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ブラック・スワン

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【ブラック・スワン】 BLACK SWAN 2010

監督:ダーレン・アロノフスキー  原案:アンドレス・ハインツ  製作:マイク・メダヴォイ 他
脚本:マーク・ヘイマン / アンドレス・ハインツ / ジョン・マクラフリン  振付:バンジャマン・ミルピエ
出演:ナタリー・ポートマン / ヴァンサン・カッセル / ミラ・クニス / バーバラ・ハーシー / ウィノナ・ライダー

2010 インディペンデント・スピリット賞:作品賞、監督賞、主演女優賞、撮影賞
2010 ゴールデン・グローブ 主演女優賞 (ドラマ部門)
2010 ヴェネチア国際映画祭 マルチェロ・マストロヤンニ賞 (新人俳優賞・ミラ・クニス)
2010 アカデミー賞 主演女優賞
   他 

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_55096177_19?1305268882


デビュー作の 『π』 から始まり、『レクイエム・フォー・ドリーム』、そして前作の 『レスラー』。
監督のダーレン・アロノフスキーの才能がほとばしる過程はかなり鮮烈で驚愕の一言でございます。

この作品のテーマ性や内容、そして監督の演出に従うように、バレリーナのニナを演じる主演のナタリー・ポートマンの技量が強烈な個性を伴って披露された一作でありました。

元バレリーナの母エリカ (バーバラ・ハーシー) と共に、人生のすべてをバレエに注ぎ込むように生きているニナ。
内気で小心な彼女に巡ってきた「白鳥の湖」のプリマドンナを演じるチャンス。

そんなある日、新人ダンサーのリリー (ミラ・クニス) の出現により、ニナは自分の心の闇に飲み込まれて行くようになります。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_55096177_22?1305268882


ナタリー・ポートマンは幼少の頃から少女時代までバレエ経験があると言う事なので、その点では安心してダンスの演技も観れました。 彼女の吹き替えを演じたダンサーがその大部分を演じたと言う異論を訴えてるようですが、まずそういう事は抜きで鑑賞できますね。

そしてバレエに詳しくない自分のような一般人でも 『白鳥の湖』 は馴染みがあるので、その点でも理屈も抜きで観れますし。 薀蓄垂れる必要が無い映画って、ホント楽しんで観れます。


こちら心理スリラーと言う触れ込みの作品ですが、人が持ってる二面性を露わに暴いたテーマゆえに ホラータッチの作風がぴったりハマッた感じでしょうか。 その上でドラマ性も劇中の演目に合わせ悲劇なので、そういう普遍性が観る側に強烈なインパクトを残す作品でもあります。


バレエ団のフランス人舞台監督ルロイ (ヴァンサン・カッセル) が引き出そうとしてるのは、ニナの官能性と大胆不敵さ。 「白鳥だけを演じるのなら、迷わず君を選ぶ」、黒鳥を演じる技量が欠けてるニナは不安と焦りで自分を見失いかけます。

新たに入団してきたリリーが持つ "魔性" がニナには無い。
ニナからそれを引き出すのは "性の衝動" だとルロイがハッパをかけます。

個人的にはこのあたりも面白いところでした。
自分の中に潜む "魔性 = エネルギー" を開花させるのも、やっぱり性的なスイッチが必要なんですよね。

そして母親エリカのイビツな愛情に阻まれ、本来の自分を解き放つ事を迷うニナ。

フロイトあたりの心理学に精通してる方なら、"人間の行動は全て性的なモノ" と言う学説が信憑性を帯びて興味津々なところでしょうか。 でも本作の "性衝動" のシーンは同性が対象になってるところが面白い。

レズシーンや自慰シーン、やっぱりR-15な映画だけあります。(笑)


バレエと言う身体芸術を題材にしているように、この映画では五感を刺激する作りが際立っておりました。

アブないぐらい イヤらしくニナの身体を這う指先の触覚感。
不安を抱えながら必死に踊り、その荒い息遣いから漂い立つようなニナ (ナタリー) の匂い。
ある意味、最強のフェロモン映画とも言えそう。

そしてアレンジを替えつつ、全編に流れ続ける「白鳥の湖」 の音色。
クローズアップで迫り、ダンスするように舞うカメラワークの視覚。

これらが遇い合わさって、何とも言えない悪夢のドラマへと変貌を遂げてるかのようです。


しかし個人的には、「これは要らんやろ〜」って言う箇所もあった。
完璧な名作でも、どこかしらイチャモン付けたくなる箇所があるもんね。

CGを多用してる映画なだけに、そのCGを使ったシーンなんですが。
あのシーンは 『スプライス』 のドレンちゃんを思い起こしちゃいましたよ。(笑)

しかし、そんなイチャモン以上に凄い感性で迫ってくるヒートな作品でした。
絶対劇場で観るべき作品ですね、これは。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_55096177_23?1305269887


ダーレン監督の次回作は、ウィノナ・ライダー版 『レスラー』 で彼女の復帰作を撮るべきですよね。(笑)

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    書こう書こうとなかなか感想がかけないでいます。

    出直してきま〜す

    る〜

    2011/5/15(日) 午後 1:13

  • 五感を刺激する作りですか〜。
    ナタリーの渾身の演技もとっても興味あります。
    これも観たいんだよー!
    ぎゃはは、次回作はそれっすか?∵ゞ(≧ε≦o)ぷっ

    じゅり

    2011/5/15(日) 午後 5:06

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    翔さん。
    あはは、催促したみたいで申し訳ない。(笑)
    んん、TBどうも!

