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これも以前に観た映画なんですが、うかつにも書くのを忘れていた作品です。 この映画、アカデミー賞外国語映画賞をはじめ、世界中の映画賞を多数獲得している一作。 もし観てない方がいれば、こういう傑作はぜひ観ておいて欲しいなぁ〜と思い取り上げてみました。 ボスニア紛争の真っ只中、中間地帯 "ノー・マンズ・ランド" に取り残された敵対する両者(セルビア、ボスニア)の様を中心に、マスコミ、国連軍などの欺瞞に満ちた姿と戦争の空しさを見事に、そして辛辣にコミカルに描いた傑作です。 【ノー・マンズ・ランド】 NO MAN'S LAND 2001 フランス/スロヴェニア/イギリス/イタリア ほか
監督・音楽・脚本 ダニス・タノヴィッチ 製作 フレデリック・デュマ ほか 出演 ブランコ・ジュリッチ / レネ・ビトラヤツ / フイリプ・ショヴァゴヴイツチ ほか 1993年6月。ボスニア紛争の最前線。霧で道に迷ったボスニア軍の兵士たちはいつの間にか敵陣に入り込み、セルビア軍の攻撃を受けた。 唯一の生存者チキは何とか塹壕にたどり着き身を隠す。そこはボスニアとセルビアの中間地帯 "ノー・マンズ・ランド" だった。 そこへ偵察に来たセルビア新兵ニノと老兵士は、死んだと思われていたボスニア兵士の身体の下に地雷を隠すが・・・。 これが長編映画デビューとなる監督ダニス・タノヴィッチですが、ボスニア出身で自ら戦争体験がある人。 ここに描かれているエピソードも監督自身が見てきた実際の出来事だという事です。 しかし感心されるのは、その見事なストーリーテリングと人物描写。 エンタテーメントに走りがちな昨今の戦争映画とは一線を画するその映画作りには舌を巻いてしまいました。 中間地帯に残された敵対する兵士。身体の下に地雷を埋め込まれ身動き取れない兵士。人道支援ゆえ助けに来ても手が出せない国連軍。偏執なまでの、それでいて真実を報道できないマスコミ。 そんな、一種コミカルな状況の中、作り手の強烈なまでの辛辣さで、戦争に対する異議をブラックな作風で見事にあぶりだしています。 監督自身が言うには、「これは責任追及の映画では無い。あらゆる戦争、暴力に対して異議を唱えたかったのだ。」、だそうです。 そしてこの映画は、観る側の人に考えて欲しい、という事なんだと思います。 それもそのはず、この映画の衝撃的なラストを観たら絶対考えずにはいられないでしょうから。 ともかく皮肉さたっぷり、傑出したユーモア(あくまでブラックですが)に、痛烈な反戦メッセージをこめた戦争映画の傑作です。 ★ 関連映画記事 『セイヴィア』
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お子ちゃまのコレクションにあったような・・・。明日聞いてみます。
[ はんな ]
2006/4/19(水) 午前 2:55
へぇ〜。こういう世間に訴えかける映画って、たまに見ておくと自分の知識の幅が広がりますよね。覚えておこう。
2006/4/19(水) 午前 7:17
私も50音で分類しようかなー。ジャンル別だとどこに入れて良いのか悩む事がしばしばだわ。
[ sim*lac*a1*84 ]
2006/4/19(水) 午後 1:36
>はんなさん。あ、コレクションに持ってるんですか、DVD。そりゃ、あったらぜひご覧下さい。(^3^)
2006/4/20(木) 午前 1:49
>mっくす。そうそう、これは憶えておいて損はない映画だよ。反戦映画の傑作だ、こりゃ。(^3^)
2006/4/20(木) 午前 1:51
>simulacraさん。あぁ、そうですね、ジャンル別だと、たまにどのジャンルにも属さない映画ってありますもんね。(^ω^; 50音にする?
2006/4/20(木) 午前 1:52
良い作品を紹介してくれてありがとうございます。TBしま〜す。
2006/5/28(日) 午前 8:43
>くみょんさん。結構見応えがある秀作ですよね。(^3^) TBどうもです!
2006/5/28(日) 午後 2:22
毎度TB有難うございます!「見聞き」の情報も☆エヘヘ〜^^;アバウト人間YUKAですわ(^o^)言い回しの気遣い、大人だぁ〜☆☆と「感激」もいただきました〜♪あと、今度から前もってkazさんの記事検索してからUPしよっ☆ツ●ヤより、豊富な品揃えっ♪
[ yuka ]
2006/12/28(木) 午後 11:17
>ゆかさん。いやいや、人生アバウトが一番です。(・ω・)bグッ えぇ、大人ですか!? う〜〜ん、それはありがとうございます〜。ははは、豊富な品揃えとまでは行きませんが、またよろしく! TBどうもねぇ〜〜。
2006/12/29(金) 午前 0:55
空きだらけのタイトルを埋めるべく(というのは冗談ですが♪)、観てみました!見応えがあるいい作品でした。脚本がしっかりしているという印象でした。TBさせてください♪
2007/1/24(水) 午後 10:07
>swingさん。あはは、空きのあるタイトルですから。(^o^; いやいや、でもこれは凄い一作でしたよね。作り手の巧さもあるでしょうが、おっしゃるように脚本がシッカリしてますな。TBどうも!
2007/1/25(木) 午前 1:53
確かにブラックだけど、ユーモアの中にある風刺はかなり辛辣ですよねぇ〜。面白かったけど、面白いと感じて観ている傍観者への皮肉でもあるワケだから、純粋に面白いとばかりも言ってられないんだよね〜(^-^;
2007/6/12(火) 午後 10:13
>miyuぽん。おぉ、御覧なさったか!(・ω・)bグッ
そそ、なんとも皮肉めいた映画なんだけど、これは戦争映画の傑作だと思うよ〜。(・ω・)bグッ
2007/6/13(水) 午前 0:14
一応助けに来ている国連軍達は多国籍軍(?)で,お互い言葉がなかなか通じないのに,戦っている敵同士は同じ言葉をしゃべっている。こんな皮肉なこともあるのか?って思いました。
TBお返しいたします〜。
2007/9/12(水) 午後 8:45
>Copperさん。それが内戦の皮肉さですねぇ〜。
国連軍の無力さも描かれてましたね。
皮肉と言うには酷すぎる現実ですがねぇ〜。(-o-;
TBども!
2007/9/13(木) 午前 0:04
こういう形で反戦を訴えた作品ってのもすごく斬新であり見応えがあったと思いますね。。ブラックでしかもリアルに心に残る作品だったと思います。。TBさせて下さいね〜
2008/2/4(月) 午前 1:08
>SHIGEさん。斬新ですね、しかし真に迫ったリアルさが感じられます。(・ω・)bグッ
これは紛れもなく傑作ですよね。TBどうも!
2008/2/4(月) 午前 1:42
いやー、あのラストは考えちゃいますよね〜。
んん、、 すごい反戦映画ですよねぇ〜。 (/∀\)マンー!
異議唱えるのに充分な出来だったと思いますです。
マンマントラバ、いかせてくりくりっ! (?)
2009/4/24(金) 午後 11:27
>サムソンさん。これはちょっと凄いよね〜。
反戦もこういう演出があるんだな〜と強く感じました。(・ω・)bグッ
んん、イッてくださいー! TBどうも!
2009/4/25(土) 午前 0:05