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誇り高き高砂族

高砂族は誇り高かった。
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  高砂義勇隊(たかさごぎゆうたい)というのはは大東亜戦争時に、台湾原住民により編成された日本軍の部隊のことです。フィリピン、ニューギニアなど密林地帯の戦場に投入するために創設されました。
  高砂義勇隊をフィリピンに派遣するとなんと、彼らは磁石がなくても方向を見失わないし、一度見た山は忘れない、食糧を見つけるのが天才、しかも勇敢という才能を発揮します。
  ニューギニア戦線で野戦病院がオーストラリア軍のゲリラに襲撃されたとき、患者として収容されていた20名の高砂族は飛び起きて、腰刀で斬りかかり、敵の数名の首を斬って主力を退却させたといいます。このほか、メナド空挺作戦、バレンバン空挺作戦でも大活躍したと伝えられています。

  勇戦した高砂義勇隊でしたが、戦後、その補償は十分なものではありませんでした。

  高砂義勇兵だった石井富士夫さんと上村宗一さんは戦後、戦犯生活を強いられ、昭和28年(1953年)7月まで服役し、帰国した時、引揚援護庁より帰還手当て1000円、帰還後雑費3000円を受け取ります。ところが、日本人には外地引揚者に対して過去幾年分の棒給と家族数による家族扶養手当が支給されたのに対し、石井さんと上村さんは台湾人であったため、「台湾、朝鮮人は、第三国人にしてこの項を適用せず」との規定により、支払われませんでした。「一視同仁」、日本人、台湾人、といった差別をせず、平等に見て同じように思いやりをもって待遇するはずの日本の精神でしたから、石井さん、上村さんはショックを受けました。

  こうした問題に加え、賃金未払いと郵便貯金も個人で引き出すことができない、という問題が発生したのです。ずっと後、1990年代になり、戦病死者及び重傷者を対象に一人200万円の弔慰金が支払われたが、給与は現在でも未払のままです。郵便貯金とされた給与も引き出せませんでしたが、120倍にして返却することが決まり1995年に支払いが開始され一部の元隊員は受け取れるようになりました。ただ、120倍でも1000円が12万円ですので、低すぎるという声もあります。(戦前はサラリーマンの給与がだいたい40円ぐらい)

  大東亜戦争で高砂族総人口15万人中約6,000名が義勇隊に志願し、その半数が戦死したと言われています。しかし、高砂族の人たちは日本の戦争責任を追及するようなことはありません。
  作家の鈴木明氏が昭和50年(1975年)ごろに台湾を訪ねて、高砂義勇兵だった人に「日本に対して、日本の軍隊に対して、遠慮のない意見を言ってください、本当のことを言ってください」とお願いするとその人はこう答えています。

「戦いは本当に苦しかったが、自分は特に日本を恨んでいるということはない。我々は確かに殴られたり、苦しいことに会ったが、それは日本兵も同じで、我々だけが苦しかったわけではない。日本の軍隊が、われわれだけを苦しい戦場に行かせたなどということは、絶対にない。我々の父の時代に比べれば、日本時代はずっと生活がよくなったし、現在は日本時代に比べれば、また生活がよくなっている。だから、誰を恨むということはない」

  また、他の義勇隊だった人に「義勇隊にとられた時は、どんな気持ちがしましたか?」と聞くと、

「とられたのではありません。自分で行ったのです。自分の精神で行ったのだから、誰にも文句はいいません」

と語気を強めて言いました。

  烏来というタイヤル族の村には「台湾高砂義勇隊英魂碑」※1 があり、参道には「高砂挺身報国隊 台湾総督 海軍大将 長谷川清」と書かれた無数の日章旗が翻り、記念碑の下には、本間雅晴中将による高砂義勇隊への鎮魂の遺詠が刻まれています。

  かくありて許さるべきや 密林のかなたに消えし 戦友(とも)をおもえば

  この地を訪れた日本人は皆一様に感嘆し、あるものは言葉を失い、あるものは感動のあまり涙を流しながら合掌するといいます。
  勇敢に戦い南方の島々に果てた先人たちを、日章旗と本間中将の遺詠をもって称える・・・それが誇り高き高砂族なのです。



※1 慰霊碑の敷地を提供していた台北郊外の観光会社が倒産したため、平成18年(2006年)に義援金によって慰霊碑を移設。ところが台北県政府から撤去要請がなされるという事態が生じた。詳細は李登輝友の会のWEBページ参照。
  http://www.ritouki.jp/news/takasago.html

平成20年の動画では記念碑の文字が覆い隠されているのがわかる。
http://www.youtube.com/watch?v=U5MY3KHKra8
平成21年の動画では「霊安故郷」の文字が見える。
http://www.youtube.com/watch?v=5TT1TNYIsB0



参考文献
  中公文庫「高砂族に捧げる」鈴木明(著)
  小学館文庫「台湾人と日本精神」蔡焜燦(著)
  毎日ワンズ「ガダルカナル」辻政信(著)
参考サイト
  WikiPedia「高砂義勇隊」
添付画像
  高砂義勇隊(PD)


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台湾軍の歌(本間雅晴中将 作詞)

  太平洋の空遠く

  輝く南十字星

  黒潮しぶく椰子の島

  荒波吼ゆる赤道を

  にらみて立てる南の

  護りはわれら 台湾軍

  ああ厳として 台湾軍


台湾軍の歌

http://www.youtube.com/watch?v=YUOCN7PTz-E





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