壮絶な現実の酷さと凄さ 『戦場のジャーナリスト』 2000【戦場のジャーナリスト】 HARRISON'S FLOWERS 2000 フランス製作 (劇場未公開)
監督・製作・脚本 エリ・シュラキ 製作 アルベール・コーエン 原作 イザベル・エルセン 脚本 ディディエ・ル・ペシュール ほか 出演 アンディ・マクダウェル / エイドリアン・ブロディ / デヴィッド・ストラザーン / ジェラルド・バトラー この映画、日本では劇場未公開で、現在のところDVDもビデオも出されていない作品です。 過去に 『戦場に消えたカメラマン』 という邦題でCSとWOWOWでの放送のみだったようですが、先週の金曜日にこちら (関西地区) の深夜枠でオンエアされたので観ることができました。 旧ユーゴスラビアの民族紛争を舞台に、実話を基にした強烈な反戦映画とも言えます。 そしてそのユーゴ紛争を取材に行き、命を落としたジャーナリストたちへの鎮魂歌でもありますねぇ。 http://www.geocities.jp/jkz203/blog10/harrisons.jpg 1991年、クロアチア紛争の取材に赴いたニューズウィークの報道カメラマンのハリソン・ロイド (D・ストラザーン)。 ある日、妻サラ (A・マクダウェル) の元に夫の訃報が届きます。 しかしその事実を受け入れられないサラは現地ユーゴスラビアへ向かいます。 現地では同じ報道カメラマンのカイル (E・ブロディ) たちの助けによって地獄のような戦場をかいくぐり、死に物狂いで夫ハリソンが活動していた地、ブコバルにたどり着きますが・・・。 旧ユーゴスラビアの民族紛争を描いた映画は何作か観てますが、その中でもこの作品のインパクトは強烈。 しかし、これほどの映画がなんで未公開? と日本の配給会社に文句を言いたくなるぐらいです。 旧ユーゴ内戦の民族紛争、その酷さと狂気の沙汰とも言える民族絶滅行為 (エスニック・クレンジング) は、もうご存知の事だろうと思いますが、この映画はその戦争描写を真正面から捉えています。 幼い少女までレイプして容赦なく銃殺。 建物の一ヶ所に子供を集め、そこを目掛け投げ込む手榴弾。 クロアチア人たちに襲い掛かるセルビア兵たちの狂気が描かれています。 しかしそれは現地の人間だけにかかわらず、取材の外国人ジャーナリストへも容赦なく・・・。 ブコバルにたどり着き、病院で夫を見たという証言を頼りに必死で探す妻サラ。 しかし、もう外は火の海、銃弾と爆撃が容赦なく病院を破壊します。 この一途な妻、サラの想いと愛情の深さにビックリ。 アンディ・マクダウェル渾身の演技もスゴい。 自分だったら生死を賭けてそこまで出来るだろうか? と自問するほどでした。 しかし何よりハードなのが報道カメラマンの情熱。 『この現実を自分が伝えなければ誰が伝える?』、この使命感はチョットやそっとじゃ真似できませんね。 カイル役を演じるエイドリアン・ブロディのロンリー・ウルフ的な演技は見応えあります。 1991年〜1995年までの間、このユーゴ内戦で命を落としたジャーナリストは50人近くになるそうです。 その命を落としたジャーナリストに捧げる作品としては十二分に値する作品だと思います。 原題 『HARRISON'S FLOWERS』 の意味が理解できるラスト近くのエピソードもサラッと流して描いてますが、かなり胸にググッと来ました。 この作品のDVD化を強く希望したいもんです。 |

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50人も亡くなっていたんですね。この民族紛争はほんとうにひどかったようですが、今でも憎悪は残っていますね。これは見ないといけないですね。
2008/4/14(月) 午前 2:17
>おまけさん。もう「バルカン半島の火薬庫」、そのままですよねぇ。
憎しみの連鎖が続かない事を祈ります。 そういう意味で観ても損はない一作ですなぁ。( ̄^ ̄)ムーン
2008/4/14(月) 午前 2:21
原題の意味がラストにわかる作りって好きです。現地で戦争の悲惨さを伝える人がいるから、平和ボケしたここ日本で安穏と知ることができるんですね。CS、WOWOW見逃してます・・・次チェックしておきます。
[ - ]
2008/4/14(月) 午前 5:29
重そうな映画ですが、勉強のために観たい映画ですね。「ホテル・ルワンダ」もつらかったけれど充実感があったので。アンディ・マグダウェルって昔恋愛映画によく出ていた人ですね。原題の意味がラストにわかるのって「西部戦線異状なし」を思い出しました!
