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つげ義春といえば、学生時代に「ねじ式」(1968)を見て漫画の概念を根本からひっくり返された気がする。
ここでは物語はさておき、一枚の絵として好きなものを挙げてみたい。 『夢の散歩』(1972)最低限の書き込みなのに、空白部分がみごとに空間を表現している。 この風景から私は、独身時代の休日に感じたようなふわふわした浮遊感を彷彿とさせられる。 おそらく最も好きな絵ではないかと思う。 『退屈な部屋』(1975)小高い丘のような山、バックは青空と白い入道雲、夏である。 似たような風景を見るとつい写真を撮りたくなってしまう。かなり影響されている。 『コマツ岬の生活』(1978)驚くほど単純ながら物語の挿絵のように静けさと詩情が感じられる。 『コマツ岬の生活』この絵からも「ねじ式」に負けぬほど衝撃を受けた。 極限まで単純化され、不気味なほどである。こんな漫画見たことないと興奮したものだ。 『ねじ式』この漫画は夢そのままに革命的な絵だらけなのだが、今の私が好きなのはこの絵。 この静かな家々の佇まいが心象風景のように懐かしい。
『近所の景色』(1981)
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