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ブラジル人。極真空手世界王者。一撃旋風でK-1リングも席巻した。
彼を初めて観たのは97年のK-1 DREAMでした。ええ、アンディ・フグとの試合ですね。
アンディとフィリオの因縁はテレビで知っておりました。それまで正直、極真については詳しくは知らなかったのですが、試合前の前知識というのはSRSなどで大分特集されていたので十分知る事が出来ました。
アンディとフィリオは元々極真の選手で、まだフィリオが無名だった頃に世界大会優勝候補のアンディを一撃でKOしたのです。まあ裁定の所で色々あったそうなのですが、これでフィリオはその名を世界に知らしめ、逆にアンディは極真を去る事になるのです。アンディはその後正道会館に移籍。これに怒った故大山総裁は、正道会館と絶縁します。
時は流れ、フィリオは極真で世界王者になり、アンディはK-1リングでチャンピオンになりました。また、極真と正道会館も和解し、その交流再開の第一歩として行われたのが、このK-1 DREAMのアンディVSフィリオの再戦だったのです。
空手は顔面にパンチをしてはいけないので、顔面パンチありのK-1では圧倒的不利と言われていました。当然、この試合もアンディ有利がささやかれていたのですが、結果は、フィリオの1RKO勝ち。またもや一撃でした。あっという間に、右フックによってアンディは再びフィリオの前で失神してしまうのです。
これは、もうドラマでした。テレビの前で何度も震えたのを覚えています。しかもですね、この結果を予期していたかのように、フィリオのセコンドは皆「一撃」と大きく書かれたTシャツを着ていたのですよ。フィリオに抱きつくセコンドのそのTシャツが画面に映り、テレビ解説者が「一撃だ・・・」とつぶやいたのが今でも忘れられません。
その後もフィリオは1R、一撃KOを繰り返し、K-1GPも準決勝まで進んでしまいました(準決勝は王者アーネストホーストに判定負け)。
あの頃のフィリオは本当にミステリアスで、全然底が見えなかったのです。本当に神がかり的な強さでした。GP二回戦でサム・グレコに16秒KOをした時に三宅アナウンサーが、こう絶叫しました。
「一体どこまで強いんだこの男おおおおお!!!!!!」
当時、寂しい浪人時代を送っていた僕は、このフィリオのようになりたいと強く思い、極真にどっぷりはまりました。一撃Tシャツを購入し、入場曲を取り寄せてまで入手し、大学に入ったら空手を始めようと決意しました。彼のように問答無用の強さで周囲を蹴散らす姿は、受験生負け組みの僕には何より輝いて見えたのです。浪人時代の心の拠り所は、フィリオの強さでした。
フィリオはよく年のGPで、マイク・ベルナルドに人生初のKO負けを喫します。フィリオがパンチを食らって目がうつろになっていく度に、足元がふらつく度に、僕は祈るような気持ちで半べそ状態でテレビを見ていました。そして遂にフィリオがマットに沈んだ時、自分の幻想が崩されてしまったその瞬間に、僕は泣いてしまったのでした。あんなに感情移入する選手は、きっとこの後も出てこないと思います。
最近はすっかり選手としては表に出てこなくなりましたが、後輩のグラウベがつい先日ラスベガスGPで優勝しました。極真の一撃幻想を、再び見せて欲しいですね。
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うちの旦那も極真やってて、過去に西日本でチャンピオンになったんですって。今はプロボクサーやってますwグラウベ、やりましたね〜^^ブラジリアンキック?ですよね。うちにもしょうもない格闘技通信のせてあるんで、暇だったら見にきて下さいw
2005/5/7(土) 午後 1:21
ほおお、旦那さん凄いですね!僕も大学で結局空手始めましたよ!ブラジリアンキック、凄い憧れて何度も練習しました。楽しかったなあ・・・
2005/5/7(土) 午後 1:25 [ jj7*08*1 ]