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この映画は「レッズ」。1981年製作、主演、監督、製作、脚本をウォーレン・ビーティが担当。
1917年のロシア革命に立ち合い、歴史的なルポタージュ『世界をゆるがした十日間』を著したジョン・リードの生涯を描いた作品です。 共演にダイアン・キートン、ジャック・ニコルソン、他。作品はこの年のオスカー助演女優賞、監督賞、撮影賞を獲得した現代史のヒューマンドラマです。 今回は映画紹介がメインではなく、自分勝手なひとり言です。まぁ映画ブログではこういう事を言うのも何だから、たまにしか書きませんが、ちょっとだけ・・・。 いまさらですが、少し20世紀を振り返ってみました。 経済、科学、医学もろもろ、それまでの世紀には類を見ない飛躍を遂げ発展をした世紀でした。 それと同時に「戦争の世紀」と言っていいほど争いが絶えなかった世紀だとも言えるでしょう。 そういう世紀の重要な出来事のひとつに「共産主義の台頭と衰退」が上げられると思います。 20世紀初頭、時のロマノフ王朝の絶対専制主義下のロシアにおいて、マルクス主義を掲げたボリシェヴィキ指導者ウラジーミル・レーニンによる革命によって誕生した共産主義国ソビエト連邦。 その勢いは第二次大戦後には東欧を飲み込み、資本主義社会であるアメリカ陣営と対立する「冷戦構造」を作り出しました。そして世界を西と東に分断し、正面衝突はしないかわりに代理戦争(ベトナム戦争など)によって、多くの犠牲者、多くの悲劇を作り出します。 その後の1985年、ミハエル・ゴルバチョフの書記長就任を機に西と東は急接近、事実上ソビエトが白旗を上げた状態で冷戦は終結。1989年、『ベルリンの壁の崩壊』で東欧諸国は一気に民主化へ動き出し、1991年には、ついにソビエト連邦が崩壊、終わりを告げたのです。 その共産主義の誕生から衰退まで、80年近くの長きに渡って世界を席巻した20世紀のモンスターと言えるイデオロギーは、その壮大な実験を失敗に終わらせる結果になりました。 マルクスが「資本論」を著した19世紀末期においては、そのイデオロギーも有効だったと思います。 しかし、それを現代の世界に当てはめる事は到底無理。ソビエト連邦崩壊で、そのイデオロギーも崩壊した訳ですよね。 そういう現在において、いまだ残る共産主義国家(独裁国家)。 冷戦終結によって顕著になった民族主義による紛争。原理主義によるテロリズムの脅威。 ・・・まだまだ世界は争いを止めようとしませんね。
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