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チェンジリング

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"母親" としての、魂の叫び&骨太ミステリー 『チェンジリング』

【チェンジリング】 CHANGELING 2008

監督・製作・音楽 クリント・イーストウッド  製作 ブライアン・グレイザー / ロン・ハワード 他
脚本 J・マイケル・ストラジンスキー      撮影 トム・スターン
出演 アンジェリーナ・ジョリー / ジョン・マルコヴィッチ / ジェフリー・ドノヴァン / エイミー・ライアン
    ジェイソン・バトラー・ハーナー / コルム・フィオール / マイケル・ケリー 他

こちらの物語、1928年に起きた実話だそうですが、なんでもロサンゼルス市役所の事務室の中で 埋もれたままになっていた記録を基に製作された一作だという事です。

アンジェリーナ・ジョリー演じるシングルマザーのクリスティン・コリンズ。
電話会社で働く彼女は、9歳になる息子のウォルターと幸せな日々を過ごしていたんですが、ある日突然 ウォルターが行方不明に・・・。

その失踪から5ヵ月後、警察が見つけ出し 連れ帰ってきたのは顔立ちが似た別人の少年でした。




アンジェリーナ・ジョリーと言えば実生活でも6人の子持ちですよね。
この役を打診された時、彼女は 「子供が誘拐される話はやりたくない」 という理由で最初のオファーを断っていたらしのですが、どんな時でも苦境に負けないクリスティン役に惹かれ出演を決めたそうです。

最愛の我が子が突然行方不明になり、5ヵ月後に帰ってきた我が子は別の少年だった・・・。

まず、こんなバカげた話があって許されるものじゃありませんが、この時代のロサンゼルス市警察なら こういう捏造はいとも簡単にやりそうだな〜と言うのが、映画を観る前の感覚でしたが ・・・ この時期のロス市警の腐敗ぶりは数々の映画でも取り上げられてますもんね。

でも実話でありながら ここまで容赦なく完璧に仕上げれるクリント・イーストウッドの映画作りに敬服です。
ミステリー作品としても、最後まで手抜かりない演出
母親の悲痛な叫びのドラマとしても、観る側をグイグイ惹き込んで行く力強さがあります。

クリスティン役を演じたアンジーの名演は言うまでもないのですが、彼女のこういう役どころは、やはりその力強さにあると思います。 泣き崩れるばかりで無い女性像。 母親として求められる "力強い意思" が備わった役どころはハマりますね。

話は1928年から '35年までの7年間を描き出しています。

終盤になって、『或る夜の出来事』 に関するナンでもないエピソードが出てくるのですが、『この作品がオスカーを獲得する!』 と期待するクリスティンに、彼女のキャラクターが見て取れて、何故か微笑ましい感覚にもさせられました。

それだけに、この母親クリスティンの悲痛な叫びが痛ましく、また力強さも感じた訳です。

先にも書きましたが、容赦なく最後まで完璧なドラマを見せてくれます。
ロス市警の堕落や腐敗ぶり、そして精神病院までもが、その警察の手先と成り果ててる実態。

電気ショックで "口封じ&拷問" とも取れる処置などはショッキングですねェ。
「人権」の文字などは、どこを探しても見つからない状況です。

ジョーンズ警部を演じるジェフリー・ドノヴァンの憎たらしさ。
失踪事件の真相に絡んでくる重要人物ゴードンを演じるジェイソン・バトラー・ハーナーの狂気。
ジョン・マルコヴィッチ演じる、市警察と戦うグスタヴ牧師。
演技陣の完璧さも、このミステリーを盛り上げてるのは言うまでも無いですなぁ〜〜。

チェンジリング というタイトルも、その意味がラストで再度 納得できます。
ミステリードラマとしても、人間ドラマとしても、そして正義を貫く内容のドラマとしても、どれも完璧でした。


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    >そうなんですよね、映画的には手抜きの無い完璧さが見て取れますなぁ〜。
    あぁ、農場のシーンね、うんうん。
    まぁ、本国ではそういう意味で興行が振るわなかったということなんですね。
    んん〜〜、TBどうもです!(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/3/3(火) 午前 1:38

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    1920年代のLAとか、リアリティを感じましたね。
    彼女の職場など、その時代も楽しめました。
    内容の重さをサスペンス性でうまく緩和して最後まで見せてくれましたね。

    木蓮

    2009/3/4(水) 午後 8:01

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    >もくれんさん。そうですね、セットとか美術もクオリティが高かったですよね。
    どこまでCGを使ってたのかな、あのセット。(・ω・)bグッ
    そそ、最後まで飽きることなく見せてくれました。

