革命運動活動の苦き時代 『クアトロ・ディアス』 19971969年9月、軍事政権下のブラジル、リオデジャネイロで起きた "エルブレック・アメリカ大使誘拐事件" を、当時の犯人のひとりであるフェルナンド・ガベイラが著した自伝小説をベースに再現した一作です。これブラジル映画なんですが、個人的にかなり好きな一作で何度も観てしまう映画です。 公開されたその年のアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされている秀作ですね。 クーデターによって樹立された軍事政権下 (1964〜1985年) の中、左翼革命勢力のメンバーで理想社会の実現を純粋に信奉する若者たちが、報道管制が敷かれた状態の中、自国にも他国にもアピールする目的で考え出した計画・・・それがアメリカ大使誘拐。 その計画から実行、そしてその後の行方を重厚な人間ドラマとして描いた見応えある一作です。 社会派映画の好きな方、見応えあるヒューマン・ドラマの好きな方などにもお勧めの一作ですが、ブラジル映画の秀作として観ても良い作品だと思います。 アメリカ映画の 『ミッシング』 ('82) などにも描かれてるように、ラテンアメリカ諸国の暗黒時代。 どことは言いませんが、周囲の国の共産化を恐れる超大国の思惑も絡んで、そこに暮らす人々そして反政府活動家は抑圧された日々を送っていました。 そんな時代の若者たちは苛立ち、純粋な気持ちで左翼勢力の革命運動を推進します。 しかし、この映画では、その活動をただ単に賛否することなく冷静な視点で描いています。 希望と夢が破れた末のラストシーン。 写真撮影をするかつての若者たちの顔には笑顔もなく、ただ苦々しい思い出が残るだけでしょうね。 場合は異なりますが、日本にもこの時代は "Japan Red Army / 赤軍派" による数々の事件がありました。 「よど号ハイジャック事件」などは大きな事件でしたが、その行く末を思えばどこの国とて同じなのであります。 盲信的に純粋だっただけに、その思いはとても苦いものでしょう。 この映画はそんな若者たちのドラマであると同時に、サスペンス溢れるヒューマン・ドラマの秀作だと思います。 出演している役者さんはブラジルの方がほとんどですが、馴染みのあるところではアラン・アーキンがアメリカ大使役で熱演を見せています。 このアラン・アーキン演じるアメリカ大使の心理描写は見事です。 死の恐怖に失禁して、さめざめと泣き崩れるところなどは忘れがたいシーンです。 そしてチョイ役ですが、『セントラル・ステーション』 ('98) の主演女優フェルナンダ・モンテネグロ も出演しています。 監督はブルーノ・パレット。 この作品の後にアメリカ映画を数本撮っておりまして、2003年製作のグウィネス・パルトロー主演のコメディ・ロマンス 『ハッピー・フライト』 なんかも手掛けております。 原題 O QUE E ISSO, COMPANHEIRO ? ブラジル 1997
監督 ブルーノ・パレット 原作 フェルナンド・ガベイラ 脚本 レオポルド・セラン 出演 アラン・アーキン / ペドロ・カルドーゾ / フェルナンダ・トーレス / クラウジア・アブレウ ほか |

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見応えありそうな映画ですね〜〜。
あ、監督さんハッピー・フライトの人?なんかイメージ違う。
もう直ぐ選挙だけど、共産党の言い分聞いていると、
なんか聞き惚れるこの頃です。格差のない世の中なんて。。ね。
危ない危ない、危険な思想かしら。
2007/7/25(水) 午前 0:59
「ハッピー・フライト」は観ましたよ。なんだか同じ監督の作品とは思えない感じですね。見ごたえのある作品のようですね。
2007/7/25(水) 午前 1:04
>にげらさん。そそ、「ハッピー・フライト」の監督さんなんです。
けっこうジャンルの違った映画を撮るもんだとビックリした覚えがありましたねぇ。
・・・んん、左よりですか、あなた。( ̄∀ ̄*)
2007/7/25(水) 午前 1:28
>くみょんさん。かなり、同じ監督が撮った映画とは思えないでしょうね、きっと。(^o^;
これはね、見応えあるドラマですよ〜〜。好きですね、この映画は。(・ω・)bグッ
2007/7/25(水) 午前 1:30
ラストシーンが気になりますね〜。アラン・アーキンの熱演も見てみたい気も。
2007/7/25(水) 午前 1:59
>pu-koさん。ラストはねぇ、苦々しい思いになれる結末ですねぇ。
アラン・アーキンさんも熱演ですよ〜、シリアスな彼も良いです。(・ω・)bグッ
2007/7/25(水) 午前 2:11
初めて聞くタイトルですし、初めて聞く事件です。どこからこんな映画を仕入れてくるのか・・・?謎(笑)アラン・アーキン懐かしいですね。
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2007/7/25(水) 午前 5:28
私も事件の事すら知りませんでした^^;さすがKAZさんですね〜
疲れてる今の私には観れそうにない映画ですね^^;
でも犯人の自伝小説なんでしょ〜すごいな・・・見応えありそう
2007/7/25(水) 午前 6:23
>yaskazさん。あはは〜、どこからかな〜〜?アチコチです。(^o^;
これ、結構見応えありますよ〜、アーキンさんも頑張ってます。(・ω・)bグッ
2007/7/25(水) 午後 7:16
>らぐなっち。そうですよ〜、一応実際にあった出来事を描いてるんですよねぇ。
疲れてるときは楽しい映画を見たほうがイイね。
まぁ、らぐなっちだったらホラーでもOK?( ̄∀ ̄*)
2007/7/25(水) 午後 7:17
おお〜。じっくり腰と脳みそを構えてみないといけないような差品ですね〜。
こういう作品、知りだすと、あれこれ調べたくなりますぅ〜
2007/7/25(水) 午後 7:34
>る〜さん。脳は分かるけど、なぜ腰なのか?イマイチ分かりませんが、じっくり観ておくれやっしゃ。( ̄∀ ̄*)
2007/7/25(水) 午後 7:42
う〜ん。ものすっごい見応えがありそうすね〜。
かなり好みなタイプな感じなそんな感じの予感です! (´∀`)ヨカン!
妄信的な純粋さから生まれる事件、そして、人間と人間とのドラマ! いやぁ〜、お買い上げぇ〜〜〜。 ^^;
2007/7/25(水) 午後 9:55
そうですよねぇ〜。
今は右も左も純粋じゃないのかもしれませんね。
純粋だからこそ苦しんで、極端な行動に出てしまうものなのかしら。
ちょっと興味ありますです。
2007/7/25(水) 午後 11:11
>サムソンさん。おぉ〜〜、こういうのお好きですね。(・ω・)bグッ
お買い上げしますか!?
う〜〜ん、予感がしますなぁ〜〜。( ̄∀ ̄*)ヨカン
2007/7/25(水) 午後 11:49
>miyuぽん。そそ、この時代は良いにつけ悪いにつけ、純粋だったんだよねぇ〜。
信念とも言えるんだけど、それが悪い方向に向いちゃうからね。(-o-;
結構見応えはアルヨ。(・ω・)bグッ
2007/7/25(水) 午後 11:51