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自転車泥棒

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『戦火のかなた』、『無防備都市』ロベルト・ロッセリーニと並び、イタリアン・リアリズム (ネオ・レアリズム) の代表的な監督として有名だったヴィリオット・デ・シーカの名作です。

この監督、もともと俳優としても有名でした。 監督作品としては本作の他に、『終着駅』、『ひまわり』 なども有名ですね。

【自転車泥棒】 LADRI DI BICICLETTE 1948 イタリア

監督・製作 ヴィットリオ・デ・シーカ      原作 ルイジ・バルトリーニ
脚本 チェザーレ・ザヴァッティーニ ほか   音楽 アレッサンドロ・チコニーニ
出演 ランベルト・マジョラーニ / エンツォ・スタヨーラ / リアネーラ・カレル / ジーノ・サルタマレンダ

長い失業期間のアントニオは、やっとポスター張りの職を得る。 条件は自転車をもってるという事。
家族を養う為どうしても仕事が必要なアントニオは妻に相談して、質に入れた自転車をどうにか取り戻す。
職を得た嬉しさで、6歳の息子ブルーノを乗せ街を走るアントニオだったが、目を離した隙に自転車を盗まれてしまう。 自転車がなければ職を失うアントニオは途方にくれるのだったが・・・。




最初にイタリアン・リアリズム (ネオ・レアリズム) のことを少し・・・。

当時、ムッソリーニは映画作りを奨励し、ローマ郊外に映画都市チネチッタを作り、大掛かりなセット&スタジオで映画を作っていました。 そして敗戦後、物資の少ない状況の中で映画作りを行なう人たちが居ました。

役者はスターなど起用せず素人同然の人たち、セットも組まずロケのみの撮影、そしてドキュメンタリーチックな雰囲気、ありのままリアルに撮る事で "ネオ・レアリズム" の潮流が生まれました。
しかし50年代に入り、物資も余裕ができ、裕福な時代に入ったことからこの潮流は姿を消してゆきます。
本作はその潮流の中で生まれた秀作。 敗戦後のイタリア・ローマで暮らす親子を描いた映画。

もちろん演じる主要な役者はみんな素人。 敗戦後、数年経ったローマの街の様子をありのまま描いています。

職を求めて職業安定所に群がる男たち、怪しげな男たちが集まる貧民街、質屋に高く積まれたベッドシーツが語る現状、信仰と引き替えに施しを与える教会・・・。 このような状況下、アントニオは息子のブルーを伴って自転車探しに必死になります。

そして貧しいながらも友人達も自転車探しに加わり、その連帯感などを見せます。
同じ敗戦国の日本も似たような状況であったでしょう。 しかし昔の人たちは、こういう連帯感が強い人ばかりではなかったでしょうか?

捨てる神があれば、拾う神もある、とでも言いましょうか。 物質的には貧しい時代だけど、こういう心の豊かさを忘れてはならない時代でもあったのでしょう。

しかし映画はこの親子には厳しい物語です。 ラストになって自転車を盗まれたアントニオは途方に暮れ、やもなくある事をします。・・・そして息子と家路に付くアントニオですが、この親の姿を見て子供は育って行く訳なんですよねぇ。

厳しい映画ですが、悲惨な訳ではありません。 人生の流れの中の物語です。
こうやって人生は続くわけですね。

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    >みゅうさん。んん、刀の話ですか? いやァ〜、多分同じだと思うけど、どうなんだろうかなァ〜?(^o^; そそ、当時の等身大の物語でしょ、これは。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2007/4/16(月) 午後 7:13

  • 顔アイコン

    >る〜さん。おぉ、TBありがとうございます〜。そそ、切ない映画だけど、名作だよね、これは。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2007/4/16(月) 午後 7:14

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    無防備都市もひまわりも子供のときに観ています。同じ監督さんだったんだ。でも、詳細は忘れても心に残る作品なんですよね〜。もう一度見たい作品ですよね。

    にげら

    2007/4/16(月) 午後 7:42

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    >にげらさん。おぉ〜、名作を観てますね〜。(・ω・)bグッ そそ、同じ監督なんですよ、これも。こういう名作はまた見直してみるのも良いですよ。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2007/4/16(月) 午後 8:10

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    それぞれの時代やその国の状況で人の人生は変わってしまうけれど、その中には普遍的なものもありますよね。「終着駅」「ひまわり」の監督なんですね。この作品は全く知りませんでしたが観てみたいですね。

    choro

    2007/4/16(月) 午後 9:01

  • ふーむお勉強になっちゃいました!最後の一言が昨日とはエライ違いだ(´▽`*)アハハ 厳しいけど、悲惨ではない映画、そして人生ってコトなのかしら?

