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悲しみが乾くまで

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スサンネ・ビア監督、ハリウッド進出の一作目 『悲しみが乾くまで』

【悲しみが乾くまで】 THINGS WE LOST IN THE FIRE 2008

監督 スサンネ・ビア  製作 サム・メンデス / サム・マーサー  脚本 アラン・ローブ
出演 ハル・ベリー / ベニチオ・デル・トロ / デヴィッド・ドゥカヴニー / オマー・ベンソン・ミラー 他

デンマークの映画作家、スサンネ・ビア監督がハリウッドに招かれ撮った一作。

この監督の作品は 『しあわせな孤独』 だけしか観てないのですが、あの一作も強烈に印象に残る秀作。
監督としては初めての英語劇になり、起用したキャストも有名どころ。

突然の悲劇に見舞われ、最愛の夫ブライアン (デヴィッド・ドゥカヴニー) を亡くしたオードリー (ハル・ベリー) は2人の子供を抱え悲しみに暮れていました。 葬儀の日、夫の親友ジェリー (ベニチオ・デル・トロ) の存在を思い出し、急いで彼を呼びに走ります。

しかし、敏腕弁護士だったジェリーも今はドラッグに溺れるジャンキー。
そんな亡き夫の親友に対して、オードーリーは一緒に暮らさないかと持ちかけますが・・・。




亡き夫ブライアンは ジャンキーで荒れ果てた生活をしていたジェリーを見放さず、いつも面倒を見てきました。
そんな夫に同調が出来なかったオードリーは、当然のことにジェリーに対して良い感情は持っていませんでした。
そんな彼女が何故にジェリーを家に招き、一緒に暮らそうと言い出したのか?

映画の中盤ぐらいまでは 勝手な彼女の言動が理解できず、どう展開するのか? その事が気になり自然と映画に惹き込まれました。

最後に爆発する彼女の感情で ・・・ 『あぁ、愛する人を亡くすと、こうもなるのか』 ・・・納得。
ジャンキーのジェリーとの関係も、どこかドライなんだけど心底温かい思いやりに変わる。

いつも この監督は映画作りには脚本と原案でも関わってきたんですが、このハリウッド映画は監督の仕事のみ。
脚本を担当したのはアラン・ローブという脚本家で、『ラスベガスをぶっつぶせ』 に続く脚本です。

演出のみに専念したスサンネ監督。
やはりその描写などは 女性監督らしい細やかな心象描写が巧いですね。

ひとりバスタブで物思いに耽るオードリー。 その指の指輪がクルクル回ります。
夫を亡くした妻にかかるストレスの重さを、巧く何気ない映像で表しています。

ベニチオ・デル・トロのジャンキー演技。 しかし根は優しい男だと言う感じを巧く演じてます。
ハル・ベリーも初めての未亡人役だったのでしょうが、彼女のキャラクター作りは良かった。
回想シーンで登場する夫ブライアンの誠実さもデヴィッド・ドゥカヴニーに合っていました。

次回はぜひスサンネ監督自身の脚本でのハリウッド作品を観てみたい気がしますよ〜。
じっくり落ち着いて観れる、人間再生のヒューマン・ドラマでした。(・ω・)bグッ


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    あ、よさそう だけど、重そう

    る〜

    2009/1/24(土) 午前 8:59

  • Kazさんが『あぁ、愛する人を亡くすと、こうもなるのか』と納得した部分が気になりますね〜。
    この監督の他の作品もあわせて見てみたいです。

    Fummy

    2009/1/24(土) 午前 9:05

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    >らぐなっち。おぉ、手元にありますか!(・ω・)bグッ
    そそ、サム・メンデスが製作ですよ〜、見てや!

    Kaz.Log

    2009/1/24(土) 午後 6:58

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    >もくれんさん。チェックしたかった一作ですかァ〜。
    う〜ん、じっくり観れる作品ですね、これは。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/1/24(土) 午後 6:59

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    >る〜さん。あっ、これね、思うほど重くないよ。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/1/24(土) 午後 7:00

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    >Fummyさん。う〜ん、やっぱり あぁいう形で想いは残るんだなァ〜、って感じです。
    他の作品もイイですよ、この監督。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/1/24(土) 午後 7:01

  • この映画、チェックはしてるもののまだ見てないんです〜
    とても深いヒューマンドラマ、という感じです
    これも一人で観たいなぁ(^^;)

    [ honey_pie ]

    2009/1/24(土) 午後 9:50

  • これ良かったですね〜(*^〜^*)ベニチオ・デル・トロが最高でした
    ハル・ベリーが号泣するシーンは貰い泣きしました(;^◇^;)

    [ - ]

    2009/1/24(土) 午後 11:19

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    >honeyさん。心理描写が細かい一作ですよ〜。
    女性監督らしいっちゃ、らしいですね。(・ω・)bグッ
    ひとりでじっくりどうぞ。

    Kaz.Log

    2009/1/24(土) 午後 11:40

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    >ひなたさん。デル・トロの演技は個性に合ってましたね。
    ハル・ベリーも熱演と言って良いでしょうか。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/1/24(土) 午後 11:41

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    これは未だ観れてなかったです。
    スサンネ監督、「ある愛の風景」でファンになったんですがこの作品は劇場を見逃しずるずると観れてなかったんですよね。
    デルさんのチェとは違った演技も観たいですね〜

    SHIGE

    2009/1/26(月) 午後 0:17

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    >『ある愛の風景』はまだ未見なので、ぜひ観たいところですな〜。(・ω・)bグッ
    デル・トロは結構「素」に近い印象がある演技ですよ、これ。(^o^;
    ぜひどうぞ!

    Kaz.Log

    2009/1/26(月) 午後 7:09

  • やっぱり観ちゃいました!でも、これは良かったです〜。
    なんつ〜か、スサンネ・ビア監督独特の演出も気にならないぐらい、
    デル・トロさんの演技に引き込まれたのかも?

    みゆぽん

    2009/2/3(火) 午後 8:25

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    >miyuぽん。あっ、気に入ったようですな!
    そそ、これはちょっとヨーロピアン感覚とハリウッドが混じったような感じだよね。
    デル・トロの演技は最高っすなァ〜〜!(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/2/3(火) 午後 11:41

  • オードリーに感情移入できなかったんですけど、スザンネ・ビアの心理描写はいつもながら素晴らしかったです。デル・トロが良かったです〜♪TBお返ししますね

    LAGUNA

    2009/2/4(水) 午後 9:39

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    >らぐなっち。あはは、やっぱり共感できないのはキビしいね〜。(/∇\)
    でも、この監督の繊細さはじゅうぶん感じられましたよね。
    デル・トロもナイスです。(・ω・)bグッ TBどうも!

    Kaz.Log

    2009/2/4(水) 午後 11:48

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    突然家族が居なくなったら、受け入れ難いですよね。
    受け入れなければという思いと受け入れたくないという思いが、ジェリーへのあの態度だったんでしょうね。
    指輪のシーンは何気にジーンときました。

    木蓮

    2009/4/20(月) 午後 10:38

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    >もくれんさん。そうですよね、もう抜け殻状態で自分が何をしたいのかも分からない状態でしょうね。
    うんうん、あの指輪のシーンは良かったですわ〜〜。(ToT)

    Kaz.Log

    2009/4/20(月) 午後 11:34

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    ヨーロッパ人が描く映画って、いいですねぇ。

    mossan

    2009/7/23(木) 午前 0:50

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    良いですよね、TBどうも。

    Kaz.Log

    2009/7/23(木) 午前 0:52

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