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映画デビュー作品から順を追ってミヒャエル・ハネケの作品をアップしている訳なんですが、本作は4作目にあたる作品。 これが製作された1997年の同じ年に『ファニー・ゲーム』 が作られています。 この映画は元々TV用に製作された作品ですが、後に映画として劇場公開された一作です。 だから正しく言えば、映画としては 『ファニー・ゲーム』 がホントの4作目になるわけですが。 【カフカの「城」】 Das Schloss 1997 オーストリア / ドイツ
監督・脚本 ミヒャエル・ハネケ 原作 フランツ・カフカ 出演 ウルリッヒ・ミューエ / スザンヌ・ロタール / フランク・ギーリング ほか 原作は、表現主義的とも言われる独特の不条理さに満ちた作品でおなじみのフランツ・カフカ。 一時、文学、哲学を読み漁った時期がありまして、カフカの著作は一応全部読んでると思います。 しかし、悲しいかな、かなり記憶が曖昧です・・・。 カフカ原作の映画化といえば、オーソン・ウェルズ主演の 『審判』 ('63)、『アメリカ』 ('84)、ロシア映画の 『変身』 ('02) などのタイトルがあります。 いずれの作品も、カフカ独特の独創的な世界観を表現するのは至難の業だったでしょう。 それでも映画制作に携わるものが、このカフカの世界観を映像に再現したいと考える気持ちは分かります。 あのスティーブン・ソダーバーグ監督もジェレミー・アイアンズをカフカ役に起用したフィクション、『KAFKA / 迷宮の悪夢』 ('91) という映画を作っております。 主人公Kは、「城」に雇われある村に辿りつきます。 この村は「城」に支配された所。 何とかしようとして「城」に行こうとするKですが、その行動はから回り、いくら経っても「城」に辿り着けません。 Kはなぜ城に辿り着けないのか? なぜあんなに寒そうなのか?・・・次第に奇妙な深みにはまって行く感覚にとらわれます。 この "不条理" な感覚こそがカフカの持ち味なんですが、その不条理感覚をハネケは原作に忠実に再現しております。 そして唐突とも言えるラストシ-ン。 呆気にとられる終わり方。・・・それもそのはず、このカフカ原作の 『城』 は未完の小説でした。 そしてこの映画も勿論のこと、結末 (結論) が無い。 そう思えば、このハネケほどカフカの原作を映像化するには、うってつけの映画人ではないか? ハネケ自身もカフカの原作を相当好きなんではないか? ・・・これまでのハネケ作品とは、その表現が違う特異な一作ですね。 しかし原作に忠実なら、それも当たり前か・・・。
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なかなか面白そうですね〜。不条理さ忠実に再現してるんですね(って原作も読んだことない私がいうのもなんですが・・・)
2007/3/10(土) 午前 1:09
カフカ全部読んでるですか!すごい!先月ハネケ纏め借りして以来次を借りてませ〜んwハネケだけじゃなくてレンタル自体あまりしてないんですけど^^;これもせっかくなので「城」を読んでから観ようと思ってますが、(なぜか家に本がある。)また一段と独特のようですねーー・・難しそう(笑)
[ yuka ]
2007/3/10(土) 午前 1:11
>らぐなっち。いやァ、この映画はなんと言ってよいものか、今でも説明に困る感じです。ハネケが好きなら観てね、って感じですね〜。(^o^;
2007/3/10(土) 午前 1:31
>ゆかさん。そそ、カフカの小説は一応読んでます〜。でも、もう忘れちゃったけどね。(^o^; レンタルが無いですか?そうか〜、場所によって違うんだな。・・・「城」を読みますか!(・ω・)bグッ
2007/3/10(土) 午前 1:33
ソダーバーグがカフカを題材に映画を撮ってるってちょっとびっくり!
