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日本でアマチュア無線を楽しむには、無線従事者免許証と無線局免許状を別々に取得した上、RIGを増設したり付加装置を接続してモードを増やしたりする度に変更申請や保証認定が必要になります。 それに必要な費用もバカに出来ません。 米国では試験に合格するとコールサインが記載されたライセンス証書が発行され、以降、資格に応じた範囲内において自己責任で自由に運用出来ます。 技術適合証明も保証認定も落成検査も有りません。 これが包括免許制度です。 しかも必要な費用は$15の試験費用(2009年現在)だけで10年毎の更新費用は無料です。 もっとも基本的な税制が違うので単純比較は出来ませんが... ライセンス証書のOperator Privileages: Amateur Extraが無線従事者免許証部分で、Call Sign: K1FUPとStation Privileages: PRIMARYが無線局免許状部分と言ったところでしょうか。 良いことだらけの様に思える包括免許ですが良くないこともあります。 10年間のライセンス有効期間が切れた後2年間の猶予期間内にライセンスを更新しないと無線従事者免許も一緒に無効になってしまいます。 こうなってしまったら試験の受け直しです。
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┣ 米国ハム事情
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FCCのライセンス証書は携帯用と掲示用の二種類があります。 偽造防止のために特殊な表面加工が施されたレター・サイズ(A4サイズ相当)の用紙1枚に印刷されて発行されます。 (携帯用・表) (携帯用・裏) (掲示用) いずれもライセンスを受けた本人のサインが必要です。 サイン後に自分で切り抜いて折り曲げてからラミネート加工しなければなりません。(笑) 米国内ではライセンス証書の携帯は義務付けられておらず、また印刷されたライセンス証書ではなくFCCのデータベースに登録されている内容がライセンスとして有効な様です。 印刷されたライセンス証書を発行する理由は「諸外国では印刷されたライセンス証書の提示を要求されることがある」からだそうです。 いかにも米国的な発想ですね。 〔備考〕 ライセンス証書の転送を快く引き受けてくれた友人に配慮し住所の一部を伏せています。
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米国のコールエリア事情を紹介します。 米国では自局のコールエリア外へ転居してもコールサインを変更する必要もポータブルの表記をする必要も規則上ありません。 例えば、カリフォルニア州でKI6UHXの免許を受けた局がマサチューセッツ州へ転居してもコールサインを変更したりKI6UHX/1と表記することなくKI6UHXで運用出来ます。 もちろん、希望すればコールサインを変更することも出来ます。 現在、住所とコールエリアとが一致している局は全アマチュア局の約89%だそうです。 海外とQSOをする局の多くは相手局の混乱を避けるために自主的にポータブル表記を行っています。 私もサイパンで運用する時はK1FUP/AH0かKH0/K1FUPを使います。 表記はコールサインの前でも後でも良く、またKH0だけでなく資格によってAH0(Amateur Extra Class)やNH0(General Class以上)やWH0を使用することも出来ます。
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ここ10年で米国のライセンス体系は大きく変化しました。 まず、2000年4月15日にCW試験の緩和とそれに伴うライセンスの整理がありました。 それまでは、Amateur Extra Class、Advanced Class、General Class、Technician Plus Class、Technician Class、Novice Calssの6種類のライセンスがあり、それぞれのClassで異なる速度のCW試験が実施されていましたが、すべてのClassで5wpm(25字/分相当)に統一されました。 Amateur Extra Classは20wpm(100字/分相当)でした。 ライセンスの種類もTechnician Plus ClassがTechnicaian Classに統合され、実施される試験もAmateur Extra Class、General Class、Technician Classの3種類になりました。 現在でもAdvanced ClassやNovice Classは存在し免許の更新もそのClassで行われています。 これらのライセンスはGrandfather Licenseと呼ばれています。 整理しますと、現在の米国のライセンスはAmateur Extra Class、Advanced Class、General Class、Technician Class、Novice Classの5種類が存在しますがAmateur Extra Class、General Class、Technician Classの3種類のみ試験が実施されていると言うのが正しい理解になります。 そして、2007年2月23日にCW試験が廃止されました。 Amateur Extra Classは日本の第一級アマチュア無線技士、General Classは第二級アマチュア無線技士、Technician Classは第四級アマチュア無線技士に相当します。 【独り言】日本の行政は米国の大体5年遅れだから、日本のCW試験廃止は2012年頃かな?
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2009年6月16日現在の米国のコールサイン発給状況です。 米国本土において、Amateur Extra ClassにはGroup AをGeneral ClassとTechnician ClassにはGroup Dが割り当てられます。 アラスカ州では現在でもAmateur Extra ClassにGroup Aの2x1形式のコールサインが割り当てられています。 私の米国での最初のコールサインはKI6UHX(2008/11/17発給)でしたが一度も使うことなくK1FUP(2008/12/5にバニティ・コールサイン発給)に変更しました。 以前は米国を代表するプリフィックスと言えばWだったのですが今ではAA-ALかKに変わりつつあります。 バニティ・コールサイン等の米国のライセンス事情については追々紹介して行きたいと思います。
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