兵役期間 延長可能な制度 『ストップ・ロス / 戦火の逃亡者』【ストップ・ロス / 戦火の逃亡者】 STOP-LOSS 2008 (劇場未公開)
監督・脚本・製作 キンバリー・ピアース 製作 マーク・ロイバル / スコット・ルーディン 他 脚本 マーク・リチャード 撮影 クリス・メンゲス 出演 ライアン・フィリップ / ジョセフ・ゴードン=レヴィット / アビー・コーニッシュ チャニング・テイタム / キアラン・ハインズ 他 『ボーイズ・ドント・クライ』 のキンバリー・ピアース監督が手がけた、日本未公開作。 特に話題になることなく、知らぬ間にDVD化になった一作ですが、この作品もまた そうなる事が不思議なぐらいの出来であると思いました〜。 タイトルの "STOP-LOSS" とは、戦場の兵士不足解消のため アメリカ政府が強制的に兵士の兵役期間を延長可能とした制度のこと。 軍の規定に盛り込まれたれっきとした制度であります。 9・11後のイラク戦争。 愛国心を持って戦場へ向かった青年ブランドン (ライアン・フィリップス) が直面する真の戦場。 軍曹として従事、しかし部下や仲間を失い、罪の無いイラク人を殺さなければならなかった戦争。 やがて兵役期間を終え帰国、軍を除隊する気でいたブランドンに告げられたのはストップ・ロス。 理不尽すぎる勝手な制度に反抗したブランドンは逃亡兵となり、追われる身になってしまいます。 エンドクレジットでも出てきますが、9・11以後 2007年までイラクとアフガンに派兵されたアメリカ兵士の数は65万人に達し、そのうちの8万1千人がストップ・ロス制度を適用されたそうです。 これは拒むことも出来ない強制的な制度。 拒めば軍に捕らえられ軍事裁判で裁かれるのでしょう。 反愛国者と言うレッテルを張られ、国を裏切った扱いを受ける訳ですが、この映画の主人公ブランドンにしてみれば、国に裏切られた思いです。 映画の冒頭は 機銃掃射や手榴弾、ロケットランチャーの弾が飛び交う市街戦です。 『戦場は砂漠じゃない、あちこちの街の中で起こるんだ』 ブランドンの言葉を表わすように、ちょっと迫力ある戦闘シーンで幕をあけます。 部隊は休暇となり、一時アメリカに帰国します。 テキサスのとある町。 故郷に帰ってきたブランドンらの部隊は英雄扱いで歓迎を受けるんですが、心に受けた戦争の傷跡が彼らを蝕んで行きます。 ベトナム戦争や湾岸戦争、アメリカが行なってきた戦争に必ず付きまとうのが 帰還兵の後遺症。 映画はこのあたりの問題もメインに描いておりますね〜。 その後遺症で、なんともやるせない役どころを演じるのがトミー役のジョセフ・ゴードン=レヴィット。 このゴードン=レヴィットの個性と言うのでしょうか、こういう捉えどころの無い演技が巧いですね。(・ω・)bグッ まぁ、なんとも理不尽な軍の規定ですが、いつの時代でも戦争で命を落とすのは若者。 ブランドンの部下で、戦場で傷を負い 片手と片足と視力を失ったヒスパニック系の若者が言います。 『俺が戦場で死んだら、家族は永住権をもらえる』 純粋な愛国心、貧困、移民 ・・・ それぞれの事情を背負って戦場に赴く若者たちが居ます。 座り心地の良い椅子に座って戦争を始めるリーダーたち。 この現実はアメリカと言う国の、ひとつの本質を突いてますよね。 ラストのブランドンの取った行動には少しビックリさせられましたが、それぞれが観て考えるラストでもあるでしょうね、これは。 なかなかの秀作だと思います。(・ω・)bグッ |

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むごい話ですね。こんなにたくさんの人が個の制度を適用されているんですね。
ラストが気になります。あったら見ようかな。
2009/2/3(火) 午前 0:56
>くみょんさん。この映画ね〜、これといって話題にもならなかったんだけど、あのキンバリー監督作品だしね。 結構切り込んだテーマで見応えはあると思います。(・ω・)bグッ アメリカ(ブッシュ政権時代)への痛烈な批判にもなってますなァ〜。
2009/2/3(火) 午前 2:03
>らぐなっち。またまたレヴィット君であります〜〜。(・ω・)bグッ
おぉ、新作もそういう感じかな?
