月讀宮

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今宵は西の空に「眉月」と呼ばれる、古代の美人画に画かれた繊細な線に似た月が出ます。

夕方の空に浮かぶことから「夕月」とも、また呼ばれます。

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土饅頭を覆す男

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            月讀神の告


男は、雨水で流された土饅頭の間からのぞく、肉が剥げ落ちた骸や
土饅頭の谷間に、蓆を被せたばかりで、打ち捨てられた骸を目にして怖じけるでもなく
頂きに差した碑が、まだ新しい土饅頭の一つの前へと進んだ

男は、目的の土饅頭の前に進むと、両膝をつき、額ずくようにして合掌した
新月の空は河原の闇を深くするだけで、男には合わせた手の指先さえ見えない気がした
漆黒のなかを、静かに通る風が、死穢の腐臭を相変わらず運んでいる
近づく男の気配で、音を殺していた虫が鳴き出し、川の流れの音に混じった

男はしばらくの間、土饅頭の麓に額や頬をするよせたりもしていたが、やがて腰を上げると
土饅頭を掘り始めた


つづく


= 月の舎人より =


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            月讀神の告


さめざめとした闇の空に、三日月は心細く光っている
男は、闇の先の一点に目を凝らして、憑かれたように先を急いだ

夜露を貯めた、草叢は、垢まみれの衣と、延びるに任せたヒゲや髪の毛にまとわり着いてきた
秋も終わりを告げる頃のこととて、鳴く虫の音は少なかったが、男の裸足の足下が近づけば止み、離れれば再び鳴いた

川に出た

川には橋がかかっていたが、男は橋を渡りはせず、その際から川へと降りた
一段と深い闇に分け入ったと感じる男の耳に、虫の音に混じって、川の流れが大きく聞こえてくる
一層茂った草叢を押し分けて、先へと進むと、わずかばかりの広さの河原に、所狭しと、頂きに碑を差し立てた土饅頭が並んでいた

墓だ

なかには、土饅頭の半分が流れ、頂の碑が棄ち捨てられたかのように地に転がっているものもあった
また、ある土饅頭は、崩れ落ちた間から腐った遺骸が見えた
土饅頭の谷間に、蓆を一枚重ねただけの遺骸も転がっている

男は、辺に立ちこめる死穢の腐臭を嗅ぎながら、並んだ土饅頭の一つへと近づいた


つづく


= 月の舎人より =


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            月讀神の告


男は、八日の間、喰う事を忘れたいたが、九日目にようやく腹に物を入れた
再び、メシを喰いはじめたとはいえ、それはわづかなもので、日に粟飯を一椀喰らうほどのものであった

女房が生きていた頃は里一番の働き者として評判だったが、野良に出ず、仕事を忘れたかのように家に閉じこもったままでいることには変りがなかった。朝からやることといえば、囲炉裏端に一人、ポツ然と座り、脇に置いた、女房の遺髪を入れた箱を、ただただながめていることだった

そして、腹が減ると一椀だけ粟飯を喰らうのだった

そうして、二ト月三月四月と日月が進んだ

男の畠には春、夏と実をつけた成り物が、そのままに、やがて冬をむかえる秋の終わりの今になって枯れてしまい、覆いかぶさる雑草の下に隠れてしまった

着替えもせぬ衣は、油染みてしまい、髪の毛は油と垢まみれた衣の肩を過ぎ、ヒゲも伸びて顔を覆った
その姿は、二十七歳という若さから遠く、老いさらばえた乞食とも見えた

ある夜、男は思った

その夜は新月で、脇に置いた女房の遺髪を入れた箱さえ手探りをしなければ、どこにあるのかわからないほど闇が深かった

「美しく、いとおしいと思う女房を、穢らわしく、おぞましいと思うようになれば、きっと楽になるのだ

と、

つづく


= 月の舎人より =


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嫁をカム祭りする男

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            月讀神の告


それは、それは貧しい、ある男に、世にも稀な美しい嫁がいた

男は、その嫁を、可愛がり、大切にした
その様は、ある時には、女神をカム祭りするかの如くであった
あたかも女神の化身に誑れているかのようで、男は、他に比べようもなく幸せであった

ところが、

嫁はひと歳、暮らすと、病を得て、にわかに男の元から去った
男は、悲嘆に呉れ、七日も八日も物を喰うことも忘れた

つづく


= 月の舎人より =


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【 明日の暦 】

  神日本磐余彦尊紀 二千六百六十九年  平成廿一年・己丑  西紀 2009年

  月暦  11月18日 己丑 丙子 壬子

  陽暦   1月 2日 

  月名  居待月

  潮汐  大潮

  月の出 18時26分 

  今月の祭 歳旦祭

 

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