[ jun*21*ty ]
2008/4/14(月) 午前 8:15
悲惨な映画なようですが、迫真の演技みてみたいですね。
2008/4/14(月) 午後 1:20
これだけの役者が揃っていながら、何故に未公開?
かなりの衝撃を受けそうな作品ですね。
私なら、…探しにいけないわ〜♪
[ かぼちゃ ]
2008/4/14(月) 午後 2:32
>yaskazさん。謎かけのようなラストじゃありませんが、ジワッと来ますよ〜。
この現実はキツいですが、観ておくべきですね。(/ω\)
またCSでもいつか放映があるかも? ですな!
2008/4/14(月) 午後 7:04
>Juneさん。めっちゃ重いですが、良い映画です。
そそ、あのアンディさんですが、演技がシッカリしてるので見応えありますよ〜〜。(・ω・)bグッ
2008/4/14(月) 午後 7:05
>もくれんさん。悲惨極まりない現実ですが、観る機会があったら観ておいても良いかと。(・ω・)bグッ
2008/4/14(月) 午後 7:06
>かぼちゃさん。未公開は仕方ないとしても、DVDも出てないとはお粗末ですなぁ。( ̄^ ̄)ムーン
あはは、探しに行けない!?
そんなこと言わず、探しに行きなさい!(*`◇´*)/
2008/4/14(月) 午後 7:07
すごそうな内容だけど、観てみたいですよ。
ラストはぐぐっと・・・・痛いのですか?
WOWOWでもCSでも番組表で探したんですけど、最近ではないですねぇ。。
こまめにチェックしてみます。
2008/4/14(月) 午後 10:04
>にげらさん。う〜ん、ググッと痛みも残りますねぇ。
これ、放送はだいぶん前の事だと思います。
でも、またあるかもね。(・ω・)bグッ また機会があればどうぞ!
2008/4/14(月) 午後 11:39
これは見たいなぁ〜!どのチャンネルだったんだろ???また再放送があるかなぁ???
(CSとかは月単位で何度も放映されますもんね)
ユーゴスラビアの紛争は、かなり残虐だった見たいですから、見ごたえありそうです。
2008/4/15(火) 午前 0:22
>Fummyさん。あはは、深夜の浜村さんの映画番組ですよ〜〜〜。
再放送は、またあるでしょう、どの局かは分からないけど。絶対あるはず。(・ω・)bグッ
いや、悲惨で酷い現実ですが、見応えはあります。 機会があればどうぞ!
2008/4/15(火) 午前 0:50
え〜これDVD化されてないんですか。どうしてでしょうねぇ。。。
キャストもいいし、WOWOWでやったんならそろそろされてもいいみたいだけど。次の機会を私も待ちたいと思います♪
2008/4/15(火) 午後 3:06
>Choroさん。そうなんですよねぇ〜、DVD化もされてないようです。
何故なんだろう? ブロディさんに限って言えば、『〜のピアニスト』で売れる前だから分かるけど、このテーマでこのキャストですもんね。(/ω\) 機会があれば一度観てくださいなぁ〜。
2008/4/15(火) 午後 6:49
見ちゃいました〜
ショックな映像が多かったですね。これは多くの人に見てもらいたい作品ですね。
TBさせてもらいますね。
2008/6/6(金) 午前 0:09
>これは必見だよねぇ。
悲惨な現実だけど、しかと観ておかなければ。(・ω・)bグッ
TBどうも!
2008/6/6(金) 午前 0:38
この手の映画では、ディアハンター以来の衝撃。
前半のチェトニク襲撃シーンでは、私自身、眉間に銃弾を打ち込まれた気持ちでした。それまではソファーで横たわり観ていたけど、ラストまで正座状態でした。
[ lit*le*eat2* ]
2008/6/12(木) 午前 4:54
>littlefeatさん。「ディアハンター」のインパクトも凄かったですね。
これほどの作品が未公開なのは惜しい事です。(・ω・)bグッ
2008/6/12(木) 午後 6:52