    Kaz.Log

    2009/3/4(水) 午後 11:42

  • イーストウッド監督の細部にまで気を配った作品に冒頭から引き込まれました。権力をカサに一般市民を踏みにじる警察の姿には怒り心頭でした。息子のために引き下がらないクリスティンの強い母の姿。市民を踏みにじった権力が敗れていくのは気持ち良かったです。
    TBさせてくださいね。

    つらら

    2009/3/13(金) 午後 1:10

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    >つららさん。そうですね、この作品はかなり完璧に近いこだわりを持ってましたね〜。
    しかし、こういう話は辛いものがありますね。
    TBどうもです!(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/3/17(火) 午後 7:18

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    ないちゃいました
    TBするね

    あく(ノ゜゜)ノびっくり!!

    2009/3/17(火) 午後 7:59

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    >泣いちゃいましたかァ〜〜。
    TBどうもです!(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/3/17(火) 午後 8:32

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    劇場鑑賞間に合いました〜^^
    いやはやホントに素晴らしい作品でした。クリントにはもう脱帽です。
    アンジーの渾身の演技も良かったですね。
    これはほんと観れて良かったです(^ー^)
    こちらからもトラバさせてくださいね♪

    じゅり

    2009/3/23(月) 午後 9:35

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    >じゅりさん。劇場鑑賞、おめでとう!(・ω・)bグッ
    この演出は凄いですよね、圧倒的な迫力がありました〜。
    演技陣も流石ですよね、TBどうもです!(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/3/23(月) 午後 11:31

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    これが実話だといのに衝撃を覚えました。
    こんな怖い事件にこんな愚かな警察の対応があったというのが信じられないくらいのインパクトでした。
    TBさせてください!

    かず

    2009/4/1(水) 午前 10:34

  • TBさせてくださいね☆

    ゴルバチョフ剛

    2009/4/27(月) 午後 5:46

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    >毎度です。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/4/27(月) 午後 7:11

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    お留守中にすいません〜〜。

    いや〜ほんと、これは手抜かりのないドラマでしたね〜。 クリントさん、ほんと敬服です。
    でもジェフリー・ドノヴァンはほんと憎たらしかったですね。^^;
    TB、お願いします〜。

    サムソン

    2009/8/12(水) 午後 4:15

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    >サムソンさん。いやいや〜これは手抜かりない演出でしたね〜〜。
    クリントさんの鋭さもますますアップですな!(・ω・)bグッ
    TBどうも!

    Kaz.Log

    2009/8/16(日) 午後 7:00

  • ほんと、電気ショックのシーンはきつかったですね〜
    かなり追い込まれたわ〜( ̄▽ ̄;)
    あの警部思い出しただけでむかつくっ

    いやしかし素晴らしい作品だったとも思いますw
    TBしま〜す(○´3`)ノ

    [ 翔syow ]

    2010/1/27(水) 午前 8:42

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    >翔さん。いや〜、これは手抜かりの無い演出でしたな〜。
    ドラマとしては、もうこれでもか!これでもか!でした〜。(/∇\)キャ-!
    TBどうもね〜〜!

    Kaz.Log

    2010/1/27(水) 午後 7:24

  • アバター

    インビクタス」から監督つながりで見ました。
    時間を忘れて引き込まれてしまった作品です。
    クリント・イーストウッド、凄いですね〜。
    ロス市警の横暴さに対する苛立ち・・
    忘れてはいけない感情だと改めて思いました。

    TBお願いしていいですか?

    maru

    2010/3/31(水) 午前 0:43

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    >maruさん。あ、どうもはじめまして。(・ω・)bグッ
    そうですか、やはり見応えがありましたよね、これは。
    クリント監督も演出は手抜きがありませんね、まったく。
    あ、TBどうもありがとうございます!

    Kaz.Log

    2010/3/31(水) 午前 0:55

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    この映画DVDで観たのですが、いやぁ〜、良かった、というかイーストウッドさん個人的には演じるのは大根?って(笑)思ったりもするのですが、監督としては凄い方ですね!最後のテロップで「一生涯、息子を捜し続けた」というのに感動でした。(((o≧▽≦)o♪

    [ 内緒 ]

    2010/7/20(火) 午後 6:20

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    >あはは、イーストウッドは大根役者ですかっ!?(笑)
    まぁ観る側の好みによりますね、役者は。
    しかし監督としては巨匠の域ですね。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2010/7/20(火) 午後 7:07

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