ? 「あのー、それってどういうお話なのでしょうか・・・?」 「知らんのか? 魔女に誘われた二人の兄妹が幸せの青い鳥を探しに旅に出る話だ」 「ああ、チルチルミチルの!」 おいおい、仮にも教師なら原題くらいは知っておけよ。 アタシなんかに負けてんじゃねーぞ。 「チルチルとミチルは最後に自分の家で青い鳥を見つけた・・・。つまり、探し物は身近にあったということだ」 「それがどうしたんだよ」 なんなんだこの謎かけは? 一体いつまで続く? 「お前の探し物も意外と近くにあるのかもしれないぞ。例えば、制服のポケット、とかにな」 何を言って・・・まさか? ポケットに手を入れようとした時、また満月が光を増したように感じた。 「あっ!・・・った」 それを取り出して自分の目を疑う。 でも、・・・あった! こんなところに! 「長谷川さん、それはキーホルダーですか?」 「・・・あ、いえ。メモリースティック、・・・パソコン用品です」 何の装飾もない、グレー色のUSBメモリフラッシュスティク。 容量は128MB これは私が「ちうのホームページ」を始めた頃に購入した思い出の品なのだ。 いまどき128MBは小さい方だ。 ましてや画像の多い私のホームページなのだから、すぐに容量がフルになってしまった。 とっくに新しいものを買い直しているのでこいつはお役御免になるはずだったが・・・。 捨てられなかった。 むしろ今では筆箱にストラップ代わりに取り付けて、肌身離さず持っている。 それは当時の私には高い買い物だったのでもったいないと思っているのか? それとも、当時の気持ちを忘れない為、なのか。 そう、HPを創り始めた頃の、ワクワクする様な気持ち。 もちろん今もその気持ちは持っているのだが。 でも気持ちは形にできないから。 だから形として残っているものって、失くしちゃいけない気がしたから。 「ポケットの中にあるなんて」 「探し物が見つかって良かったですね、長谷川さん」 「・・・ハイ、先生。あ、でもキャップがない」 よく見るとUSBコネクタをカバーするキャップが外れてなくなっていた。 すると満月が再び淡く光を増した。 (コツン) イテ。 なんだぁ? 何かが空から降ってきて頭にぶつかった・・・。 地面に落ちているそれを見ると・・・キャップだ。 「キャップが・・・? 空から・・・?」 阿呆のほうに空と地面を交互に見やる私。 「ア、あー、いま長谷川さん、それをポケットから取り出すときにキャップが外れて飛んで いっちゃいましたよー。ホラ真上に、ホラ、ね。僕見てたんで間違いありません!」 ネギ先生が慌ててなにやらつぶやいているが、私の耳にはほとんど入っていなかった。 見つかって良かった・・・。 まさかこんな身近にあるなんて。 私としたことがとんだボーンヘッドだぜ。 「ありがとうございます」 別に探すのを手伝ったもらった訳ではないのに、自然にお礼の言葉が口をつく。 「では、私は帰ります」 「ハイ、長谷川さんお気をつけて」 別れの言葉を口にして私は駅へと歩を進める。 よし、今回のブログのネタは決まったぜ! 〜続く〜
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「ダメか」 学校からの帰り道、私は歩きながらつぶやいた。 時刻はもう午後8時を過ぎた。 満月が明るく、そして街灯が灯っているものの夜は夜だ。 道端の落とし物を探すにはすこぶる不向きである。 そういえば夕飯を食べていないんだった。 お腹がすいてきた。 視聴覚室を出た後に教室に向かったが、結局探し物は見つからなかった。 万が一、通学路に落としているかもしれないという可能性もある。 それに賭けて道すがら注意深く観察しているが・・・。 もう見つからないだろう。 別にたいしたものじゃないから構わないと思えばそれまでだ。 しかし・・・。 そんな時、耳障りな声が聞こえた。 「長谷川さーん」 また・・・。 ネギ先生がこちらに向かって走ってきた 道路を挟んだ向こうの歩道にエヴァンジェリンの姿も見える。 おいおい、子供がこんな時間に外をうろつくんじゃねーよ。 それにしてもこいつらまだ二人でいるのかよ。 デートか? 本当にデートなのか? 神楽坂はどうした? あのロボは? 私なんかに構う前に保護者に保護されてとっとと家に帰るんだな。 そう思って無視しようとした私にネギ先生は話しかけてくる。 「長谷川さん、探し物は見つかりましたか?」 「いえ・・・」 やっぱり。 一緒に探してくれるつもりかもしんねーけどな、逆に迷惑なんだよ。 「長谷川さんの探し物って、何なんですか?」 ・・・おせっかいもココまで来ると国宝級だぜ。 オメーに話したところで解決しねーんだよ。 でも・・・。 こいつ、なんでこんなにアタシに構うんだ? 「・・・パソコン用品です」 思わず話し始めていた。 「え? パソコン用品、ですか?」 「そうです。もっとも最近ではもっぱらキーホルダーとして使用していましたが。」 「キーホルダー! じゃあ・・・」 「確か先生はパソコンに詳しくないんでしたよね。