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ホテル・ワルツ

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全編85分、ワンカットのヒューマンドラマ  『ホテル・ワルツ』

【ホテル・ワルツ】 Valzer イタリア 2007 (未)

監督・脚本 サルヴァトーレ・マイラ 撮影 マウリツィオ・カルヴェージ 音楽 ニコラ・カンポグランデ
出演 ヴァレリア・ソラリノ / マウリツィオ・ミケリ / マリーナ・ロッコ ほか

 2007年ヴェネチア映画祭国際映画記者賞
 2007年アネシー・イタリア映画祭国際芸術映画連盟賞
 第20回東京国際映画祭・最優秀芸術貢献賞  以上、受賞歴

東京国際映画祭で上映された時は 『ワルツ』 と言うタイトルだったそうですが、DVD化で 『ホテル・ワルツ
と改題されたそうです。

こちら、上映時間は85分。 ちょっと短く収めてるなぁ〜、と思ってたら、なんとワンカット撮影
そのタイトルどおり、あたかもカメラがワルツを踊るが如く、軽快なカメラワークで見せます。

トリノの、とあるホテルに勤めるアッスンタ (ヴァレリア・ソラリノ) と、その同僚だったルチアの父親との "ある事情" のエピソードをメインに、ホテルに勤める従業員、ホテルで会議を開くメディアの重役たちの行動を描いております。



ワンカット撮影と言う技術的な部分に興味が行くところですが、その物語や役者の演技も良いものがあります。

ホテルの女性従業員アッスンタはメイド係。
彼女はこの日を最後にホテルでの業務を辞め、教師の職に就きます。

その彼女を訪ねてきたのは、かつての同僚ルチアの父親。
この父親はアルゼンチンで暮らしていたんですが、軍事政権の圧制により投獄、長年の服役を終え出所。
ホテルで働く娘ルチアに会いに来たのですが、娘はとうの昔にホテルを辞めていました。

しかし、父親は娘とはずっと文通をしていて 今もホテルで働いてるハズだと思いこんでいました。
それもそのはず、文通相手は娘になりきったアッスンタだったのです・・・。


もちろんワンカット撮影なので物語は ほぼリアルタイム。
監督はこの85分の作品を10テイクほど撮ったそうですが、その中から気に入ったテイクを映画として完成させたようです。

演じる役者も、誰かがミスをしたら その時点でカットになりますもんね。 一発撮りという緊張感とプレッシャーを感じながら演じた事でしょうねぇ。

メインのアッスンタとルチアの父親の謎めいた物語も 切なく余韻の残るストーリーとして良いです。
アッスンタは、なぜ投獄されているルチアの父親との文通を続けたのか?
出所して 全ての事情を知ったルチアの父親は・・・、そして娘のルチアは 今どこに?

アッスンタの個性、そして社会背景なども織り交ぜ、出演者の人間性の表現が興味をひきます。
過去の回想シーンなども出てくるんですが、もちろんカットのつなぎ目は無し。
カメラワークのみで、フォーカスされる登場人物の切り替わりは素晴らしい仕事ですねェ。

劇中、重役たちの会議の様子が描かれるのですが、そこにはサッカーに熱狂する国民たちを "支配する" メディアの傲慢さと思惑が表現されます。 『サッカーは宗教だ』 として、八百長さえも仕組むメディア。

ヨーロッパの人々の日常が これほどサッカーに支配されてるところなんぞは、かなり興味深いエピソードでもありました。

  • 顔アイコン

    え〜、つなぎ目なしの85分なんですか。
    舞台よりきついですね。
    それは知らなかったです。探して観てみなくちゃ。

    megmynおまけ

    2009/3/30(月) 午前 0:27

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    和! わ! waaa〜〜! ルツ! (・.・)エヘ
    んん、、何気に混同してしまいましたが、、いや〜〜、ワンカットですか〜。 なんだか観る方まで緊張しそうですね〜。
    面白そうですねぇ、なかなか。 興味そそられる85分っす!

