玉手箱〜覚えておきたい言葉〜

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60代のご婦人の患者さんが、ある日ぽつんと「もうそんなに長く生きられないような気がしてきました」と言われました。
「あせる気持ちはありませんか」と問いかけると、「いいえ、こうやって死んでいくんだなと思うだけですよ」とおっしゃられ、穏やかな表情と堂々としたお姿に、心を打たれました。
死と向き合うとき、人にはいろんな姿がありますが、自分の人生に納得してきた人には、
大きな乱れはありません。
苦労したり、傷ついた人生の中から、何かを学び、気づき、苦しみだけに留めなかった生き方は、
まわりの人にも感動をあたえます。
自分の人生を、思うように好きなように生きられないかもしれません。
しかし、こんなはずではなかったと思う人生をも、納得し、これでよしといえる生き方を、
ホスピスの患者さんから教えられ、今年も心にとめて生きたいと思います。
ホスピスチャプレンの沼野尚美さんの新年のメッセージです。
死と向き合う患者さんの、一人ひとりの思いに耳を傾けて、気持ちを受け止めて・・・
沼野さんのような方がいてくださるから、患者さんも穏やかになれるのだと思います。

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自らの体験をもとに、「命の授業」を行ってきた山田泉さんが11月21日に亡くなられました。
婦人之友の11月号に掲載された記事をご紹介して、山田さんのご冥福をお祈りします。
講演や授業に呼ばれて、いただいた感想文を読むと、「山ちゃんはすごい」「強い」「応援しています」と書かれていたことがある。
そんな時は、「ああ今日は伝わらなかったな」と反省する。
いのちの授業は、私の病気のことを知ってもらう授業ではない。
人はみないずれ死がやってくる。
私の体験を聞くことで、自分の「今」とこれからを考えるきっかけにしてくれたらというのが私の「いのちの授業」に込めた願いだ。
大切なことは、限られた自分の時間をどう使うかを、立ち止まって考えることができるかだと思う。
「あなたは、今のままの生き方でいいの?」
「いっしょに考えようよ」
子どもたちにそんなことを問いかける「いのちの授業」を、もう少し続けることができればと思っている。
愛読書の婦人之友には、『生活歌集』という短歌のページがあります。
自分で作ることはできないけれど、読むのが好きで、
毎月楽しみにしているページです。
九月号にとても素敵な歌が載っていました。
どうやって料理覚えたのと吾子が問う
            君等の笑顔が覚えさせたの
子育て中のママたちは、みんなこんなふうに、子どもの笑顔に元気をもらって台所に立つんでしょうね。

学びたいと思えば

もしあなたがその人から学びたいと思ったら、いくらでも学べる。
もしあなたがその人から学ぶことは無いと思ったら、何も学べない。
人から学ぶことが出来るかできないか、それはあなた次第です。
あるテレビ番組で、武田鉄也さんがこのような趣旨のことを言っていました。
人からだけでなく、動物や本や映画や、日常の出来事や、失敗からだって、学ぼうと思えばいくらでも学べるんですね。
この言葉を忘れずに、たくさんたくさん、学んでゆきたいと思います。

ヌチグスイ

沖縄ではな、食べ物はヌチグスイというんだよ。
ヌチは命、グスイは薬、命の薬だ。
その食べ物を人にゆだねて、テレビでニュース見ると、スーパーで手に取るなり裏返す。
あれはみっともないねぇ。
人に頼んでおいて、そんなに疑うなら、何故自分で作ろうとせんの。
沖縄に住む、104歳のおばあの言葉だそうです。

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