じゃあ先生にお話しても無駄です」 「いえ、それは・・・」 「設立当事に使っていたものなんです」 「え?」 思わず、話さなくていいことまで話し始めていた。 「HP設立時に購入したものです。いわば、記念の一品です。でもいまどき128MBじゃ あまり役には経ちません。ましてや画像の多い私のHPです。使わなくなるのも仕方なかった かもしれません。ケチケチせずに最初から大きい物を買うべきでした。」 「長谷川さん・・・?」 夜の通学路にネギ先生と私。 かなり離れたところでこちらを見ているエヴァンジェリン。 なんだこのありえないシチュエーションは。 とっとと切り上げるのが得策・・・のはずだったが。 珍しくベラベラしゃべってしまった私。 そんな私に対して驚いた表情を見せるネギ先生。 正直に言おう、私自身も自分の行動に驚きを隠せない。 しかし、なぜだろう、思いが止まらない。 行くことも退くこともできず、私はただ佇む。 気まずい沈黙があたりを支配する。 チ、なんだってこんな話をしちまったんだ。 理解できない自分の行動に戸惑いつつ、しかし胸のつかえが取れたような、少し落ち着いた 気分でいる自分に、また戸惑う。 ネギ先生はそんな私をじっと見ているのであった。 〜続く〜
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「開いてないし」 視聴覚室の前で愕然となる。 鍵がかかってやがる! オイオイオイ、ここまで来てそりゃねーだろ。 空気読め空気! 大体こんな部屋ごときになんで鍵なんか必要なんだよ。 盗られて困るものがあるワケでも無し! (※パソコン盗られたら困ります) ・・・心の中で散々悪態をついたら少し落ち着いた。 仕方が無い。 ここは諦めて教室に移動しようとした、その時。 「アレ? 長谷川さんですか? どうしたんですかこんな時間に」 「・・・フン」 出やがったな子供教師! 私の天敵である10歳の子供教師ネギ・スプリングフィールドが廊下に立っていた。 おや? 隣にいるのはウチのクラスのエヴァンジェリン? 何だ何だこんな時間にお子様がデートか? いや、教師と生徒がデートって、そりゃまずいんじゃないのか? いやいや、そもそも10歳のオメーが教師ってこと自体がおかしいんだよ! 「・・・あのー、長谷川さん?」 悶々としている私に向かって能天気に話しかけてきやがった。 ったく、このおせっかいが。 他人のことは放っておけってんだ。 ・・・と、待てよ。 そうか、よく考えたらこいつは教師なんだ。 コレを利用しない手はない。 そう思い立った私はネギ先生に話しかける。 「あの、先生。私、視聴覚室に忘れ物をしたみたいなんですが、鍵を開けてもらえないでしょうか?」 よしよし、嘘はついてないぞ。 「え? 忘れ物ですか? 分かりました。鍵は職員室にあるので取ってきましょう」 ナイス、子供教師! と、その時、ふと窓の外が明るくなった気がした。 「ん?」 「アレ?」 窓の外見やる私とネギ先生。 外はもうすっかり日が沈み真っ暗だ。 晴れているせいで満月がきれいに見える。 気のせいか? いま一瞬その満月が光ったような? 「長谷川千雨」 エヴァンジェリンにいきなり話しかけられた。 なんだよ、こっちはオメーに用はねーぞ。 「部屋の鍵・・・、開いているのではないか?」 は? 何言ってやがる、何度も確かめたんだよ。 と思いつつドアに手をかけると。 「・・・え! 開い・・・てる・・・」 呆然とする私。 「・・・開いてますね」 「あ、う。・・・開いていたので鍵は持ってこなくていいです、先生」 そう言って部屋の中に入る。 っかしーな、確かに閉まっていたはずなんだが。 ドアの外でボソボソと話し声が聞こえるが、まあそれはどうでもいい。 さっそく電気をつけて探し始める。 「・・・師匠、まずいですよ、こんな事しちゃ」 「安心しろ。奴が部屋を出たら鍵は閉めておいてやる。わざわざ職員室まで鍵を取りに行くのは面倒だろう」 「そうじゃなくて、人前で魔法を使ってバレたらどうするんですか」 「なんだと? 未熟なお前と一緒にするな。人間ごときに私の魔法が見抜けるか」 「いくら今日が満月だからって・・・」 「いちいち五月蝿いぞ。・・・それとも、満月でたぎった私の身体の火照りをお前が冷ましてくれるというのか?」 「いえ、それは無理です・・・」 (ガラリ) ドアを開けて部屋を出る。 なんだ、こいつらまだいたのか。 「あ、長谷川さん。忘れ物は見つかりましたか?」 「・・・失礼します」 まったく本当におせっかいな子供だ。 これで見つかっていないなんて言った日にゃ、家までついて来られそうだからな。 君子危うきに近寄らず・・・はちょっと違うか。 そんなことより、次は教室だ。 見つかってくれよ・・・。 祈りながら足早にその場を去るのであった。 「・・・フン、礼儀を知らん奴だ。行くぞ、ぼーや」 「はい、師匠・・・。あっ!」 「・・・どうした?」 「鍵、閉めてもらっていいですか?」 「あ・・・、そうだった」 〜続く〜
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