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【ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男】 The Hoax 2006

監督:ラッセ・ハルストレム   原作:クリフォード・アーヴィング  脚本:ウィリアム・ウィーラー
出演:リチャード・ギア / アルフレッド・モリナ / マーシャ・ゲイ・ハーデン / ホープ・デイヴィス
    ジュリー・デルピー / スタンリー・トゥッチ / イーライ・ウォラック / デヴィッド・アーロン・ベイカー 他


アメリカでは2007年に公開だったラッセ・ハルストレム監督の一作。
同監督作の 『HACHI 約束の犬』 ('08) より前の作品となりますが、主演は同じくリチャ−ド・ギア

あのハワード・ヒューズの自伝を捏造しちゃい、TIME誌などの有名出版社を自由手玉に取った詐欺師 (本職は作家だったんでしょう) のクリフォード・アーヴィングの回顧録を基に映画化した作品なんですね。

そのクリフォード・アーヴィングを演じるのがリチャード・ギア
アーヴィングの友人で捏造の共犯者ディックを演じるのが、これまたハマッたアルフレッド・モリナ
アーヴィングの妻エディスを演じるのがマーシャ・ゲイ・ハーデン

リチャード・ギアもマーシャも見事な若返りを見せてます。(笑)


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_55096177_7?1305002677


原題の 【HAOX】 とは、でっちあげとか悪ふざけと言う意味があるそうで・・・。

時代は1971年。

売れない作家のクリフォード・アーヴィングは出版社へのハッタリで、あの大富豪ハワード・ヒューズから自伝執筆を依頼され契約を取り付けたとカマシます。 タダでさえ謎に満ちた伝説の大富豪の自伝となれば、もうメディアや出版社が血眼になるのは当たり前。

それを逆手にとって口八丁手八丁で手玉にとって行くアーヴィングの詐欺師ぶりは痛快とも言えますねぇ。

ハワード・ヒューズに関する資料を得るためペンタゴンに進入して書類を盗み出すところなんぞ、そんな手に汗握るシーンがこの映画には満載なんですよね。

映画の冒頭には、ヘリコプターに乗ったハワード・ヒューズが「まさかの登場!?」 ってな具合で。

ラッセ監督らしいユーモアが全編に漂ってますが、こちらはシニカルでブラックなユーモア。
そこに、綱渡りとも言えるアーヴィングの騙しの手口がスリリングに展開していくんですね〜。

中盤からはH・ヒューズと自分 (アーヴィング) の境界線が曖昧になり、妄想じみた展開を見せて行くんですが、ここが脚本の上手い所だったのではないのかな。

アーヴィング自身が書いた原作の回顧録に、多分に脚色を加え、観る側にもその境界線を判り辛くさせる狙いだったんでしょう。 ヒューズと当時のニクソン政権の "闇の関係" を加味して、あの世紀の大統領の犯罪に繋げるとは、これまた大胆不敵と言うか。(笑)

アーヴィング自身も知らぬ間に陰謀の一端を担ってたと言う展開は、これまた面白い仮説。(笑)

虚構に満ちた詐欺師人生なんだから、映画のストーリーもそうあって然るべき。
個人的にはこういう見せ方は好きな方です。

ホープ・デイヴィスジュリー・デルピーと言う、ナニゲに好きな女優陣も嬉しいしね。
・・・髪の毛を増量したスタンリー・トゥッチも。(笑)

1970年代の時代を細かい所まで再現した美術やメイクもアッパレでございます。

劇中の音楽も、デイヴ・メイスンやジョージ・ハリスンなどの70年代音楽で満喫。
エンドロールで流れる "ニクソンの歌" は聴き逃してはならない一曲ですよ〜。


この映画の主人公クリフォード・アーヴィングは2年半の服役で出所して回顧録を執筆したと言うから、その "転んでもタダでは起きない" 人生哲学を持ってそうですが、最後の最後エンドクレジットの "一言" がそれを象徴しています。

あの "一言" でこの映画の魅力もアップでしたね。(笑)

かなり遅れた公開になっちゃった一作だけど 劇場で観れて良かった一作でした。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_55096177_8?1305002677

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    そそ、あの最後の一言よね〜笑っちゃったわ。
    マーシャ・ゲイ・ハーデンの金髪がキュートだったわ。
    ラッセ監督がこういう作品を作ってたということもうれしかったです。
    簡単な記事ですがTBさせてもらいますね。

    くみょん

    2011/5/11(水) 午前 0:09

  • おー、後半は面白さが増しそうですね。
    書類を盗み出すシーンはハラハラでしたね。
    アルフレッド・モリナがまた巧いよね〜。
    実はだいぶ前に観かけて途中になってたので、後半を楽しみに観ます。

    pu-ko

    2011/5/11(水) 午前 0:35

  • アルフレッドモリナって『ショコラ』で市長さんの人ですよね。
    へ〜ラッセ監督ですけどブラックな展開なんだ〜。こういうタイプのとる方とは思ってなかったわ。スタンリー・トゥッチの増量した髪みてみたい(笑)

    *SHADOW*

    2011/5/11(水) 午前 0:52

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    くみょんさん。
    あの最後のクレジットで大爆笑でしたね〜。(笑)
    あれで余計に面白く感じたモンね。
    そそ、ラッセ監督の幅広さも感じ取れました。
    んん、TBどうも!(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2011/5/11(水) 午前 1:06

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    pu-koさん。
    おぉ、途中まで見てるんですね。(笑)
    そうです〜、後半は妄想もスリリングさもアップしますよ。
    モリナさんも役にはまってましたね。(・ω・)bグッ
    ぜひ最後までご覧くださいな〜!

