|
東海・東南海・南海地震(いずれも海溝型)の震源域について説明すると
・東海地震 伊豆半島西側〜浜松
・東南海地震 浜松〜潮岬(和歌山)
・南海地震 潮岬〜足摺岬(高知)
の太平洋岸付近となります。
なお、現在の東海地震(想定東海地震)と過去の東海地震(歴史東海地震)の震源域は異なります。
過去、想定東海地震と東南海地震と合わせた震源域を東海地震と呼んでいたが、1944年に浜松〜以西だけの地震が発生し、東南海地震と命名したことから、現在は、浜松以東を東海地震と呼ぶことになったようです。
東海(地方)というイメージに合致するのは「歴史東海地震」の震源域の方ですね。
それでは、これらの地震の規則性について説明します。
過去の発生時期は次の通りです(古い年代は記録の正確さ多少疑問あり)
684年 南海 東海
887年 南海 」203年
1096年 東海 」209年
1099年 南海 」2年2ヶ月
1361年 南海 東海 」262年
1498年 南海 東海 」137年
1605年 南海 東海 」107年
1707年 南海 東海 」102年(宝永地震:同時発生)
1854年 南海 東海 」147年(南海は東海の32時間後)
1944年 東南海 」90年
1946年 南海 」2年と14日後
以上から次のことが言えます。
・(歴史)東海地震は、南海地震と同時期に発生することが多い。
・南海地震単独の場合は、東海地震のすぐ後に発生する。
・(想定)東海地震は、東南海地震と同時に発生することが多い。
・周期は約100〜200年だが、(想定)東海地震はすでに150年以上発生していない。
この結果、予想されることは、
・(想定)東海地震はいつ発生してもおかしくない。
・東南海地震は(想定)東海地震と同時、南海地震も同時または東海地震のすぐ後に発生する可能性がある(但し、南海地震は前回から約60年)。
となりますが、1944年の東南海地震が変則的なため予想は難しいと言えます。
なお、この(想定)東海地震と東南海地震の発生を題材とした小説「震災列島」(石黒耀著、講談社発行)を拝読しましたが、原発や経済の問題までも幅広く問題提起した力作であり、最後まで楽しく読めましたので参考に紹介します。
|