荒野の狼

気張らずにありのままの自分でいよう。

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円空に見る

 
円空の世界
 
 
 
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アニミズム・万物に霊が宿ると信じる信仰がある。人間のもつ素朴な信仰である。あの万葉人もネイティブ・アメリカンもアミニズム的感性をもっていたと思う。自然を愛し自然に対して常に畏敬の念をもっていた。
 
さては、あの日本中に数知れず、円空仏として民衆の生活の中に残していった円空。 
 
何も飾らぬ一刀のもとに彫りあげた仏の像。 木の中に宿っている霊、魂を無心の心で引き出していった円空の仏像は言い知れぬ優しさと慈愛すら感じさせてくれます。一つのアミニズムなのかも知れない。ほほ笑みかける円空仏!
 
円空は何をみていたのだろう・・・・。
元々は素朴な神と人との結びつきから始まり、そこから人が作り出した宗教は教理だの教義だのと理屈を付け権力と結びついて、虐げられた庶民とはかけ離れたところで発展をとげていった。
 
円空の仏たちは、神々しく祭り上げられた仏たちとは違い、虐げられた庶民の生活の中で時には抱きかかえられ、肌と肌の触れ合いの中で生き生きとした信仰をもたらせていた。今でも各地に庶民の生活に結びついたお祭りが残されています。
 
余分な一刀を省き、必要かつ単純な荒削りの彫刻の中に生き生きとした魂が溢れ出て来るその素晴らしさに驚嘆させられる。
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イメージ 3円空仏を追求している仏師の方がこう話していた。「あるときは、私たちの身近に私たちと共に居てくれて、またあるときは、神々しく光を放つ仏様のようだ」。
ほほ笑みを浮かべた円空仏を彫るにはどのようにしたら彫れるのですか?
の質問に、仏師は「あたしはまだ彫る事は出来ませんが、それは只々無心になる事です、幼子のように。木を彫ると言う事も考えてはいけません。それこそが木に宿る霊、魂を引き出す事だと思います」。
 
 
『幼子のこころを持ちなさい』
 
イエス様の御心を思い浮かべた!歴史的に見ても、宗教は一人歩きして、権力と結びついて神の御心からかけ離れてしまい、いつの世も貧しき人、弱き人たちは置き去りにされてしまう。
 
マルチン・ルターの宗教改革はその腐り切った、神の御心から離れてしまった宗教をキリストに立ち返えさせる為のものであり、
聖書の御言葉、御心に立ち返らせ、そして特権階級のものであった聖書を庶民に普及させるものでもあった。
 
そんな事を考えていると、円空のこころの世界が少し分かったような気がしてくる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                                               

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