|
昨日、(平成18年11月11日(土))の読売新聞朝刊社説より、「鳥獣害対策 人間と共存する仕組みを作ろう」、というタイトルで、「サルが果樹園を荒らし、シカが森を枯らす。イノシシが畑を掘り返し、クマが人里に出没して住民を殺傷する。こうした獣害が各地で問題化している。(以下省略)〜〜〜」
という内容の記事があった。
この問題は地方の山奥にある町や村だけの問題ではない。八王子市でもここ数年特に獣害被害が増え、八王子市追い払いと呼ばれる組織が「ボランティア」で活動している。先日、八王子市とお隣あきる野市の市議会議員と行政が合同で獣害、とりわけイノシシ被害について勉強会を発足し、僕もその一員に加わった。たしか、どこかの新聞が取り上げてくれていた。
ここでまず、八王子市追い払い駆除隊について。以前も書いたと思うが、この団体は5つのチームに分かれて、各チームは5日ごとに見回りや追い払いを行っている。そのほかにも市(農林課)からの要請で、例えばわなにイノシシが掛かれば銃を担いで現地に向かう。そして、そのガソリン代も弾代も全て隊員の持ち出しで行われている。市(農林課)はもちろん就業時間中だから、お給料をもらって現地に行くが、車は公用車、ガソリンは税金から、そして弾は一発も撃つことはない。
こんな矛盾は許されるのか?別に追い払い駆除隊の方々から要請された訳ではありません。これは予め断っておきます。しかし、この矛盾、どうしてもおかしいと思いませんか?
担当委員会である「文教経済委員会」や「文教経済分科会」において何度も取り上げ、ケンケンゴウゴウ、カンカンガクガクの議論を行った。市の担当者や担当副市長だって(おそらく?)僕の指摘が正しいということは分かっているはず。しかし、答えは「お金がない」そうな。僕のことだから、それでも追求の手は緩めず、最終的には副市長から来年(19年)度には大幅アップの予算をつける旨の答弁を引き出した。
市内にはまだ使える市民会館があり、その他にもいちょうホールやクリエイトホール、南大沢文化会館といった公共施設があるのにもかかわらず、100億円とも110億円とも言われる新・市民会館を建設するお金が市にはあるのに、一方、いま八王子市でも問題になっている獣害駆除については、経費(数十万)というお金もないから「ボランティア」でお願いします、で市民の皆さんは納得しませんよね。
そして、これら獣害による市内の被害状況がまたすごい。たとえばイノシシ。毎年捕獲数は増えているのだが、今年は全国と同じで飛び抜けている。昨年一年間で111頭であったのに対し、ことしは4月〜9月までの半年で既に118頭。うちの近所の畑でも夕方イノシシが堂々と現れ、カマを持って脅かしても平気で食い荒らし帰る。こんなイノシシが1回に6匹も7匹も子供を生まれちゃたまんない。
このままでは、来年以降はもっと大変なことになる。
さて、去る11月4日(土)、追い払い駆除隊による鳥獣慰霊式典が行われた。メンバーの他に、市議会からは僕と森林パトロール隊からの出席者があった。サルやシカ、イノシシ、そして川町にクマが出たことを先日ブログで紹介したが、これらの鳥獣が出没するというのは、この近辺が緑に囲まれた環境の良いところであるという証拠である。僕らはこのすばらしい環境を後世に残す義務を負っている。しかし、鳥獣被害が多発している点については現実を見つめなければならない。つまり、社説にあるように、「人間と共存する仕組みを作る」ということである。
|
「人間と共存する仕組みを作る」なかなか、難しいことですね。わたしも、かって、有害駆除として、カラスやハト、そして野犬の処理をしたことがありますが、駆除していながら、心が痛みましたね。地球は人間のためにだけあるのではないと思う心が大事ですね。
2006/11/16(木) 午後 6:32
猪や鹿などの獣害対策に日本オオカミ協会ホームページの"Q&A"にあるように狼の導入を! http://japan-wolf.org/content/faq/ ここで大体の疑問は解消できる
2013/1/17(木) 午後 10:58 [ 名無し ]