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海外における地震予知の成功例について説明します。
有名な予知成功例にはギリシャと中国の事例が挙げられます。
○ギリシャ
・予知者:ギリシャのVAN(物理学者3名の頭文字)グループ
・予知方法:VAN法(「地電流」の異常を計測)
・成功回数:1985年〜95年の10年間でM5.5以上の地震10個のうち8回成功
・成功事例:1993年3月18日ペロポネソス半島西部のピルゴス市のM5.7の地震
○中国
・予定者:中国国家地震局
・予知方法:前兆現象(地盤傾斜、地磁気異常、微小地震、ラドン異常等)の観測
・成功回数:1970年代4回、1980年代1回、1990年代3回
・成功事例:1975年2月4日遼寧省海城県を中心としたM7.3の「海城地震」
特に中国の事例は日本においても大いに参考となりますので時間を時間の経過も踏まえてまとめてみました。
なお、「大地震は予知できる」(載峰著、グリーンアロー出版社発行)という本を参考にさせていただきました。
1967年 地震予知研究開始
1970年 北京で「第1回全国地震工作会議」開催
数人の地震研究家が「に地震活動の兆候あり」と発言
政府は遼寧省を「重点地震監視地方」に指定、省内の13ヶ所に観測台を設置
1971/8 「中国国家地震局」が発足
「宏観前兆学」という自然界のあらゆる現象を観測する学問を取り入れ、
広く国民からの情報を24時間体制で募った。
1973年 遼寧省の各地で前兆現象が観測
1974年 前兆現象の観測報告がいっそう頻繁に
年後半 一般国民による観測点が2273ヶ所設置
専門家とアマチュアによる前兆観測ネットワークが完成
同年12 井戸水異常、動物異常、地面の傾斜、水のラドン異常を観測
12月20 「遼寧省地震局」は緊急会議を開催し、地震発生を発表
12月22 遼寧省のダムを震源地とするM4.8の地震発生
「遼寧省地震局」は予測した地震と別物または前震と発表
一層の地震関連知識の普及、防災装置の徹底、仮設住宅建設を命じた。
1975年 前兆現象報告が急激に増加
2月4日 「遼寧省地震局」が微小地震は収束し、大地震が発生との地震警報を発令
地域住民100万人を非難させたのち、同日午後7時36分「海城地震」発生
中国政府の行動力には、改めて敬意を表したいと思いますが、すべて大地震の地震予知に成功している訳ではないことから、次のことが言えると思います。
・前兆現象がはっきり出るタイプの地震においては、前兆現象は2年も前から観測され始めること。
・直前では前兆現象が急激に増加すること。
・大地震の発生前には微小地震が収束すること。
すべての大地震に当てはまる訳ではないでしょうが、やはり、前兆現象の収集は地震予知の重要な要素と言えそうです。
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14日と15日の2回のM6クラスを「前震」と判定し、16日の本震M7.3を予知しました。3.11の教訓が活きました。
2016/4/29(金) 午後 6:55 [ ヨシ ]