これ、ちょっと秀作だと思いますよ〜、なぜか日本ではDVDスルーで話題に上がらないけど。
そそ、アビーちゃんも出てます。 鑑賞してくださいね〜〜!(・ω・)bグッ
2009/2/3(火) 午前 2:05
>おまけさん。う〜ん、そうなんですよね〜。
これ実話が元になってるらしいのですが、理不尽と言えば理不尽な制度ですなぁ。
機会があったら、ぜひ。(・ω・)bグッ
2009/2/3(火) 午前 2:06
この映画ハ知りませんでした。
この制度と云い、大学の奨学金稼ぎに州兵になっているような若者が次々と送られたり、もうどうなってるんだか(^_^;。
てか、ベトナムでも同じでしたよね。アメリカは学習しないのですかね〜。
[ miskatonic_mgs_b ]
2009/2/3(火) 午前 5:28
切ない話ですね〜。
この制度のこと知りませんでしたが、酷いですね。
国のメンツのためだけに国民を犠牲にしてますね。
こういうのは公開しないと!
2009/2/3(火) 午前 8:31
kazさんのチョイスには、いつもすごいな〜と思います。
未公開から、こういうよさそうなのを探すのってすごいな〜
2009/2/3(火) 午前 9:41
ライアン君は「父親たちの星条旗」を見たせいかこういう役がすごく似合う気がしますね〜。あ、最近話題のジョセフ君も出てるんですね。酷い話のようですがすごく興味ある内容ですね。早速リストインしてみますよ。
2009/2/3(火) 午後 0:08
なんとそんな制度があるなんて、この記事を読まなければ知ることもなかったですよ。
今でもまだまだイラクとアフガンに派兵されることってあるんでしょうか?ほんと私って平和ボケもいいところ。こういう映画こそチェックしなくっちゃね。私の妹のダンナも平和な国に住んでいるのに年一回は2週間ほど仕事休んで軍で訓練しなくてはならないそうですよ。日本じゃ考えられん。
2009/2/3(火) 午後 4:06
>misakさん。う〜ん、ベトナムでもあの戦争は失業対策だ、なんて揶揄されたんですよねぇ。
アメリカには戦争を必要としてるシステムが、もう出来上がってるんだと思います。
これからも規模の大きい小さいはあるけど、戦争はなくならないと思うんですよ、あの国からは。(-o-;
2009/2/3(火) 午後 7:03
>もくれんさん。軍の規定に盛り込まれた規定なんですが、これは納得できませんよね。
極端に言えば、アメリカには除隊する意思なんて関係なく戦場に送り込むシステムが出来上がってるんですよね〜、う〜〜ん。(-o-;
2009/2/3(火) 午後 7:06
>る〜さん。おぉ、そうですか!
いやぁ〜〜、あっちこっちから情報収集をしております。(・ω・)bグッ
2009/2/3(火) 午後 7:06
>SHIGEさん。おぉ、リストイン決定ですね!(・ω・)bグッ
ジョセフくんも演技はとしては注目俳優ですね〜。巧いです。
ぜひご覧ください!
2009/2/3(火) 午後 7:08
>にげらさん。おぉ、そうなんですか。
妹さんの旦那様も大変ですな、そりゃ。
オバマ政権はイラクから手を引いて、対テロ戦争はアフガンに集中させるようですが、さらに増兵も決定してるようですな〜。(-o-;
2009/2/3(火) 午後 7:10
んん〜〜、ストップ・ロスですか〜。 なんとも理不尽な制度ですね〜。
ほんと、アメリカの本質が見えてきそうな内容ですね。
あのキンバリー監督作なんですね。 んん、、 ○ン○ン、バリバリ! (/∀\)
2009/2/3(火) 午後 10:32
>サムソンさん。もぉ〜〜、バリバリですよ、えぇ。(?)(・ω・)bグッ
いやぁ、これはね、もうひとつの本質ですよねぇ。
実話でもあったようですよ、これ。( ̄^ ̄)ムーン
2009/2/3(火) 午後 11:43
ラストはビックリでした。切なすぎるし。でもそうい選択をした人も多いのでしょうね。
本当に理不尽ですよね〜。戦争の後遺症についてもとても生々しく心が痛みました。
観るべき秀作でしたね。TBさせてくださいね。
2009/2/9(月) 午前 0:23
>pu-koさん。あのラストは考えもしなかったですよ〜、ビックリでした。
でも意義のある映画ですよね、これは。(・ω・)bグッ
本質でしょうなぁ、これも〜、う〜〜ん。
TBどうもです!
2009/2/9(月) 午前 1:12
永住権がもらえるなんて切ないセリフでしたね
なんとも理不尽な規定っ
しかし、奥深い見応えある作品でした
ライアンくんいいわ〜(*´艸`*)
TBしますネ
[ 翔syow ]
2009/10/16(金) 午前 8:27
>翔さん。あはは、ライアン君にヤラれてますね!(/∇\)キャ-!
いや〜しかしこういう戦争ドラマはもっと作って欲しいですな。
TBどうも!
2009/10/16(金) 午後 6:56