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監督・製作に『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ。出演にデンゼル・ワシントンメリル・ストリープジョン・ヴォイトブルーノ・ガンツジェフリー・ライトほかで作られた社会派サスペンス。
62年に映画化されたリチャード・コンドンの原作小説『影なき狙撃者』を現代風にリメイクした映画です。

脳にチップを埋め込まれ、洗脳された副大統領候補をホワイトハウスに送り込み、支配を目論む巨大企業と、その陰謀に気づき真相の究明に乗り出す軍人の男のスリリングな攻防を描いた一作です。
2004年の製作。


いつもこの手の映画を観て思うのは、「アメリカだったらやりかねないなぁ」 と言った感想を耳にすることです。
この映画では、脳にチップを埋め込んで人の意思を自由に操ろうとするハイテク手段。いわばこれも "マインド・コントロール" です。

日本では、あのオウム真理教の一件から盛んに使われだした言葉ですが、自分がこの言葉を聞いていつも思い出すのが、ボビーこと、ロバート・ケネディ暗殺の事件です。

1968年6月、大統領候補に立候補したボビーは、カリフォルニアでの予備選に勝利した直後、ロサンゼルスのアンバサダーホテルで銃撃を受け、翌日死亡
暗殺犯のサーハン・べシャラ・サーハンは犯行当時、何らかの催眠術を施されたと言われてました。
しかし何故か、ロサンゼルス警察は2000枚以上の証拠写真等を早々に焼却廃棄するなどしていたため、真実は藪の中になりました。

妥協を許さない性格から、兄のジョン・F・ケネディ同様、ボビーには敵が大勢いた事も事実。
ジミー・ホッファなどに代表される敵対する大労働組合、そしてマフィア。 ベトナム戦争撤退を表明したボビーは、ベトナムで利益を上げたい "ミリタリー・インダストリアル・コンプレックス (軍産複合体)" からも睨まれていました。(兄のJ・F・Kも同様)
そして、その利益を代表する政治家たち。 無論、CIAなどの政府機関も。

兄の暗殺事件も今では誰もリー・ハーヴェイ・オズワルドが犯人だなんて思ってないでしょう。
あの事件の黒幕は、上記の軍産複合体政治家が寄り集まった中心メンバー、実行犯はCIAとマフィアの連中が行なった暗殺だと自分は思っています。
そしてその暗殺の意味を理解したリンドン・ジョンソン(時の副大統領)は大統領就任後、ベトナムへの介入を促進する事になった訳です。

そのベトナム戦争からの撤退を表明したボビーが大統領選に出馬する・・・兄の暗殺事件の関係者たちは、国民のケネディ一族のエース、ボビーに対する期待の大きさに脅威と悪夢を感じ抹殺に動いた・・・そう考えるのが妥当な線だと思います。

その暗殺方法が、先のマインド・コントロールだとしても、なんら不思議はないところでしょう。
オズワルドの時のように、その場で口封じをする必要がないわけですから、こんな理想的な暗殺方法は他にないと思います。 実行した本人は何の記憶もない訳ですから。

個人的に、ロナルド・レーガンの暗殺未遂事件の犯人、ジョン・ヒンクリーも、このマインド・コントロールを受けていたようだと、自分は思っています。(1981年3月30日、ワシントンD.C.のヒルトン・ホテルを退出しようとした際に、ジョン・ヒンクリーによって銃撃。大統領は胸に兆弾を受けたとされるが一命をとりとめる)

この事件も裏があるようなんですが、またの機会に書けたらと思っています。

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