    サムソン

    2009/3/30(月) 午前 0:32

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    >おまけさん。そそ、つなぎ目は無しです〜、もう軽やかなカメラワークですよ〜。
    うん、舞台よりきついですよね〜。
    女優さんの早着替えなども出てきますが、かなりの緊張感も伝わってきます。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/3/30(月) 午前 1:40

  • 顔アイコン

    >サムソンさん。和! わ! waaa〜〜! ?
    いやぁ、ちょっと間違えてしまいそうです〜〜〜。(/∇\)キャ-!
    おぉ、なかなか そそりますね、これは?
    緊張感を持って、ご覧ください。
    ・・・オナゴの裸も出てきまっせ。( ̄∀ ̄*)アフ

    Kaz.Log

    2009/3/30(月) 午前 1:42

  • 顔アイコン

    この作品レンタルで見かけたことあるような。
    ワンカット撮影なんですか。それはけっこう大変ですね。でも、成功すれば臨場感があるやり方ですよね。
    たまにワンカット長回しを多用している映画ってありますが、全編と云うのはなかなかないですよね。
    ヨーロッパってサッカーアツいですよね。

    [ miskatonic_mgs_b ]

    2009/3/30(月) 午前 3:41

  • すごいNa。。(゜o゜)

    [ - ]

    2009/3/30(月) 午前 8:10

  • アバター

    え〜!なんだか凄そうです!
    ちょっと見てみたいですね。
    いきさつも気になる〜w

    木蓮

    2009/3/30(月) 午前 9:14

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    >miskaさん。レンタルで見かけましたかァ〜〜。(・ω・)bグッ
    そうですね、ワンカット撮影の醍醐味と言うのもありますよね。
    でも全編ワンカットは流石に目が釘付けになりましたよ〜〜。
    ・・・サッカーは、熱すぎ!(/∇\)キャ-!

    Kaz.Log

    2009/3/30(月) 午後 7:05

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    >KIREIさん。ワンカット撮影は「スゴい」の一語ですね。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/3/30(月) 午後 7:06

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    >もくれんさん。見出すとね、カメラの動きで楽しませてくれますよ。
    これはホントにワルツを踊ってるみたいな感じです。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/3/30(月) 午後 7:07

  • 10テイクって、それはすごいですねぇ。
    セリフも間違えられないし、俳優さんも大変なプレッシャーだったでしょうね。
    ストーリー的には、ちゃんと簡潔に完結したのでしょうか。

    にげら

    2009/3/30(月) 午後 7:18

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    >にげらさん。85分を10テイクですもんね〜。
    役者の緊張感はマックスでしょ〜。(・ω・)bグッ
    完結・・・とまでは行かないけど、話はまとめて終わってます。

    Kaz.Log

    2009/3/30(月) 午後 7:27

  • 顔アイコン

    カットなし

    すご〜い、これは、要チェックだ!

    る〜

    2009/3/30(月) 午後 10:14

  • 顔アイコン

    >る〜さん。おぉ、これはぜひご覧くだされ!(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/3/30(月) 午後 11:39

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    85分のワンカットってすっごいなぁ〜そんなのは見たことない。。
    NG出したらすっごいプレッシャーですよね!!
    それで1つの物語を作れるのも凄い!
    これは要チェックですね〜〜

    SHIGE

    2009/3/31(火) 午後 0:09

  • 凄い作品ですね!!ごっつい緊張感がありそうですね☆
    しかも、色んな賞を〜!!
    これは、気になりますね〜♪

    ゴルバチョフ剛

    2009/3/31(火) 午後 6:15

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    >SHIGEさん。そうですよね、演じる俳優にとっちゃ、かなりのプレッシャーですよねぇ。
    ぜひ機会があればご覧ください!(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/3/31(火) 午後 7:13

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    >ブーキーさん。観てても緊張感が伝わって来ますよ。
    でも、それを感じさせない演技も良いです。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/3/31(火) 午後 7:13

  • ワンカットってどんな感じなんだろう?と思ったら
    意外とフツーでビックリしました。
    フツーに仕上げるって凄いことなんでしょうね。
    そっか〜ワルツってカメラワークのことだったのですね。
    お話もなかなか興味深い感じでしたしね。

    みゆぽん

    2009/6/26(金) 午後 7:43

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    >miyuぽん。そそ、わりと普通に見れたでしょ。
    でもあの技術は凄いよな〜〜。
    話もちょっと興味深いしね。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2009/6/26(金) 午後 11:33

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