    Kaz.Log

    2011/5/11(水) 午前 1:07

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    シャドウさん。
    あ、そそ、モリナさんは『ショコラ』のあの人ね。
    『スパイダーマン2』じゃ、タコ男も演じてましたな〜。
    ブラックだけど、やっぱコメディと言っていいぐらいのユーモアはありますよ、これ。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2011/5/11(水) 午前 1:09

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    んん〜〜、めっちゃ面白そうぢゃないすか!
    週末は『ブラック・スワン』をやめて、こっちにしようかな〜〜。
    なんとも厚みのありそうな話で、んでもってハルストレムなんですね〜。
    んん、ジュリー・デルピーも含めて、興味シンシンですっ!

    サムソン

    2011/5/11(水) 午前 1:09

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    サムソンさん。
    そそ、結構面白い作品ですがな、これ。
    いやいや〜、『ブラック・スワン』もイッちゃってよ〜。
    でも、これ公開館が少ないから。観るならお早めに〜〜!
    ジュリーさん、少し脱いでますぜ。(`Д´;)ハァハァ

    Kaz.Log

    2011/5/11(水) 午前 1:16

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    ラッセ監督はリチャ−ド・ギアがお気にいりなのかな?
    キャストも良いところでまとまっていますよね。
    しかし、渋谷でも映画鑑賞とはさすがKaz.さん。
    こう云う映画が作られるところがハリウッドの面白いところですよね。

    [ miskatonic_mgs_b ]

    2011/5/11(水) 午前 2:36

  • へ〜HACHI〜の前なんだ〜
    どうりで若い〜若返ってる〜(笑)
    ラッセ監督だしね〜
    見なくちゃd(ゝω・●)

    [ 翔syow ]

    2011/5/11(水) 午前 8:40

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    おお〜この記事楽しみにしてたんですよね。
    大阪では心斎橋でやるんですがこのGWに行ってたもんで作品の予告編は何度も観たんですよね。しかし・・たった5年なのに皆さんやたら若いな〜って思いました。
    あ〜2年半出てこられてるんですね〜それからの回顧録って・・凄いな^^
    はやくギア&モリナコンビに会いたいわ〜ww

    SHIGE

    2011/5/11(水) 午後 0:50

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    あ、これ実は観ていましたw
    「実際の話」と「でっちあげた話」の境界が良く分かってなかったので、リチャード・ギアの怪演ばかりが記憶に残っちゃってますけど。
    ニクソン政権との "闇の関係" とかは当時の出来事に通じてないと分かりにくいところですね。
    ん〜また、観たくなってきました。

    megmynおまけ

    2011/5/11(水) 午後 3:03

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    miskaさん。
    ラッセ監督とギアは、この作品で意気投合したんでしょうね。(笑)
    キャストもハマッて他と思いますよ、これ。
    あ、そそ、だってこの映画、このときは渋谷でしか上映してなかったし。(´▽`*)アハハ

    Kaz.Log

    2011/5/11(水) 午後 7:08

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    翔さん。
    「HACHI」の前なんだけど、やっぱ役者だね。(笑)
    ギアより、マーシャさんのほうにビックリするよ、その若さに。(´▽`*)アハハ
    またご覧くださいまし〜〜。

    Kaz.Log

    2011/5/11(水) 午後 7:09

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    SHIGEさん。
    おぉ、あのシアターで公開なんですね。
    そそ、特にマーシャ・ゲイ・ハーデンなんか金髪で、めっちゃ若返ってるよ〜。(笑)
    「ローラーガールズ〜」のお母さん役とは大違い。(´▽`*)アハハ
    タダでは起きない男です、このアーヴィング氏は。
    観に行きますか〜〜!(σ・ω・)σ

    Kaz.Log

    2011/5/11(水) 午後 7:12

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    おまけさん。
    おぉ、観てますかっ。
    あはは、ギアの怪演ね。 そうかもしれないね、これは。(笑)
    そそ、ウォーターゲート事件やヒューズ氏との関わりを知ってれば、もっと面白く見れるでしょうね。

    Kaz.Log

    2011/5/11(水) 午後 7:14

  • んーこれつぶやいてらっしゃいましたよね〜!
    気になりますがどうかなぁ♪
    これと「HACHI」が同じコンビだってのがなんとも不思議な感じがしますが、
    実際見るとどうなんだろうw

    みゆぽん

    2011/5/11(水) 午後 9:21

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    みゆぽん。
    そそ、ツイートしてたやろ。
    どうかな〜? これは女性向ではないかもしれないね、題材が。
    でもラッセ監督だから、じゅうぶん仕上がりはグッドなんだけどね。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2011/5/11(水) 午後 11:36

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