    Kaz.Log

    2011/5/15(日) 午後 7:02

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    る〜さん。
    早く書けばイイぢゃん!(笑)
    あ、またの戻りを待っております。(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2011/5/15(日) 午後 7:03

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    じゅりさん。
    う〜ん、かなりインパクトありますね、感性に。
    これは劇場で観ておいたほうがいいよ〜。
    あ、そそ、ウィノナちゃんにお詫びの意味で次回作は、それです。(´▽`*)アハハ

    Kaz.Log

    2011/5/15(日) 午後 7:04

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    さすがKaz.さん、言いたいことを完結にまとめてくださってますね〜感想は同感でした。(^^ゞ
    「レスラー」もとてもインパクトが強く、一度しか観ていないのに強烈な印象を残してくれた映画でしたが、こちらもそれに匹敵する凄さがありました。
    「白鳥の湖」は大好きなバレエだけど、それを題材にこのような心理スリラーが作られるとはある意味感動かも(笑)。
    ナタリーは本当に頑張りましたね〜
    私もウィノナの再起物語、観たいです。(^^ゞ
    TBさせてくださいね。

    choro

    2011/5/15(日) 午後 10:56

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    Choroさん。
    いやいや、思いつくまま書いてるだけですから、いつも。(笑)
    感性に訴えてくる作品でしたね、これは。
    バシバシ、ビシビシと。(笑)
    TBどうもです!

    Kaz.Log

    2011/5/15(日) 午後 11:30

  • アバター

    本当に久々の強烈なドキドキ感でした(;・∀・)
    プレッシャーに関しては多かれ少なかれ誰しもが共感し得るもんね〜
    でも、ママとの関係が、特にフランは胸が痛かったなぁ・・・
    オ○ニーしようとして、ママが座ってた日にゃぁね〜ちょっと、旦那 (/・。\)
    遅くなっちゃったけどTBさせてね(o^−^o)

    フラン

    2011/5/16(月) 午後 2:42

  • ウィノナ・ライダー版『レスラー』・・・
    うわ〜ん!最後の一行で涙が・・・(笑)
    そうですよ!是非ともウィノナ主演の映画を撮っていただきたい!
    さすがKazさん!よく分かっていらっしゃる!泣かせてくれるぜ〜い!w
    あはは、ドレンちゃんシーンありましたよね(笑)
    これって観た人によって、現実と妄想の境目が違うような気がするんですよね。
    だから色んな人と話し合いたくなります〜^^
    んん、TBさせてくださいまし〜♪

    映画大好き人間

    2011/5/16(月) 午後 4:38

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    フラン嬢。
    おぉ、やっぱりオ○ニーぐらいは一人で楽しみたいモンね。(笑)
    いやいや、母娘の関係も機軸だったけど、これはインパクトあるスリラーだったね。
    んん、TBどうも!(・ω・)bグッ

    Kaz.Log

    2011/5/16(月) 午後 7:02

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    映画っち。
    やっぱダーレン監督には撮って欲しいよね、ウィノナ映画を。(笑)
    現実と妄想の混在も、これまた絶妙でございました。
    おぉ、泣かせちまったか。(σ・ω・)σ
    んん、TBまいど!

    Kaz.Log

    2011/5/16(月) 午後 7:04

  • 見事に「レオンに出ていたコ」のイメージを払拭した作品となりましたね。迫力ある自分自身との戦いでもありました。TBさせてくださいね〜。

    [ - ]

    2011/5/17(火) 午前 0:34

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    SHIMAさん。
    ナタリーが演技派なのは充分承知ですけどね。(・ω・)bグッ
    見応えありました。TBどうも!

    Kaz.Log

    2011/5/17(火) 午前 0:47

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    バレエは小さなころからプリマになるような人は本当に全てを犠牲にしないとダメな芸術ですから、こう云う脅迫的なプレッシャーやありえますよね。
    この映画は、精神的な映画で、バレエがあくまで題材にしか過ぎない感じで、それがこの監督らしかったです。
    いやいや、ウィノナちゃんきれいでしたよ。
    最後まで見るとなかなか面白い作品でした。
    TBさせてくださいね。

    [ miskatonic_mgs_b ]

    2011/5/17(火) 午前 7:56

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    miskaさん。
    ウィノナさん、綺麗だけにもっと出て欲しかったですよね。
    最後はホラーチックな出演になってましたが。(笑)
    んん、TBどうもです!

    Kaz.Log

    2011/5/17(火) 午後 6:54

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    ポートマン渾身の演技でございましたわ。母子関係が重きを成しているように思えました。「ピアニスト」とかも思い出したりして。
    私は、ヴァンサン・カッセルの身体能力の高さも好き!出番が多くて大満足。
    TBお願いします。

    オネム

    2011/5/18(水) 午後 2:20

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    オネムさん。
    母と娘の関係が機軸ですよね。
    あ、ヴァンサン・カッセルのファンやったんや!
    それは満足できた事でしょう。(・ω・)bグッ
    TBどうも!

    Kaz.Log

    2011/5/18(水) 午後 6:59

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    凄いの一言でした!
    迫力も、演技も全てに圧倒されたという感じです。
    これは今年通して記憶に残る作品になるな〜。
    TBがなぜだかできないので、またトライします!

    かず

    2011/7/31(日) 午前 10:59

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    いやぁ〜、ほんと、匂い立つような映画でございましたね、これ。
    ナタリーの華奢な身体。 彼女の股間に下を這わせる、ミラ・クニス・・。
    んもう、最高っす。 ぺろぺろぺろっ。 (?)
    んん、TB、しまっすね!

    サムソン

    2011/10/30(日) 午前 0:02

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    サムソンさん。
    おぉ、ヘンタイコメントありがとうございます。(σ・∀・)σ
    んん、やはり匂いましたか。
    いや〜、もうヤラれてしまいますね、この映画は。
    ん、TBどうも!

    Kaz.Log

    2011/10/30(日) 午後 6:47

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