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日本を愛したスリランカのジャヤワルダナ氏。
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  スリランカ独立後の蔵相となったJ・R・ジャヤワルダナ氏はサンフランシスコ講和条約会議で「自由にしてかつ独立した日本の復活」「憎悪は憎悪によって消え去るものではなく、ただ愛によって消え去るものである」という演説を行い、不朽の名演説と言われました。

  スリランカではお釈迦様の入滅の2500年後に「ジャヤ・セーナ(勝利の戦士)」という名の人が、東のほうから来て仏教を助ける、という言い伝えがあり、昭和17年(1942年)4月に日本軍がコロンボとトリンコマリーを空襲したときに「遂にやってきた」と歓迎したといいます。ジャヤワルダナ氏もこのときを独立の好機と考えたようです。

  第二次世界大戦が終わり、スリランカは独立し、ジャヤワルダナ氏は蔵相となりました。(後、大統領)そしてサンフランシスコ講和条約に出席します。講和条約はソ連が日本の主権制限案を提案したり、議事進行を妨害するために32人の代表団を送り込んでおり、緊張と不安の中に開会されました。

  ジャヤワルダナ氏のスピーチの一部
「アジア諸国民が日本は自由でなければならないということに感心を持っているのはなぜでありましょうか。それは日本とのわれわれの長年の関係のためであり、そしてまた、アジアの諸国民の中で日本だけが強力で自由であり日本を保護者にして盟友として見上げていた時に、アジア隷従人民が日本に対して抱いていた高い尊敬のためであります。私は、アジアに対する共栄のスローガンが隷従人民に魅力のあったこと、そしてビルマ、インド及びインドネシアの指導者のあるものがかくすることにより彼らの愛する国々が解放されるかもしれないという希望によって日本人と同調したという前大戦中に起こった出来事を思い出すことができるのであります」

「空襲や東南アジア軍の指揮下にある膨大な軍隊の駐屯及びわれわれが連合国に対して天然ゴムの唯一の生産者であった時、われわれの主要商品の一つであるゴムを枯渇せしめたことによってもたらされた損害はわれわれに対してその賠償を請求するつもりはありません。何故ならばわれわれは、そのメッセージがアジアの無数の人々の生命を高貴ならしめたあの偉大な教師の言葉すなわち『憎悪は憎悪によって消え去るものではなく、ただ愛によってのみ消え去るものである』という言葉を信ずるからであります。それは偉大なる教師であり仏教の創始者である仏陀のメッセージであります」


「故にこの条約の目的とする所は、日本を自由にし、日本の回復に何ら制限をも課さず、日本が外部からの侵略及び内部よりの破壊に対して自らの軍事的防衛力を組織するようにすること、そうするまでには日本防衛のために友好国家の援助を要請すること並びに日本経済に害を及ぼすようないかなる賠償も日本から取り立てないことを保証することであります」


  15分にわたる演説であり、全部書くと長くなりますので、各国の新聞・雑誌の反応を書きますと、ジャヤワルダナ氏の演説を「この会議最高の歴史的発言」(ソルトレイク・トリビューン紙)、「世に忘れ去られようとしていた国家間の礼節と寛容を声高く説き、鋭い理論でソ連の策略を打ち破った」(サンフランシスコ・エグザミナー紙)、「ジャヤワルダナ氏こそ、最も才能あふれるアジアのスポークスマン」(タイム誌)と絶賛されました。

  ときの吉田首相はジャヤワルダナ氏に感謝の手紙を送っています。そしてジャヤワルダナ氏は昭和54年(1979年)に国賓として来日し、昭和天皇に謁見しています。

  ジャヤワルダナ氏は明治時代に日本を訪れて日本をモデルにして祖国の独立を図ろうとした傑僧ダルマパーラの伝統的親日感情を受け継ぎました。仏教を通じても日本に親しみを覚え、禅の世界的権威といわれる鈴木教授とも交流があり、生涯日本を愛しました。親日の理由を聞かれると「日本は西欧に対してひとり際立った存在だった、そして、仏教国だから」と答えたといいます。
  1996年11月1日、ジャヤワルダナ氏は永眠しました。彼の遺志に基づき、死後の彼の角膜が臓器提供されました。片方はスリランカ人に、そしてもう片方は日本人に



参考文献
  桜の花出版「日本のお陰です」桜の花出版編集部(編)
  転展社「世界から見た大東亜戦争」名越ニ荒之助(編)
添付画像
  日本国との平和条約に署名する吉田茂首席全権と全権委員(PD)


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