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自動車会社というところは、化石燃料の直接燃焼を回避するために、この数十年間に渡り、自動車を走らせるための新たな動力の開発に挑み、近年において「ハイブリッド方式」や「電気自動車」を実現させてきた。
電力会社というところは「電気を作り、それを売るところ」であることは間違いないが、その方法についてはこの50年間、企業として取り組んだ「新たな発電方法」というものは皆無である。風力も太陽光も、それらの開発に着手し、研究成果を積み上げてきたのは、主に電気メーカーを中心とした研究組織であり、決して電力メーカー(電力会社)ではない。
(シャープ・京セラ・サンヨー・三菱などの電気製品メーカーである!)
「電力を生む=発電する」・・・この仕事に最も相応しい会社とは?
「電力会社じゃねーのかよ!」(笑)
しかし・・・ 電力会社の実態を知れば知るほど、そこに「クリエイティブ」という概念はなく、新たな手法の発案(企画)〜実験〜開発という、一般的な企業ならば日常的に問われている作業が、その臭いさえ漂ってこない。不思議な話だ。
彼らの業務目的(企業理念)が「原子力発電の普及」であるなら、社名も「東京電力」ではなく、「東京原子力」とした方がよいだろう。電力会社であるなら、より優れた発電方式の研究に多額の資金を投じているはずであり、数十年間の研究時間があったのだから、すでに実用的な発電方式が生まれていてもおかしくないはずである。
しかし・・・
「原子力会社」であるなら、今日の、いや、今回の惨状も理解できる。原子力が生み出すのは「電気」だけではない。事故があろうとなかろうと、原子炉を稼動させるためには「ウラン&プルトニウム」が必要であり、これらが猛毒物であることは言うまでもないが、この燃料が燃焼した後に残される「核のゴミ=高レベル核廃棄物」は、その処分方法さえも確立されぬままに、冷却プールで数十年に渡って冷やされる必要がある。「原子力会社」であるなら、そんなことも「当然」であり、そのような「後始末」にかかる費用も「商品代金」に上乗せすればよいだけである。
我々は「電力」を求めている。電力を生み出す会社が必要なのであり、原子力を稼動させる会社を欲しているわけではない。電力とは「光・熱・運動」に集約される。この3つを支える「電気」を、お金で買うのであり、核のゴミの処分費用をありがたがって負担するほどアホではない。
電力を生み出す会社に、その電力(すなわち商品)を自由に販売できるよう、法改正とマーケティングの整備を促進させる必要がある。すなわち各家庭に「選択スイッチ」を設置し、「原子力の電気」と「その他の方法の電気」を自由に選んで購入できるシステムを構築すべきである。「原子力の電気」は、24時間使用が可能だが、ゴミ処分経費、及び大事故の際の保険と賠償金積み立てなどが上乗せされていて「その他の方法の電気」よりも高価となるだろう。逆に「その他の電気」では、もしかすると24時間使用は無理かも知れない。(夜中は供給されない・・などなど)
だが・・・
「製造メーカー」と「その商品」を選ぶのは俺たちだ!
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