2007/3/10(土) 午前 2:19
>くみょんさん。そそ、ソダーバーグが撮ってるんですよ、変わったサスペンスですが面白いよ。(・ω・)bグッ
2007/3/10(土) 午前 2:57
カフカが描く世界観は、とても興味深いです。全部ではないですが、私も結構、読んでいましたよ。この作品は、ハネケが映画化していたのですね。
2007/3/10(土) 午後 3:16
>swingさん。おぉ、読んでますか、カフカ。(・ω・)bグッ そうなんです、ヨーロッパの監督だからこそ描けた感じですね〜。この世界観は奇妙ですが興味深いです。
2007/3/10(土) 午後 7:11
う〜ん。難しい・・さっぱりです。やっぱレビュー体験に限ります。審判とかは見たことあるんだけど。不条理なんですね〜
2007/3/10(土) 午後 8:35
ほえ〜。あたしもすっかりレビュー体験ですが、Kaz.さんの記事を読んでるとカフカもハネケも制覇しちゃった気になっちゃうから怖いわぁ〜(´▽`*)アハハ
2007/3/10(土) 午後 8:42
>にげらさん。「審判」は観ましたか。あれもなんのこっちゃ理解に苦しむでしょ。(^o^;カフカの原作は、やっぱ理解するには難しすぎますね。
2007/3/11(日) 午前 0:46
>miyuぽん。おぉ〜〜、もうハネケもカフカも制覇しちゃったね。(・ω・)bグッ あはは、そこまでの気になってくれたら嬉しいナァ〜〜。(^o^;
2007/3/11(日) 午前 0:47
未完の小説だったのか。。。興味わきますね。(^v^)
[ esu**i123 ]
2007/3/11(日) 午前 7:52
>esupaiさん。そうなんですよね〜、「城」は未完だったんですよね〜、忘れてました。(^o^;
2007/3/11(日) 午後 7:09
カフカですか・・で、未完の原作をわざわざ映画化・・・う〜〜んやはりハネケ監督ってただ者ではないんですね〜(笑)でもKaz.さんのレビュー読むと観たくなってくるから恐ろしいわ〜(^O^;
2007/3/11(日) 午後 10:33
>Choroさん。カフカです。(^o^; そうですよね、未完の小説を映画化しようと思うこと自体がタダもんじゃないですもんね。ハネケファンにしかお薦めできない映画です。(^o^;
2007/3/12(月) 午前 0:06
これ主役が「善き人のソナタ」のウルリッヒ・ミューエさんでしたね。ハネケの中で、一番訳わからないまま引き込まれて最後までみ終わりましたが、やはりわからないままです。カフカは原作も気が狂いそうになるので読むのやめましたー。でもいつかは読破しなくては!ジェレミー・アイアンズ主演の「カフカ」も好きでした。
2008/6/12(木) 午後 11:50
>オネムさん。そうなんですよね、後からウルリッヒ・ミューエだと分かりました。(^o^;
う〜ん、まぁカフカの原作自体がワケが分かりませんからねぇ。
これは忠実に映画化してるようです。(・ω・)bグッ
あっ、『KAFKA 迷宮の悪夢』 ですね、それは。( ̄∀ ̄*)
2008/6/12(木) 午後 11:56
はじめまして。
「ハネケ祭り」をブログでされる方がいらっしゃるなんて、少々驚きものです。
ハネケは、見た目はおしゃべりな宮崎駿さんのようですが、これほど人を不安で不快にさせる監督はいません。これまで観た映画、と言ってもたった4本ですが、あまりにも強烈過ぎて怖くて他の作品に手がでませんでした。
でも、Kaz.さまの祭りを読ませていただき、やっぱりいつか観なければと思いました。
ご挨拶が遅くなりましたが、TBさせていただきました。
>そう思えば、このハネケほどカフカの原作を映像化するには、うってつけの映画人ではないか
確かに・・・です。オーソン・ウェールズの『審判』もすごかったですが。
[ 樹衣子 ]
2009/5/23(土) 午後 7:26
>樹衣子さん。どうもはじめまして。(・ω・)bグッ
あはは、ハネケ作品はね、好きなんですよ〜。
独自哲学を確立されてる監督としては抜きん出てますね。
でも人を惹き付ける力量はじゅうぶんですよ、これからも観ていこうと思ってます。
あっ、TBどうもです。
あとで寄らせてもらいますね〜〜!(・ω・)bグッ
2009/5/23(土) 午後 8:28