    みゆぽん

    2007/4/16(月) 午後 9:29

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    >Choroさん。そうですよね、名作と言われる作品には普遍的なテーマがあるものなんですよねぇ〜。そそ、あの監督さんです。機会があったらご覧下さい。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2007/4/17(火) 午前 0:18

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    >miyuぽん。アハハ、昨日の一言は気にしないで下さい〜〜。もう多重人格の様相を呈してきてますな。(^o^;そうです、「人生」なのです!

    Kaz.Log

    2007/4/17(火) 午前 0:20

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    「ある事」をする背景も色々あって、でもハタから観たら罪は罪で、、、大分忘れてるものの^_^;子どもの懇願とおとうちゃんのせつなさには泣かされました(/_;)詳しい背景とかはまたまたお勉強させて頂きましたーvvホントただ観てるだけの私なので助かります♪

    [ YUKA ]

    2007/4/17(火) 午前 9:50

  • 顔アイコン

    >ゆかさん。そうなんですよね、あのラストは止むにやまれない行動なんだよねぇ。 でもそれは許される事じゃないって事態が辛いよねぇ〜。(-o-; 切ない物語ですね。

    Kaz.Log

    2007/4/17(火) 午後 7:16

  • Kazさんの仰るように、決して悲惨では無いですね。貧しいけども、心の豊かさがあった。イタリア映画独自の希望を見せてくれますね。

    yne*o*7

    2007/4/17(火) 午後 9:29

  • これは文句なしの名作ですよね。世界の名作というアンケートになったら、必ず上位に出てくるみたいですし。大昔に見ましたが、あまりに普通すぎる流れが妙にリアルでジーンとした覚えがあります。また見たくなってきました。

    Fummy

    2007/4/17(火) 午後 10:23

  • 顔アイコン

    >neponさん。ですよね、悲惨と言うのではなく、あの時代のありのままの姿なんでしょうね。この頃のイタリア映画はホントに名作を残してますね。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2007/4/18(水) 午前 0:23

  • 顔アイコン

    >Fummyさん。そうですね、世界の名作ですよね。(・ω・)bグッ 何気ない生活の一部ですが、まさにリアルさを醸しだしてましたね。またご覧になってくださいね〜。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2007/4/18(水) 午前 0:25

  • アバター

    出演している人たちが素人さんというのが驚きでした。
    ブルーノ役の子役なんてフレディ君並じゃない?
    お父さんの心情もよく表されてましたね。見てよかったです。
    TBお返しさせてもらいますね。

    くみょん

    2008/7/2(水) 午前 0:28

  • 顔アイコン

    >そうなんですよね、全部素人さんなんだよね〜。
    この子役君も上手い演技でしたわァ〜〜。
    TBどうもね〜〜!(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2008/7/2(水) 午前 1:03

  • 「し」の前にこれをupしま〜す( ´艸`)
    入るかなぁ?でも、それぐらいこれ良かったですね〜。
    ここまで入り込む映画も珍しいです。
    ラストは切なかったけど、確かに悲惨なワケでもないんだよね。

    みゆぽん

    2009/6/25(木) 午後 9:20

  • 顔アイコン

    >miyuぽん。あはは〜、この作品はランクインします!(・ω・)bグッ
    おぉ、入り込みましたかァ〜〜、そそ切ないけど悲惨と言うわけでもないんだよね。
    いや〜、これは名作ですぜ〜!

    Kaz.Log

    2009/6/25(木) 午後 9:55

  • 前に記事を読ませていただいていたのだけど、今回この作品を観て初めて、これがネオ・レオリズムなんだなぁと感じました。
    親子には厳しいお話でしたが、仰るように人の連帯感や人情を感じるところもあり、素朴さと厳しさをリアルに感じる秀作でしたね。
    TBさせてくださいね。

    pu-ko

    2010/4/24(土) 午前 4:03

  • 顔アイコン

    >そうですね、他にもたくさんネオ・レアリズムの名作はありますが、こういう感じなんだと、観れば納得ですよね。(・ω・)bグッ んん、見応えもありますよね。 TBどうもです!

    Kaz.Log

    2010/4/24(土) 午後 6:47

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